先行ネット
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出典検索?: "先行ネット" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2011年4月)

先行ネット(せんこうネット)とは、番組を系列のネット局が制作局より早い時間に放送する現象を言い、裏送り放送の一種である。
概要

現在では、地方局が在京キー局より先に新作の番組を放送することは皆無からごく少数であるが、かつてはキー局より早い時間にネットするケースも見受けられた。特にクロスネット局などが多かった時代には、遅れネットとともに各地で見受けられた。
遅れネット、同時ネットとの差異

A局(制作局)が放送したt秒後にB局(制作局ではない局)が放映する場合、0<tの場合は遅れネット、0=t[1]の場合は同時ネットであり、t<0の場合は先行ネットとなる。しかし、遅れネット、同時ネットとは異なり先行ネットの場合は、

A局がB局に放送に必要なデータを発信してから、

B局が放送をし、

そのあとでA局が放送をする

という手順を踏まければならない。つまり、A局は「B局に対して」「視聴者に対して」1回ずつ、少なくとも2回同じデータを局外に発信することになる。
理由

先行ネットが生じる理由としては、次のようなケースがある。

番組編成の都合

キー局がその番組を放送する時間帯に、
ローカル局の自社制作の番組や他系列の番組を放送する場合は、遅れネットになることが多いが、日程の都合がつかない場合は先行ネットになることがある。また番組販売扱いの番組でも、同様の理由により先行ネットとなる場合がある。

キー局以外の局(主に準キー局)が制作局であるかつネットワークセールス枠である番組について、制作局でキー局の編成の都合によって臨時枠移動の体を取らざるをえなくなった場合、通常時の同時ネット局の各局でこれに追従不能となることから、本来の放送時間に先行裏送りネットとせざるを得ないケースがある。


制作局の放送休止や放送時間変更

制作局での放送がスポーツ中継特別番組により臨時枠移動になった場合でも、系列局では本来の放送時間に予定通り放送した場合は先行ネットとなる。過去には、キー局制作番組で、キー局での放送が臨時枠移動となったにもかかわらず、遅れネットの系列局では普段の放送時間に放送されたため、結果的に遅れネットのローカル局が先行してネットしたケースもあった。


放送局の再編

放送局の再編がある場合、再編日より後に放送される放送回を、再編日の前日までに放送されるように先行してネットする場合がある。


実例

先行ネットが特に多いケースとして、ゴールデンタイムにおける準キー局制作のネットワークセールス枠番組において、準キー局が当該時間帯に関西ローカルで自社制作のプロ野球阪神戦中継を放送するが、制作局以外の全ネット局では本来の日時に放送するケースがある。さらに
朝日放送テレビでは全国高等学校野球選手権大会(夏の高校野球)を完全中継(全国高校野球選手権大会中継、18時00分以降など例外あり)しているが、日程上日曜日の第1試合が8時00分開始になることがあり、そのときは通常放送の番組を別の日に延期して(自社制作番組については制作局である自社に限り臨時枠移動とし、ネット局各局で先行裏送りネットとして)高校野球中継を放送する。このとき、朝日放送テレビ以外の全ネット局では通常通りに朝日放送テレビ制作日曜朝8時30分枠のアニメ(現在はプリキュアシリーズ)ネットするために先行ネットとなる。朝日放送テレビで延期された話の調整は大会終了後に行われるので、大会期間中に日曜日の8時30分から放送ができるときであっても延期された話があるときは朝日放送テレビでは臨時枠移動となった回を放送するも、朝日放送テレビ以外の全ネット局は先行裏送りネットとするために先行ネットが継続される。いずれの場合でも先行ネット局では通常通り連動データ放送に対応している(2007年の『Yes!プリキュア5』と2020年の『ヒーリングっど?プリキュア』を除く[2])。また、2019年以降、TVerでの配信は上記の先行ネット局での放送後に配信が実施される。

大規模な先行ネット事例は『部長刑事シリーズ』を土曜日19時30分 - 20時00分(末期の外伝2作は土曜日18時30分 - 19:00)まで朝日放送が関西ローカルで放送された関係で、1975年のテレビ朝日系列ネットチェンジされて以降から打ち切りまで、朝日放送のみ土曜日の子供向けフィクション番組(アニメ特撮)が総じて製作局よりも早く先行放送され、該当番組の朝日放送における放送枠が金曜日におけるテレビアニメが先行放送となるという連鎖反応も発生した。
詳細は「部長刑事#放送に伴う影響」を参照

FNSの日[3]における『サザエさん』スペシャルでは、名義上の製作者も兼ねるFNSフルネット27局では生放送の進行により予定の18時30分開始から前後するが、フルネットおよび参加していた2002年から2006年までを除いて「27時間テレビ」を放送しないテレビ大分では通常枠にて18時30分から放送する。このためフルネット27局で遅れた場合はテレビ大分が僅かに先行しての放送となる(2020年から2022年までは新型コロナウイルス感染症拡大の影響により休止となっていた[4][5][6])。

毎年8月6日が月 - 土曜日と重なる場合、NHK総合の『連続テレビ小説』(土曜日と重なる場合は『連続テレビ小説 ウィークリーダイジェスト』)が中国地方に限って7時45分からの先行放送となる。これは、8時00分からの『広島平和記念式典』中継が全国的には8時35分頃に終了するものが、中国地方では9時00分頃まで継続されることによるものである。なお、この日は中国地方以外の地域でも『連続テレビ小説』『連続テレビ小説 ウィークリーダイジェスト』は式典中継終了後から時間を変更して放送される(昼の再放送時間やBSプレミアムでの本放送・再放送時間は通常編成時と同じ)。

また前述のようにフルネット局が現在より少なかった時代には地方局による先行ネットも見受けられたが、実例としてはテレビ長崎鹿児島テレビでフジテレビ系列のクイズグランプリスター千一夜の水曜日放送分と『うる星やつら』および『めぞん一刻』を30分前倒しして放送したケースがある。『クイズグランプリ』は19時30分 - 19時45分(JST)、『スター千一夜』は19時45分 - 20時00分(JST)、『うる星やつら』および『めぞん一刻』は水曜19時30分 - 20時00分(JST)の放送であったが、放送当時フジテレビ系列FNN・FNS)と日本テレビ系列NNNNNS)とのクロスネットだったテレビ長崎(クロスネットの時からNNSは非加盟)と鹿児島テレビは、水曜日19時30分以降は日本テレビ系列の番組(『東芝ファミリーホール特ダネ登場!?』など)を同時ネットしていたため、30分早い19時00分 - 19時30分(JST)に放送していた。

山形テレビがフジテレビ系列からテレビ朝日系列への移行に伴うネットチェンジの際に、東海テレビ製作昼ドラマにあたる『正しい結婚』の1993年4月1日放送分と4月2日放送分(最終回)を1993年3月31日に2話分まとめて送出局のフジテレビから先行ネットしていたことがあった。


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