全国高等学校野球選手権神奈川大会
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全国高等学校野球選手権神奈川大会横浜スタジアム(第91回大会)
競技野球
大会形式トーナメント
開始年1948年
主催神奈川県高等学校野球連盟
朝日新聞社
会場横浜スタジアム
神奈川県立保土ケ谷公園硬式野球場
平塚球場
相模原市立相模原球場
横須賀スタジアム
大和スタジアム
伊勢原球場
藤沢市八部野球場
秦野市カルチャーパーク野球場
上府中公園小田原球場
俣野公園野球場
開催期間7月
参加チーム167(2023年)
前回優勝慶應義塾(2023年)
最多優勝横浜
公式サイト
神奈川県高等学校野球連盟
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全国高等学校野球選手権神奈川大会(ぜんこくこうとうがっこうやきゅうせんしゅけんかながわたいかい)は、神奈川県で開催されている全国高等学校野球選手権大会の地方大会。
沿革

神奈川県勢は1916年第2回大会から地方予選に参加。

1947年の第27回大会までは神奈川大会の上位校が2次予選へ進出し、全国大会への出場校を決めていた。2020年は開催予定の第102回全国高等学校野球選手権大会新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により本大会と地方大会が中止となった事に伴う神奈川県独自の代替大会として「令和2年度神奈川県高等学校野球大会」が開催された。

年度参加県
関東大会
1916年(第2回) - 1917年(第3回)茨城・東京・神奈川
京浜大会
1918年(第4回) - 1922年(第8回)東京・神奈川
神静大会
1923年(第9回) - 1930年(第16回)神奈川・静岡
甲神静大会
1931年(第17回) - 1935年(第21回)神奈川・山梨・静岡
南関東大会
1936年(第22回) - 1947年(第29回)埼玉・千葉・神奈川

概要

長年にわたり参加校数が全国最多を誇っていたこの大会は横浜スタジアム保土ヶ谷球場を主会場に、県内12球場で行われる。過去の最多参加校数は2000年の207校。その後は少子化による公立校の統廃合が相次いだために2010年愛知大会の188校に対して神奈川大会の参加校数が2校下回り、全国最激戦区の座を29年ぶりに明け渡した。一方で私立校の共学化や連合チームの出場により2012年 - 2014年は再び全国最多となったが、2015年 - 現在は愛知大会の189校を1校下回った(参加校数はいずれも日本高野連の発表に基づき連合チームを1校としてカウント)。

参加校数に加えて、全国的な強豪校や古豪が多いために激戦区といわれ、首都圏では突出して高校野球人気が高い。ベスト16以降はもちろん、序盤でも好カードになると満員になることがある。

なお、神奈川県の高校野球公式戦では、照明灯が点灯されナイトゲームとなった時のほか、外野スタンドを開放した際にも外審を配置し審判6人制で試合を行うことになっている。なお第104回本大会以降、雨天時続行不可能の場合のみ継続試合が適用されているが、この大会は適用されない。

試合終了後の校歌演奏は勝利校が演奏する。
記念大会における地区割り

一時は全国最多の参加200校越えであったことから、早期より地区分割による2代表制が強く望まれていたが、第80回大会より10年単位の記念大会については代表枠が2校となった[1]当初は単純に東西で分けたが、横浜・川崎地区に強豪校が集中する東西格差が問題視され、戦力均衡上、複雑な南北分割に変更された経緯がある。
第80回大会(1998年)


東神奈川 - 川崎市横浜市

西神奈川 - 川崎市、横浜市以外の全市町村

第90回大会(2008年)・第100回大会(2018年)


北神奈川 - 横浜市(鶴見区神奈川区港北区都筑区青葉区緑区旭区)、川崎市、相模原市厚木市愛甲郡愛川町清川村)、座間市海老名市大和市綾瀬市伊勢原市秦野市

南神奈川 - 横浜市(西区中区保土ケ谷区磯子区金沢区南区港南区戸塚区栄区泉区)、横須賀市三浦市鎌倉市逗子市三浦郡葉山町)、藤沢市茅ヶ崎市高座郡寒川町)、平塚市中郡大磯町二宮町)、小田原市南足柄市足柄上郡中井町大井町松田町山北町開成町)、足柄下郡箱根町真鶴町湯河原町

横浜市瀬谷区は第90回大会は北神奈川、第100回大会は南神奈川に地区割りされている。
使用球場

原則として、1つの球場で一日に2試合ずつ開催される(第1試合は11時開始)。雨天中止となった場合は、一部の球場で翌日の試合を3試合開催(第1試合は9時開始)として順延となった試合を翌日に消化し、極力日程の延期を避けるための工夫がなされる。第1試合と第2試合のインターバルが他都道府県大会と比べて非常に長く、大会序盤では45分程度、準々決勝以降は1時間以上のインターバルがある。

