この項目では、岡山県倉敷市の児島支所の管轄エリア(旧児島市)について説明しています。
当地にある狭義の児島地域(旧児島町)については「児島地区」をご覧ください。
児島地域
こじま
国 日本
地方中国地方(山陽地方)
都道府県岡山県
自治体倉敷市
旧自治体児島市
面積80.12km²
世帯数29,904世帯
総人口66,326人(登録人口
児島地域(こじま ちいき)は、岡山県倉敷市の行政上の地域区分。同市南東部に位置し、倉敷市役所児島支所の管内にあたる[1]。かつての児島市に相当し、1967年2月1日、倉敷市・玉島市との3市による新設合併で改めて倉敷市となった。
概要児島市街と瀬戸内海
児島は瀬戸内海に面した岡山県最南端(島嶼部を除く)の児島半島西部に位置する面積約80km2、人口約7万5千人の地域である。また、1988年4月10日に完成した瀬戸大橋(本州四国連絡橋のうちの「児島・坂出(香川県)ルート」)の本州側の起点でもある。古くから海運業や製塩業、繊維業が栄え、現在も学生服・ユニフォーム・ジーンズ等を代表とする繊維(アパレル)産業が盛ん。日本産ジーンズ発祥の地としても知られている。[2]
観光面では瀬戸内海国立公園の主要景勝地の一つである鷲羽山や王子が岳、中世からの港町である下津井などを有する。なかでも、鷲羽山は瀬戸大橋と瀬戸内の多島海を眺めることのできる絶景ポイントとして県内有数の観光地となっており、市内の観光客数でも倉敷美観地区に次ぐ。[3]近年ではジーンズの生産工房や鷲羽山、歴史を巡る定期観光バスを走らせるなどして全国にアピールしている。 児島の立地する児島半島は近世初頭の干拓により本州と陸続きとなる以前は島であった。倉敷市内でも自然豊かな地域であり、市内の緑地の大半が、また、数少なくなった砂浜などの自然海岸を有し、地域中央部を占める山から海へ小河川が四方に流れる複雑な地形と景観を見せる。海に囲まれた地形的特徴から大きな河川は発達せず、古くから多くの溜池が作られた。大部分は現在でも維持されており、地域の景観的特徴の一つとなっている。地域を地形的に区分すると、北西側の鴨ヶ辻山系から北東の由加山系を境に大きく二つに分けることができ、北側で児島湾へ向かって東流する郷内川、南側で瀬戸内海(味野湾)へ向かって南北に長い児島丘陵の西側を南流する小田川、同じく東側を南流する下村川といった数キロの小河川沿いに比較的まとまった平野が見られる。
地理