先に生まれただけの僕
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先に生まれただけの僕
ジャンル
テレビドラマ
脚本福田靖(兼・原案)
演出水田伸生
相沢淳
鈴木勇馬
出演者櫻井翔
蒼井優
多部未華子
瀬戸康史
木南晴夏
森川葵
池田鉄洋
井川遥
荒川良々
秋山菜津子
松本まりか
高嶋政伸
風間杜夫
オープニングDoors?勇気の軌跡?
エンディング同上
製作
プロデューサー次屋尚
高橋史典
制作日本テレビ

放送
音声形式解説放送
放送国・地域 日本
放送期間2017年10月14日 - 12月16日
放送時間土曜日22:00 - 22:54
放送枠土曜ドラマ (日本テレビ)
放送分54分
回数10
公式サイト
特記事項:
初回は14分拡大(22:00 - 23:08)。
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『先に生まれただけの僕』(さきにうまれただけのぼく)は、2017年10月14日から12月16日まで毎週土曜22時 - 22時54分に、日本テレビ系の土曜ドラマ枠で放送された日本のテレビドラマ。主演は櫻井翔[1]
制作

プロデューサーの次屋尚が、「未来を生きていく今の子供たちに大人は何を教えるべきか、その答えを探す」ことをテーマに、商社マンの主人公が私立高校の校長に就任して学校を立て直す「オリジナル社会派エンターテインメント作品」[1]として制作するドラマ。

演出の水田伸生は、自分の境遇について鬱屈していて恨みのある男性のイメージで、アラン・ドロン主演の映画『太陽がいっぱい』のようなドラマを考えていたが、脚本家の福田靖が「学園ものはどうでしょうか?」と提案した[2]

舞台となる私立京明館高等学校は、経営する民間企業から不採算部門とされ[3]、学業もスポーツもそれほど優れていない定員割れギリギリの学校だった[4]。それを校長と教師陣が改革するため奮闘する物語である[3]

2017年8月下旬にクランクアップし、放送開始前に撮影を終えた[5]

