全国高等学校野球選手権西東京大会明治神宮野球場
競技野球
大会形式トーナメント
開始年1974年
主催東京都高等学校野球連盟
朝日新聞社
会場明治神宮野球場
府中市民球場
多摩市一本杉公園野球場
八王子市民球場
昭島市民球場
市営立川球場
全国高等学校野球選手権西東京大会(ぜんこくこうとうがっこうやきゅうせんしゅけんにしとうきょうたいかい)は、東京都で開催されている全国高等学校野球選手権大会の地方大会である。 東京大会では毎年東西に分かれて開催されており、西東京大会は多摩地域と世田谷区[注釈 1]、練馬区、杉並区に所在する東京都の学校が参加する。東西分割される以前の東京大会については全国高等学校野球選手権東京大会を参照。
概要
組み合わせ抽選の際は原則として、春季東京都大会(東西関係なく対戦)のベスト16以上進出校がシード校(勝ち上がりによってシード順を決める)となり、残りの参加校は抽選により振り分けられる。このため、毎年シード校の数は変わる。
開会式は毎年14:30から、東西合同で明治神宮野球場で行われる。開会式の演奏は東京消防庁音楽隊。
準決勝と決勝で球速を表示している。
優勝校には優勝旗、準優勝校には優勝杯が贈られる。翌年の大会の返還時は盾が贈られる。
東京都高野連では2012年まで都立校は校名の頭に「都」をつけて表記し[1]、大会を主催する朝日新聞の地方版での表記もこれに倣っていたが、2013年より「他の地域では『県』などが頭につかない」という理由から一部の学校を除き「都」を外した。これ以前より都立校が出場した際の甲子園大会のスコアボードやテレビ中継、朝日新聞全国版に掲載される地方大会の試合結果では「都」なしの表記であった。なお組み合わせ抽選の際に用いられる校名ボードは引き続き「都」つき表記のものを使用している。
2014年まで勝利校の校歌斉唱は行われていなかったが、2015年より準決勝と決勝のみ2016年は準々決勝以降で勝利校の校歌斉唱が行われるようになった(東東京大会も同様)。
入場料は大人800円(2015年から)、学生500円、中学生200円(2012年から)東東京大会も同一。太鼓による応援は禁止されており、明大では鳴り物応援も禁止、2011年からの一時期は立川でも鳴り物応援が禁止されていた。スコアボードに選手名が表示されるのはベスト16(5回戦・2012年は4回戦)以降、(2011年までは準々決勝以降・それ以前の試合は表示スペースのある球場でも守備位置の数字のみ[注釈 2])。決勝以外でも1球場1試合の日程が組まれている事が多い。
沿革
1923年 - 東京大会に独立。
1946年 - 東京都中等学校野球連盟を結成。
1974年 - 東西大会に分割される。当時の参加校数は東西合わせて174校。西東京はそのうち82校だった。
1996年 - 世田谷区所在の加盟校(国士舘、駒大高など)が、東西参加校数の是正に伴い東東京大会へ移動した。
2013年 - 多摩地区に隣接する世田谷区の加盟校を西東京地区に、隣接していない中野区の加盟校を東東京地区に再編。東東京が140校、西東京が133校となる[2]。
2021年 - 主会場の神宮球場が当年に延期される2020年東京オリンピック・パラリンピック期間中に資材置場など設置により使用不可のため、準決勝・決勝が東京ドームで開催された。
使用球場
東東京・西東京で使用する球場
明治神宮野球場
神宮球場(2021年に使用された東京ドームも含む)の所在地は東東京地域にあるため、記念大会で分割される府県が増える場合を除き、西東京大会は決勝戦が地域外の球場で行われる唯一の地方大会である。しかし2023年に北北海道大会において、決勝戦で地域外の南北海道地域にあるエスコンフィールドHOKKAIDOで開催されることになったため、開催となれば唯一の例でなくなる。(東東京大会と西東京大会は準々決勝・準決勝・決勝は神宮球場で行うため、日程が交互に組まれる場合もある)
西東京で使用する球場
府中市民球場
多摩市一本杉公園野球場
八王子市民球場(スリーボンドスタジアム八王子)
昭島市民球場(S&D 昭島スタジアム)※
市営立川球場
八王子市上柚木公園野球場(スリーボンドベースボールパーク上柚木)(2005年 - )
町田市小野路球場(2012年 - )
過去に使用されていた球場
福生市営福生野球場
あきる野市民球場(2004年 - 2011年に使用)