※使用球場に命名権が付いている場合は、正式名称と併記する。
現在

横浜スタジアム(主会場・横浜DeNAベイスターズ本拠地、2021年東京オリンピック野球・ソフトボール会場のため使用せず)

神奈川県立保土ケ谷公園硬式野球場(サーティーフォー保土ヶ谷球場、横浜スタジアムが出来るまでは主会場、1回戦2日目 - 5回戦最終日まで球場内に大会本部を設置、2021年は決勝まで使用)

平塚球場(バッティングパレス相石スタジアムひらつか、横浜DeNAベイスターズ2軍準本拠地・大洋ホエールズ時代2軍本拠地、以前は準々決勝も実施したことがあるが、近年は2024年に実施予定)

相模原市立相模原球場(サーティーフォー相模原球場、2024年には準々決勝で実施予定)

横須賀スタジアム(横浜DeNAベイスターズ2軍本拠地、第80回東神奈川大会では主会場、関東大会では準会場として使用)

大和スタジアム(関東大会でも使用実績あり)

川崎市等々力球場(2016?2020年まで改修のため未使用)

伊勢原球場(いせはらサンシャイン・スタジアム)

藤沢市八部野球場

秦野市カルチャーパーク野球場(中栄信金スタジアム秦野)

上府中公園小田原球場

俣野公園野球場(俣野公園・横浜薬大スタジアム)(2008年より使用)

過去

川崎球場(1993年は雨天中止に伴う日程順延が相次いだ影響で、決勝戦の日に横浜スタジアムを使用出来なくなったため、川崎球場で決勝戦が行われた)

横浜公園平和野球場(1978年、跡地に横浜スタジアムが竣工する)

2021年は準々決勝を保土ヶ谷・平塚・相模原・等々力、準決勝を保土ヶ谷・平塚で分散して行う(全試合10:00開始)。
歴代代表校

年度県勢参加代表校(出場回数)決勝スコア準優勝校全国大会
関東大会
1916年(
第2回大会)2校慶應普通部(東京)13-9早稲田実-
1917年(第3回大会)2校慶應普通部(東京)2-0横浜商-
京浜大会
1918年(第4回大会)3校慶應普通部(東京)4-1横浜商-
1919年(第5回大会)4校慶應普通部(東京)6-4早稲田実-
1920年(第6回大会)4校慶應普通部(東京)9-6横浜商-
1921年(第7回大会)4校慶應普通部(東京)2-0東高師付中-
1922年(第8回大会)2校早稲田実(東京)6-0横浜貿易[2]-
神静大会
1923年(第9回大会)5校横浜商(初出場)8-3静岡中1回戦
1924年(第10回大会)4校静岡中(静岡)12-0神奈川商工-
1925年(第11回大会)7校静岡中(静岡)3-0
14-3横浜商-
1926年(第12回大会)8校静岡中(静岡)12-4
19-1神奈川一中-
1927年(第13回大会)9校静岡中(静岡)8-4
3-2神奈川一中-
1928年(第14回大会)9校神奈川商工(初出場)6-1
5-4静岡中1回戦
1929年(第15回大会)9校静岡中(静岡)7-1
12-4横浜商-
1930年(第16回大会)9校静岡中(静岡)6-0
11-2神奈川商工-
甲神静大会
1931年(第17回大会)12校神奈川商工(3年ぶり2回目)2x-1静岡中2回戦(初戦)
1932年(第18回大会)17校静岡中(静岡)6-0島田商-
1933年(第19回大会)18校横浜商(10年ぶり2回目)4-1浅野中ベスト8
1934年(第20回大会)19校島田商(静岡)18-0静岡商-
1935年(第21回大会)18校甲府中(山梨)5-4神奈川工-
南関東大会
1936年(第22回大会)19校千葉中(千葉)4x-3横浜商-
1937年(第23回大会)19校浅野中(初出場)11-0神奈川商工2回戦
1938年(第24回大会)19校浅野中(2年連続2回目)1x-0関東中ベスト8
1939年(第25回大会)19校千葉商(千葉)4-3関東中-
1940年(第26回大会)21校千葉商(千葉)3-0大宮工-
1941年(第27回大会)19校横浜商(出場なし)5-3神奈川商工(中止)
1946年(第28回大会)27校成田中(千葉)5-4横浜商-
1947年(第29回大会)41校成田中(千葉)7-0川崎中-
神奈川大会
1948年(第30回大会)41校浅野(10年ぶり3回目)[3]3-1逗子開成1回戦
1949年(第31回大会)41校湘南(初出場)3-1神奈川商工優勝
1950年(第32回大会)47校神奈川商工(19年ぶり3回目)1-0希望ヶ丘2回戦
1951年(第33回大会)49校希望ヶ丘(初出場)7-0鶴見1回戦
1952年(第34回大会)49校法政二(初出場)8-0湘南1回戦


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