光のお父さん
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ファイナルファンタジーXIV
光のお父さん
ジャンルドラマ
原作スクウェア・エニックスファイナルファンタジーXIV
マイディー『光のお父さん』
脚本吹原幸太
監督野口照夫
山本清史
出演者千葉雄大
大杉漣
石野真子
オープニングGLAY「the other end of the globe」
エンディングSILENT SIREN「AKANE」
製作
制作毎日放送

放送
放送国・地域 日本
放送期間【毎日放送】2017年4月17日 - 5月29日
【TBS】2017年4月19日 - 5月31日
放送時間【毎日放送】毎週月曜0:50 - 1:20
【TBS】毎週水曜1:28 - 1:58
放送枠ドラマイズム
放送分30分
回数7
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『ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』(ファイナルファンタジーフォーティーン ひかりのおとうさん FINAL FANTASY XIV Daddy of Light)は2017年4月から5月まで日本で放送されたテレビドラマ[1]

ファイナルファンタジーシリーズ」を題材にした商業作品としては、初の実写ドラマ化となる。

なお、ドラマ化への経緯が説明されている『光のぴぃさん』および2019年6月21日から公開されている劇場版についても、本項で解説する。
概要

元々は、「マイディー」というハンドルネームを持つ一介のゲーム好きの青年が、ブログ「一撃確殺SS日記」にて連載していた『光のお父さん』というタイトルの一連のブログ日記である。

60歳を超えるゲーム好きの父に、自分がユーザーであるオンラインゲームの『ファイナルファンタジーXIV』(『FFXIV』)で親孝行したいという計画が注目され、マイディーのブログは累計300万アクセスという人気を呼び、書籍化、テレビドラマ化へと至った。

タイトルは、『ファイナルファンタジーXIV』における主人公(プレイヤー)が「光の戦士」と呼ばれていることから、父親を「光の戦士=光のお父さん」と作中で命名したため。

作中のゲーム内シーンでは、実際に『ファイナルファンタジーXIV』内で原作者であるマイディーらが操作した映像が使われ、世界初の試みであるとして、これをキャラクターアクターと称している。マイディーの制作発表記者会見もオンラインゲーム内からの中継で、キャラクターを通して行われた[2]。なお、FF14の開発チームから撮影に適した専用環境を提供するという申し出もあったのだが、ゲームパート監督の山本清史の強い希望により、「ゲームだけでこれだけ再現できるということを証明したい」という意向で、開発者の手を借りずに全てグングニルサーバーで撮影されている。

なお、原作者のマイディーは2018年に大腸がん手術を行ったものの、2年後の2020年6月に再発。闘病の末に、2020年12月に死去が報じられた[3]。さらにその約3年後、マイディーの父・インディ(光のお父さん)も、2024年1月に死去したことが山本より明かされた[4][5]
あらすじ

ネット上のゲーム仲間たちと共に、MMORPGファイナルファンタジーXIV』を楽しんでいる、ゲーム好きの青年であるハンドルネーム・マイディー。

彼はある日、60歳になるゲーム好きの父親のために、自分もやっているFF14をプレゼントしようと思いつく。これまで父親のことが嫌いという訳ではなかったが、仕事ばかりの父親とは特に仲が良いわけではなかったマイディーは、ゲームという共通の趣味を持つ父親に、ささやかな親孝行をしようと考えたのだ。

それは、FF14をプレイする父親のキャラクターに、あえて息子であることを隠して近づき、フレンド登録して共に冒険を続け、現実とオンライン上を行き来しながら父親のゲーム攻略をサポートし、攻略終盤のボス戦を倒した後に正体を明かそうという、数ヶ月がかりの壮大なオンライン育成プロジェクトであった。

自分のフレンド達にも協力を求め、ブログ上でもリアルタイムに実況をしながら、様々な困難を乗り越えて、父親をファイナルファンタジー世界における勇者『光の戦士』へと鍛え上げていく「光のお父さん計画」が、いま始まるのであった。

最終目標であるツインタニアを倒し、大迷宮バハムート邂逅編をクリアしたマイディーは父親に「頑張りましたね、お父さん」と話しかける。父親は「これからもよろしくお願いします、マイディーさん」と返事する。マイディーはもう父親は自分の正体に気づいていたのではと考える。

次の日現実世界に戻り、父親に「昨日はびっくりしたやろ?」と話しかけるマイディー。父親は「何が?」と答える。父親は全く気づいていなかったのである。しかし、マイディーは今までのことをすべて父親に打ち明け、ブログのこと、光のお父さん計画のこと、今までの父親への自分の感想を話す。

最後にマイディーは、オンラインゲームは作り物の世界ではあるが、この世界でやり取りした多くの「言葉」「想い」は作り物ではなく本物だと記し、この本が出版できたことで「オンラインゲーム」は「悪」ではなく、考え方や受け取り方、活かし方で人生においてこんなにも素晴らしいものなるということを伝え、「光のお父さん計画」のクリア報酬は幸せだったと記す。
テレビドラマ版の登場人物

※ 映画版キャストは#キャスト(劇場版)を参照。
主人公の家族
稲葉 光生(いなば あきお) / マイディー
演 -
千葉雄大 / 少年時代 - 石塚獅桜 / 声 - 南條愛乃原作で「僕」と名乗っているが、ドラマ化に当たって名前が付けられた。ゲーム内で「マイディー」のキャラクター名を使用している。ゲーム好きで真面目な会社員。父・博太郎とは距離を感じている。父の本当の姿を見てみたいという思いから『ファイナルファンタジーXIV』の世界に博太郎を誘い、自らの正体を隠し父とともにプレイすることを思いつく。
稲葉 博太郎(いなば ひろたろう) / インディ
演 - 大杉漣光生の父。60歳を超えてから『ファイナルファンタジーXIV』に夢中になる。仕事一筋で次期社長とも目されていたが、ある日突然、家族への相談もなく仕事を辞めた。ハンドルネームの由来はインディ・ジョーンズ
稲葉 貴美子(いなば きみこ)
演 - 石野真子光生の母。夫・博太郎の退職を「早めの定年」として受け止めている。楽しみにしているドラマの時間に博太郎がゲームをしたために怒りを爆発させる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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