全国都道府県対抗女子駅伝
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皇后盃全国都道府県対抗女子駅伝競走大会
開催地
京都市
開催時期毎年1月の第2日曜日
種類ロードレース(英語版)
距離42.195km
最高記録2時間14分55秒(神奈川県、2013年)
創立1983年昭和58年)
スポンサー村田機械
受益者日本陸上競技連盟
公式サイトhttps://www.womens-ekiden.jp/
プロジェクト:スポーツテンプレート

皇后盃 全国都道府県対抗女子駅伝競走大会(こうごうはい ぜんこくとどうふけんたいこうじょしえきでんきょうそうたいかい)とは毎年1月の第2日曜日(正月3が日に日曜日が重なった場合は1月の第3日曜日)に京都市で開催される駅伝大会である。略称は全国女子駅伝。日本陸上競技連盟主催。京都新聞NHK共催。
概要

1979年に国内初の女子マラソンである東京国際女子マラソンが始まったが日本勢は振るわず、当時の青木半治日本陸連会長が、帖佐寛章専務理事に、「何か策を考えろ」と命じて1983年に第1回大会が開催された。京都市右京区西京極陸上競技場からスタートし、五条通西大路通北大路通堀川通紫明通烏丸通丸太町通東大路通今出川通白川通宝ヶ池公園の計11の通りを通って左京区国立京都国際会館前を折返し来た道を戻る42.195kmを9人で繋ぐ。アンカーの9区は10kmあり、烏丸・紫明・堀川・北大路・西大路・五条と6つの通りを走りゴール地点の西京極陸上競技場へと向かう。地元京都府チームが過去18回の優勝を果たしている(2023年開催大会終了時点)。

本大会の優勝チーム(県)には京都新聞優勝旗、日本陸連会長杯、NHK杯、文部科学大臣杯、さらに2010年以降皇后盃が賜與される。

日本国内においては、この大会を筆頭にひろしま男子駅伝大阪国際女子マラソン(大阪で開催)および、別府大分毎日マラソン(大分で開催)まで4週連続でロードレースの開催が続いている。また、この大会の出場選手のうち社会人と高校生の選手は、翌週に開催される選抜女子駅伝北九州大会に一般または高校代表として出場する者もいるほか、2009年まではこのレースの翌月に開催される横浜国際女子駅伝にも出場する選手が少なくなかった。第1回から一貫して三菱自動車が車両提供を行っている。[注 2]
出場資格

原則として、選手は「日本陸上競技連盟の登記登録者」かつ「日本国籍を有する女子競技者であること」となっている。また出場チームは原則として、現在登録している陸上競技協会(陸協)の都道府県チームからとなる(概ね下記)。

中学生高校生 : 所属する学校の所在地

大学生 : 「出身高等学校の所在地」「大学所在地」「居住地」の何れか(陸協登録時に選択可)

社会人 : 実業団やクラブ等に加入している場合はその本拠地。個人登録の場合は「本籍地」「居住地」「勤務地」の何れか(陸協登録時に選択可)

ふるさと選手制度

本大会(及びひろしま男子駅伝)独自の特徴的な制度として、郷土色の濃いレースを演出するための『ふるさと選手制度』が導入されている。社会人・学生競技者は、出身高等学校または出身中学校の所在都道府県から当該年の登録にかかわらず特別に出場することができるという制度であり、これにより大学・社会人選手は生まれ育った都道府県からも概ね出場可能となっている。

制定後に何度か適用基準が見直されており、第26回大会(2008年)で各選手の適用回数上限(4回)が撤廃されたほか、選手の出身中学校と出身高等学校の所在都道府県が異なる場合、出身高校所在地からの出場に限定されていたものが、第28回大会(2010年)以降は出身中学校所在地からの出場も選択可能となった。また、現在は適用年齢制限なし、適用区間は各チーム2区間までとなっている。
チーム編成

チームは監督1名、選手13名の構成。ジュニアB選手は3区・8区限定での出場。また残り7区間中、ジュニアA選手が3区間以上を走らなければならない。

ジュニアA選手 : その年の高校1年生から3年生に該当する年齢の選手

ジュニアB選手 : その年の中学2年生または3年生に該当する年齢の選手(即ち、中学1年生は出場不可。かつては『ジュニアB選手』ではなく『中学生』という条件だったため1年生も出場可能で、実際に都大路を走った1年生ランナーもいた。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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