先カンブリア時代
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地質時代_累代-4500 —–-4000 —–-3500 —–-3000 —–-2500 —–-2000 —–-1500 —–-1000 —–-500 —–0 —冥王代太古代原生代 顕生代原太古代古太古代中太古代新太古代古原生代中原生代新原生代古生代中生代新生代  単位百万年

地質時代・先カンブリア時代[* 1][* 2]累代代紀[* 3]基底年代
Mya[* 4]
顕生代新生代66
中生代251.902
古生代541
原生代 新原生代エディアカラン635
クライオジェニアン720
トニアン1000
中原生代ステニアン1200
エクタシアン1400
カリミアン1600
古原生代スタテリアン1800
オロシリアン2050
リィアキアン2300
シデリアン2500
太古代(始生代)新太古代2800
中太古代3200
古太古代3600
原太古代4000
冥王代4600
^ 基底年代の数値では、この表と本文中の記述では、異なる出典によるため違う場合もある。
^ 基底年代の更新履歴
^ 顕生代は省略、太古代は無し
^ 百万年前

先カンブリア時代(せんカンブリアじだい、Precambrian (age))とは、地球が誕生した約46億年前以降、肉眼で見える大きさで硬いを持った生物化石が初めて産出する5億4,100万年前以前の期間(約40億年)を指す地質時代であり、冥王代太古代原生代の三つに分け、これらの時代区分は生物の進化史を元にしている。

かつて古生代最初のカンブリア紀に先立つ期間は一括して先カンブリア紀 (Precambrian period)と呼ばれていた。その後研究が進み累代および代が設定されたため、現在では使われなくなった。

先カンブリア代 (Precambrian eon(s)) とも呼ばれる。また、古生代中生代新生代を表す顕生代に対して、隠生代 [注釈 1](Cryptozoic eon(s)) と呼ぶ。

先カンブリア時代に関しては詳しいことがあまり分かっておらず、現在知られていることもほとんどはここ数十年で解明されてきたことである。
名称地球時計

年代測定の手段が化石の比較による相対年代しかなかった時代には、明瞭な化石が出る最古の時代であるカンブリア紀以前は、年代測定の手段がなく、地質時代を区分することが出来なかった。そのため、先カンブリア時代として一括して扱われた。

隠生代という名称は、大型生物などの化石がほとんど見つからないことから、先カンブリア時代終了から現在までの、化石が大量に見つかる時代である顕生代と対照して名付けられた。
時代区分詳細は「地質時代」を参照

先カンブリア時代は、累代といった通常の階層的な地質時代区分とは少々性質が異なる。

国際層序委員会 (ICS) などによる標準的な時代区分では、先カンブリア時代は冥王代太古代原生代の3つの累代からなる。地球史を構成する4つの累代のうち3つが先カンブリア時代に属することになる。なお4つ目の累代は、古生代中生代新生代の全てが含まれる顕生代である。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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