入場券
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この項目では、入場券一般について説明しています。選挙の投票所入場券については「投票所入場券」をご覧ください。
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出典検索?: "入場券" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2014年10月)

入場券(にゅうじょうけん)とは、入場に何らかの制限が加わっている施設や場所へ入るため必要となる券である。

本項では、鉄道駅に入場するための入場券と、鉄道駅以外の各種施設に入場するための入場券をそれぞれ説明する。
鉄道駅以外の入場券

有料施設等における入場券とは、利用入場料金証票、すなわち入場料金を支払ったことを証明する証票のことを言う。なお、無料の施設、催し物などにおいて入場に制限を加える場合においては、発行する整理券の類や招待状などを指す場合もあり、選挙投票所入場券などがある。

一般には劇場映画館コンサートホールスポーツ観戦などのものがあり、日本国内でも、英語のチケット(ticket)と呼ばれることも多い。美術館博物館などに入るための証票は入館券、動物園植物園遊園地などに入るための証票は入園券、茶席などに入るための証票は入室券などの呼称がある。公衆浴場温泉で入浴するための証票は入浴券と呼ばれる。

また、山・寺などに入る場合は入山券と呼ばれる券を購入しないとならない場合がある。この入山券は、山の環境保全やトイレや道の整備などに充てられる[1]

劇場や映画館、競技施設などの入場券は、ミシン目などによって二つの部分にちぎれるようになっているものが多い。こうして出来た券片を半券といい、座席の確認や、施設へ再入場する際に使われるほか、これが領収書代わりともなる。こうした券をもぎ取る行為やそれを行う係の者を「もぎり」という。確実に来場者の入場券から切り取られていることから、スタッフが1枚1枚券片を数えるのが一番正確かつ簡単に来場者数を把握できる方法としてこの入場券の存在は重宝されている[注釈 1][2]

近年では半券をもぎ取る従来式の入場券に代わって、極小ICチップを組み込んだICカードを用いたものも開発され、2005年の「愛・地球博」などから採用された。また、QRコードを使用するものも順次広まっている。これらは、スマートフォンに組み込むことによって、紙の入場券を発行しない場合もある。

入場券においては、複数回入場するための回数券が設定されている場合がある。

イベントの中止や施設の閉鎖が決定した場合は、入場券は払い戻しとなる。
日本の鉄道駅の入場券


マルス端末で発行した入場券硬券入場券軟券入場券

鉄道においては、見送りなど、乗車船以外の目的で駅の改札内に入場する際に発行される。一般には、最低運賃と同額の場合が多い。しかし、最低運賃が異なる複数の会社・路線が同一改札内で利用できる駅(共同使用駅)には低い方の運賃に設定される場合や、各社の異なる料金で発行され、それぞれの収入として扱われながら効力が同一[注釈 2]という例がある。

なお、会社や駅によっては制限時間を設けているところもあり、その旨を説明する目的などから、券売機での発売をせず窓口でのみ入場券を発行する駅も地方の小規模駅を中心に存在する。かつては東急電鉄(旧・東京急行電鉄時代)、名古屋鉄道近畿日本鉄道京阪電気鉄道の全駅では、窓口でのみの発売であった。入場券自体を発売していない事業者(ほとんどの地下鉄西日本鉄道など)もあるが、便宜的に最低運賃の乗車券を入場券として利用させる場合もある[3]。過去に北海道地方では、最低運賃の乗車券と入場券が併記されている兼用の券も存在した。

中間改札口を有する駅で、それぞれの駅を管轄する事業者が異なる場合は、原則としてそれぞれの事業者が発行する入場券が必要である。ただし国鉄時代からの慣例として、新幹線在来線を管轄するJR旅客会社が異なる駅(東京駅など)は、いずれかの事業者が発行する入場券で新幹線・在来線とも入場できる。在来線が第三セクター鉄道に移管された駅では新幹線・在来線それぞれの入場券が必要である[注釈 3]

日本で初めて入場券販売を行ったのは、1897年明治30年)の山陽鉄道(後の山陽本線を敷設した私鉄)であったとされる。また、1926年(大正15年)4月25日には、上野駅東京駅自動券売機による入場券(10銭)の発売が始められた[7]

素材により「硬券入場券」や「軟券入場券」と分けられる。改札の自動化が進んだ現在でも、一部の鉄道事業者では硬券入場券が窓口で販売されている。とりわけ硬券(厚紙を用いた券)によるものは記念品として発行されることが多く、鉄道ファンのみならず旅行客などにも珍重されている。変わった需要としては、年月日が数字並びの時(例:平成12年3月4日)に、特に硬券入場券が記念で多く買われる例がある。一方、新駅開業などで記念入場券も発行されており、切符の一分野でもあることから収集家も存在する。

JRにおいては、みどりの窓口でも入場券を発券している。「軟券」に部類されるが、超耐久感熱紙のため、硬券が廃止された現在でいつでも手に入る入場券としては券売機券よりも保存性に優れており、観光記念に購入する者もいる。ただし、感熱紙のため、いくら耐久性が高いとはいえ、用紙製造メーカーが品質保証しているのは7年間であり、保存状態によってはさらに短くなる。

一部の駅では定期券に類似した「定期入場券」も発行されている。これは表口と裏口を自由に行き来する通路を持たない駅で、頻繁に通り抜けする人を対象に発行されるものである[注釈 4]

駅構内への入場には「乗車船の目的」と「乗車船以外の目的」の二つに分けられる。前者は乗車券類、後者は入場券が必要となる。JRの旅客営業規則第294条には「次の各号に掲げる者が、乗車船以外の目的で乗降場に入場しようとする場合は、入場券を購入し、これを所持しなければならない。(後略)」と規定されている[注釈 5]

したがって、定期乗車券を入場券代わりに使用することはできない。定期乗車券は乗車券の一種であり、乗車券は乗車券類に含まれるため、「乗車船の目的」に限り使用でき、「乗車船以外の目的」(送迎等の入場目的)には使用できないからである。同規則第147条第6項には「乗車券類は、乗車船以外の目的で乗降場に入出する場合には、使用することができない。」という規定があり、他の多くの鉄道事業者においても同様の規定がある。

SuicaなどのICカード式乗車券についてもあくまで乗車券類であることから、原則として入場券代わりに使用することはできない。ただし、JR東日本では2021年3月13日から交通系ICカードを入場券と同等に扱うサービス「タッチでエキナカ」を開始した[8]

入場券に係る料金(入場料金)は、駅構内の秩序や安全に対する対価とされており、異常時の入場制限などへの配慮のため、また、車船内への立入禁止は、出発時のドア付近の混雑や誤乗防止のためとされている。なお古いタイプの券売機では乗車券と入場券の購入ボタンの区別が付きにくく、入場券を乗車券と間違えて購入して目的地までそのまま乗車してしまうケースも見受けられた。 厳密に規定を適用すると入場した駅から改めて運賃相当額を支払う必要がある。

経理面では、乗車券・定期乗車券・入場券のいずれも、鉄道会社の経常収入(売上高)のうちの「鉄道事業営業収益」に当たり、乗車券や定期乗車券は「旅客運輸収入」として、それぞれ「定期外運賃・料金」と「定期運賃・料金」に分類されるが、入場料金は「運輸雑収」のうちの「旅客雑収」として、乗車券払戻手数料金、携帯品一時預り料金、手回品料金等と同じく「旅客に係る諸料金」に分類される[9]


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