放送後に福田靖がこの世界は数字ありきで、評判がよくても数字がついてこなければ続編はないとし「こうなったのは、やっぱり僕たちはなにか失敗したんです。いろいろ言い訳はありますが、わかりやすいタイトルではないし、校長が35歳なんて、普通に考えれば“とんでもドラマ”。そういうものは始めから視聴者のチョイスから外れてしまう。戦略を失敗したということで、チームとして反省すべきところです。」と答えている[6]
キャスト
主要人物
鳴海 涼介(なるみ りょうすけ)〈35〉
演 -
櫻井翔京明館高等学校の校長。以前は総合商社樫松物産で商社マンとして働いていたが出向を命じられた。教育現場の実態に戸惑う[1]。元々教師では無いこともあり、生徒に対して建前で接するのではなく本音をぶつける。数学教師の免許を持っており、第2話で退職した及川に代わって一時的に教壇に立つ事になり、授業にアクティブラーニングを取り入れようとしたが、うまくいかず自分の力量不足を知る。だが、島津のアクティブラーニングの成功を見て、自身で数学教師を務めることを決意した。最終話にて、総合商社樫松物産を辞職し、学校法人京明館高等学校に転籍した。
真柴 ちひろ(ましば ちひろ)〈32〉
演 - 蒼井優京明館高等学校特進クラス2年3組担任→同校特進クラス3年3組担任(最終話)。教務部(学籍担当)。現代社会教師[1]。鳴海に反発しているが次第に触発されていく[3]。弓道部顧問だが、弓道経験はない。
松原 聡子(まつばら さとこ)〈29〉
演 - 多部未華子鳴海の恋人。総合商社樫松物産の社員[1]。鳴海とは互いに「サト」「涼くん」と呼び会う仲であったが、鳴海が校長に就任してから結婚について話し合ったりする機会や時間が徐々に減っていくことに寂しさを募らせ、第9話にて鳴海に電話で「婚約解消」を告げる。だが、「婚約解消」を間違っていたと思い、最終話の終盤にて鳴海にプロポーズされた際、彼の校長としての仕事に理解を示し、逆に松原自身より、鳴海にプロポーズした。
京明館高等学校教員
島津 智一(しまづ ともかず)〈29〉
演 -
瀬戸康史2年2組担任→2年担任(最終話)。英語教師。退職した及川に代わって入試担当を務める。米国への留学経験がある。人見知りな性格で目立たなかったが、インストラクショナルデザインの方法論を学んでおり、それを実践することで存在感を発揮していく[7]。真柴に好意を持っている[3]。他の教師たちが反発した鳴海の方針にいち早く理解を示した。最終話の終盤にて、真柴に「二人だけで食事に行こう」と誘い、承諾してもらえた。
市村 薫(いちむら かおる)〈32〉
演 - 木南晴夏1年3組担任→1年担任(最終話)。教務部(行事担当)。日本史教師。陰では鳴海を「ナルミン」と呼び、次第に鳴海の意見に共感するようになる。アクティブラーニングを行った結果、2年生の生徒に「授業中に調べものをする際、スマホを使っていいですか?」と言われてしまった。学校の規則では禁止されているため、対処に悩んでしまう。
矢部 日菜子(やべ ひなこ)〈23〉
演 - 森川葵1年1組担任で教師1年目。音楽教師。吹奏楽部顧問。吹奏楽部のコーチに惚れ惚れしている節があった。
河原崎 孝太郎(かわらざき こうたろう)〈36〉
演 - 池田鉄洋3年1組担任。生物教師。バスケ部顧問。バスケ経験はなく、綾野によると部活動中は「怒鳴っているだけ」らしい。基本的には杉山に同調しており、何かつけて「忙しい」を理由にしているが、実際は合コン三昧らしい。矢部に想いを寄せているが、相手にされていない様子。
郷原 達輝(ごうはら たつき)〈36〉
演 - 荒川良々3年2組担任。元・自衛隊員の物理教師。杉山には逆らえず、なんでも「はい」と言ってしまう。当初は河原崎や杉山と共に鳴海の方針に反発する「抵抗勢力」であったが、オープンキャンパス後、自身の授業だけが「普通すぎた」ことで杉山たちに裏切られたと感じ、職員会議でマイナス発言をするようになった。最終話では友梨子に脅され、校長を遺留することになり、杉山や河原崎を説得して3人で校長室に姿を現す。
杉山 文恵(すぎやま ふみえ)〈50〉
演 - 秋山菜津子3年3組担任、教務主任(企画・調整担当)。古文教師。既婚。河原崎や郷原を従えている。何かにつけて「3年生の担任は大変」や「進路指導で忙しい」を理由にしている。「樫松物産から派遣校長が来なければ自分が校長になれる」と思っていたため、鳴海への風当たりは強い。しかし、最終話終盤では鳴海への態度を和らげていた。
柏木 文夫(かしわぎ ふみお)〈56〉
演 - 風間杜夫副校長。事務長も兼任している。趣味は落語の音声を聞くこと。最近、よく帰り際に松原とすれ違っており、餡蜜を食べながら鳴海に関する話をした。
綾野 沙織(あやの さおり)〈40〉
演 - 井川遥養護教諭。京明館高等学校の卒業生。短大時代にできちゃった結婚をし、その3年後に夫が亡くなり、現在20歳の息子を一人で育てた。受験生を増やす試みの一つとして学校のブログを開設し、その執筆担当者を任される。
及川 祐二(おいかわ ゆうじ)〈42〉
演 - 木下ほうか(第1話・第2話)2年1組担任。数学教師。生徒に全く関心がない。鳴海に「私の仕事は数学を教えること」と言い放し、生徒指導やクラス運営を放棄していた。第2話の終盤で鳴海から辞職を勧告され、退職した。退職後は、進学塾の数学講師を務めている。
京明館高等学校部活動コーチ
熱川 翔(あつかわ しょう)
演 -
松田悟志(第8話・第9話)バスケット部のコーチ。実業団でバスケットのプレーをしている。気合いが入りすぎており、部活動に顧問の出る幕を与えない。また、顧問や学校の許可なく遠征試合を組んでしまい、費用が高額となることで保護者からクレームが殺到し、費用を学校側も負担することとなった。最終話では、男子バスケ部が関東大会準優勝したことを祝う垂幕が映った。
吉崎 直也(よしざき なおや)
演 - 松永博史(第8話・第9話)テニス部のコーチ。


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