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やノートページでの議論にご協力ください。アメリカ合衆国における元帥(げんすい)は、アメリカ軍において軍人に与えられる最高位の階級である。
アメリカ軍には元帥そのものに相当する語はなく、階級名称に大将より上位であることを表す修飾語句を付け加え、階級章を変更することで元帥位にあることを表す。この項では大将(四つ星階級章将官)、および大元帥もあわせて解説する。但し2021年現在、アメリカで元帥位の将官はいない。 アメリカ軍の元帥というと、一般には1944年に導入された General of the Army(陸軍元帥)および Fleet Admiral of the United States Navy(海軍元帥)を指すことが多いが、歴史上この他にもいくつか「元帥」と訳される階級が存在した。アメリカ軍における元帥(および大将)には次のものがある。 * ただし定訳ではない。 アメリカ陸軍の前身にあたる大陸軍はイギリス軍を模した階級制度を採用していたが、大陸会議での判断もあり、将官は「Commander-in-chief(総司令官)」のもとに2つ星の「Major General(少将)」と1つ星「Brigadier General(准将)」が続く3階級制であった。3つ星の「Lieutenant General(中将)」の階級は設けられていなかったが、総司令官たるワシントンは3つ星の階級章を用いていたとされる。ワシントンは独立戦争の終戦後に総司令官の職を辞したが、1798年の擬似戦争に際してアメリカ陸軍における最初の中将に任命された[1]。議会では陸軍総司令官たる中将という地位についたワシントンへ「General of the Armies of the United States(陸軍大元帥)」の階級を贈り、またこれに合わせて中将の階級を将来的に廃止することが決定されたものの、結局ワシントンは昇進を待つことなく1799年に中将のまま死去した。 ワシントンの死後、合衆国政府は平時における軍の最高位を「Major General(少将)」と定めることとした。その後、米墨戦争で活躍したウィンフィールド・スコット陸軍少将が1855年の特別立法によって中将に任ぜられるまで、軍人の最高位は少将にとどまった。1861年にスコットが退役したのち、1864年3月2日にはユリシーズ・グラント陸軍少将が3人目の中将に昇進した。 一方海軍では長らく最高位は「Captain(大佐、直訳は「艦長」)」だったが、1862年7月16日に初めて「Rear Admiral(少将、直訳は「後衛提督」)」の階級が定められ、9名の海軍少将が誕生した。
種類
1775年?1866年:総司令官* (Commander-in-chief)
1866年:陸軍大将* (General of the Army of the United States)
1899年:海軍大元帥* (Admiral of the Navy)
1919年:陸軍大元帥* (General of the Armies of the United States)
1944年:陸軍元帥 (General of the Army)
1944年:海軍元帥 (Fleet Admiral of the United States Navy)
1949年:空軍元帥 (General of the Air Force)
大将 (四つ星階級章)