全国高等学校野球選手権福岡大会
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全国高等学校野球選手権福岡大会2021年の決勝が行われた久留米市野球場
競技野球
大会形式トーナメント
開始年1948年
主催福岡県高等学校野球連盟
朝日新聞社
会場記事を参照
開催期間7月
参加チーム135(2023年)
前回優勝九州国際大付(2023年)
公式サイト
福岡県高等学校野球連盟
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全国高等学校野球選手権福岡大会(ぜんこくこうとうがっこうやきゅうせんしゅけんふくおかたいかい)は、福岡県で開催されている全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)の地方大会。第1回大会から第10回大会は九州大会、第11回大会から第29回大会は北九州大会に参加していた。
概要

福岡県は最北端と最南端、および最東端と最西端で100km以上の距離があるため、県内を「北部」(北九州地方・筑豊地方。県立高校の第1 - 3及び4学区の東部と11 - 13学区)と「南部」(福岡地方・筑後地方。同4学区西部と5 - 10学区)とに分け、南北の代表校を決定する。そしてこれらの代表校によって県大会を行い、代表を争うシステムが採られている。

2008年以前は、北部南部とも各8校、計16校が県大会に進出するシステムで、北部南部の大会は4回戦まで、県大会は全校5回戦からとなっていたが、特に昭和末期以降、北部と南部の参加校数の差が拡大した(福岡都市圏を抱える南部の方が多い)ため、北部予選では組み合わせ上3回戦から登場し2勝で県大会に出場できるチームがある一方、南部予選では1回戦から4勝しなければ県大会に出場できないチームもあり、不公平であることが問題とされていた。そのため、北部の県大会出場校は8校と維持したまま、南部の県大会出場校を増やす事で不公平を解消することとなり、2009年の第91回大会から、北8校南11校の計19校が県大会に進出するよう、北部南部大会の組み合わせを配分するシステムとなった[注 1]。北部南部の各大会は3回戦までで、県大会の初戦は4回戦(6チーム)または5回戦(13チーム)からとなった。なお、県大会の組み合わせは、全19校が決定してから再抽選により決定されていた、その際、北部・南部の分けは行われなかったため、県大会初戦の対戦相手が北部代表または南部代表同士となるケースもあった[注 2]

2013年の第95回大会から、宗像市福津市古賀市糟屋郡の10校が北部に移設され、北部65校、南部70校となった。それを南部北部それぞれAからHの8つのパートに分け、それぞれのパートのトップが県大会進出となっている。また、最初の抽選の段階ですべての組み合わせが決められ、なおかつ県大会の初戦で北部Aパートのトップ対南部Aパートのトップ、というように、北部のAからHパートのトップと南部のAからHパートのトップがそれぞれ対戦する形となっているため、県大会の初戦で北部同士・南部同士が対戦することはなくなった。

2008年の第90回記念大会では132校が予選に参加したが、通常1代表のみの6府県が2代表となり、府県予選が分割されたため、東東京の144校に次ぐ全国2位の出場校数となった。
記念大会の区分け
第100回記念大会(2018年)

第100回記念大会(2018年)では九州・沖縄地区の県では初めて2校に増枠となり、北福岡と南福岡に区分けされた[1]。区分けについては以下の通り(2018年時点で高等学校のない市町村、および2018年大会に参加していない高等学校のみの市町村については省略)。

北福岡:北九州市中間市行橋市豊前市直方市飯塚市田川市宮若市嘉麻市宗像市古賀市福津市糟屋郡宇美町須恵町新宮町粕屋町)、嘉穂郡桂川町)、田川郡香春町)、遠賀郡遠賀町)、京都郡苅田町みやこ町)、築上郡築上町

南福岡:福岡市筑紫野市春日市大野城市太宰府市糸島市大牟田市柳川市八女市筑後市大川市みやま市久留米市小郡市うきは市朝倉市

使用球場
現在

北部大会

北九州市民球場(2年に1回、県大会でも使用)

北九州市立桃園球場

北九州市立的場池球場

中間市営球場

県営筑豊緑地野球場(2014年は県大会でも使用)

光陵グリーンスタジアム(2013年 - )

南部大会

県営春日公園野球場(2003年・2009年は県大会でも使用)

桧原公園野球場

小郡市野球場(2005年・2011年・2015年・2017年は県大会でも使用)

久留米市野球場(2007年から2年に1回、県大会でも使用。但し2009年を除く)

大牟田市延命球場(2001年まで県大会でも使用)

2010年まで県大会は1つの球場で行ってきたが、2011年は久留米(16試合)と小郡(3試合)、2014年は北九州市民球場(7試合)と筑豊(8試合)で開催された。
過去

北九州市立大谷球場(2011年まで)

福岡ドーム(2007年 - 2009年、2012年)

2018年も福岡ドームで南・北福岡大会の開会式と両大会の開幕戦を行う予定だったが、平成30年7月豪雨の影響を受け中止した[2]
大会結果

年度(大会)校数優勝校決勝スコア準優勝校備考
1948年(
第30回大会)48小倉1 - 0伝習館延長11回
1949年(第31回大会)52小倉北5 - 2八幡
1950年(第32回大会)74小倉7 - 3三池
1951年(第33回大会)79小倉7 - 0伝習館
1952年(第34回大会三池12 - 4伝習館
1953年(第35回大会東筑2 - 1戸畑
1954年(第36回大会)小倉10 - 2嘉穂東
1955年(第37回大会)小倉4 - 1門司東
1956年(第38回大会)小倉5 - 2戸畑
1957年(第39回大会戸畑10 - 4修猷館
1958年(第40回大会八女5 - 3小倉
1959年(第41回大会)戸畑5 - 0東筑
1960年(第42回大会)戸畑4 - 3柳川商
1961年(第43回大会)戸畑3 - 1小倉
1962年(第44回大会久留米商8 - 0小倉工


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