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免田事件
免田 栄(2007年、パリ。写真は第3回死刑廃止世界会議に参加した時のもの)
場所 日本・熊本県人吉市
標的祈祷師一家4人[1]
日付1948年(昭和23年)12月29日
3時ごろ (JST)
概要祈祷師一家が襲われ、現金が盗まれた。免田栄が容疑者として逮捕され、死刑判決を受けるが再審の末無罪となった冤罪事件。
真犯人が検挙されず、公訴時効が完成した未解決事件。
原因
冤罪
警察による拷問と脅迫を用いた自白強要
警察による証人への誘導尋問
検察による証拠品の廃棄
武器鉈
死亡者祈祷師夫婦2人[1]
負傷者祈祷師夫婦の娘2人[1]
被害者冤罪:免田 栄
犯人不明:逮捕者1名、のちに冤罪と判明
賠償
1983年7月15日、免田栄に再審無罪判決が言い渡される[1]。刑事補償法に基づき、補償金9,071万2,800円が免田に支払われる
刑事訴訟免田に死刑判決が言い渡され確定(のちに再審で無罪が確定)[1]。真犯人については処罰されず公訴時効が成立
管轄人吉警察署[2](熊本県警察)・熊本地方検察庁
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免田事件(めんだじけん)とは、1948年(昭和23年)12月29日に熊本県人吉市で発生した強盗殺人事件[1]。
同事件の被疑者として逮捕・起訴された男性に死刑判決が言い渡されて確定したが、後に再審で無罪が確定した冤罪事件でもある[1]。四大死刑冤罪事件のひとつ(免田事件、財田川事件、松山事件、島田事件)。日本弁護士連合会が支援していた。 1948年(昭和23年)12月30日3時ごろ、熊本県人吉市で祈祷師夫婦(76歳男性・52歳女性)が殺害され、夫婦の娘2人(14歳と12歳)が重傷を負わされ、現金が盗まれた。現場検証から犯行時刻は12月29日深夜から翌12月30日3時の間とされた。翌1949年1月13日、警察は熊本県球磨郡免田町(現・あさぎり町)在住の男性・免田 栄(めんだ さかえ、1925年〈大正14年〉11月4日 - 2020年〈令和2年〉12月5日)を別件の窃盗容疑で逮捕し、同月16日には一家4人への強盗殺人などの容疑で再逮捕した[3]。この3日あまりの間、警察は免田に拷問と脅迫を加え、自白を強要する。免田は同月28日に強盗殺人などの罪で熊本地方裁判所八代支部に起訴され[3]、第一審の初公判(同年2月17日)では殺意以外の起訴事実を概ね認めたが[2]、第一審の第3回公判(同年4月14日)で[3]自白は拷問で強要されたものであり、事件当日には特殊飲食店の女性と遊興しておりアリバイがあるとして無罪を主張[2]。
概要