元町駅
駅舎外観(地上部はJR・阪神共用)
(2007年4月)
もとまち
Motomachi
所在地神戸市中央区
所属事業者
西日本旅客鉄道(JR西日本・駅詳細)
阪神電気鉄道(駅詳細)
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元町駅 (もとまちえき)は、兵庫県神戸市中央区にある西日本旅客鉄道(JR西日本)[1]、阪神電気鉄道の駅である[2]。駅番号は、JR西日本がJR-A62、阪神電気鉄道がHS 33。
所在地はJR西日本が元町高架通[1]、阪神電気鉄道が元町通二丁目である[2]。 もともとは国鉄の三ノ宮駅が当駅の立地する場所に所在していたものの、都市計画及び東海道本線(現在のJR神戸線)の高架化に伴い三ノ宮駅が600 m東側の現在の位置に移転し、旧三ノ宮駅跡地に元町駅が設置された経緯を持つ[1]。そのため三宮の地名の由来となった三宮神社(神戸市中央区三宮町)の最寄駅は三ノ宮駅ではなく当駅となる[3]。繁華街に立地するものの、市の中心駅の三ノ宮駅と神戸駅の間にあり(特に三ノ宮駅とは至近)、連続停車を避けるため、新快速は全て通過する。 地上のJR西日本元町駅と地下の阪神元町駅は連絡通路で結ばれてはいるが、連絡改札口・連絡運輸扱いはなく、事実上別の駅である。かつて、阪神では同社の神戸側のターミナル駅の一つであることを強調するためか、 「神戸元町駅」と呼称していたこともあった。阪神の元町駅は本線の終点ではあるものの、島式ホーム1面2線構造でターミナル機能が弱く、ほぼ全ての列車が神戸高速線に直通するため[4]、実質的には途中駅と変わらない。 南京町(中華街)や神戸旧居留地、兵庫県庁の最寄駅の一つ[5][6][7]。東隣のターミナル駅である三ノ宮駅・神戸三宮駅から当駅にかけて、神戸市の中心市街地である三宮や元町が位置している。毎年12月に開催される「神戸ルミナリエ」会場へは当駅が最寄り駅の一つとなる。神戸市営地下鉄海岸線の旧居留地・大丸前駅も最寄り駅ではあるが、当駅の方が利用客が多い。なお、神戸市営地下鉄海岸線のみなと元町駅は近隣であるが、異なる駅である。 JR西日本の駅の乗り入れ路線は東海道本線であるが、アーバンネットワークエリアに属しており、「JR神戸線」の路線愛称設定区間に含まれている。また、特定都区市内制度における「神戸市内」エリアの駅で、三ノ宮駅・神戸駅・新長田駅の各駅と同様に山陽新幹線の新神戸駅との連絡扱いを行っている。 阪神の駅は本線と神戸高速線の終点となっている。神戸高速線は神戸高速鉄道が第三種鉄道事業者(線路保有者)で、阪神電鉄が第二種鉄道事業者(運行者)として運行を行っており、神戸高速鉄道としての名称は東西線となっている。この両線間は直通運転が行われている。 JR西日本の駅はICOCA、阪神の駅はPiTaPaの各IC乗車カードの利用エリアに含まれており、それぞれ相互利用可能なカードにも対応している。 1874年(明治7年)5月11日に大阪駅 - 神戸駅間へ官営鉄道(現在の東海道本線)が営業を開始した際、途中に神崎(現在の尼崎駅)・西ノ宮駅(現在の西宮駅)・住吉駅・三ノ宮駅の4駅が設置された(ただし神崎駅と住吉駅は20日遅れての開業)が、そのうち三ノ宮駅は現在地より西より、現在の当駅付近に設けられていた[1]。
概要
乗り入れ路線
歴史
国鉄・JR1934年(昭和9年)頃1953年(昭和28年)の国鉄元町駅と北側のバラック。奥は三宮ビル街。