元号一覧_(日本)
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日本の元号一覧(にほんのげんごういちらん)は、和暦でこれまでに使用された日本の元号の一覧である。
概要

明治以前の元号については読み方が明示されなかった[注釈 1]ため、下記に示した読み方は例示である。

令和は248個目の元号である。

カッコ内の西暦は、飛鳥時代から「天正」の始期(元亀4年7月28日/1573年8月25日)まではユリウス暦で、「天正」の終期(天正20年12月8日/1593年1月10日)以降はグレゴリオ暦で表記している。これは、ヨーロッパのカトリック諸国で、天正年間に当たる1582年(天正10年)に、従来のユリウス暦からグレゴリオ暦が導入されたためである[注釈 2]

改元の日付は、平成は翌日改元、令和は翌月改元であり、最初の大化も公布翌月の実施と見られるが、白雉から明治までの多くは当年(年初)から改元する年初改元、大正昭和は当日(日初)から改元する当日改元だった。これらは過去にさかのぼって改元するため、各元号の有効な期間は、

その後の文書で当時の日付に言及する場合

当時の文書でそのときの日付に言及した場合
のいずれかで異なる。この表の日付は主に後者であり、年初改元や当日改元は遡時を無視して改元公布の瞬間を元号の切り替わりとみなしている。すなわち、当日は新旧双方の元号に(一部ずつが)属す。しかしこれは(改元後の)公的な扱いとは異なる。法令や標準が整備されている明治以降に関しては、公文書等で使われる、前者の日付も記すこととする。これでは、新元号は当年初めまたは当日初めにさかのぼって始まり、旧元号はその前日に終わっている。

使用期間が最短の元号は暦仁で74日間、最長の元号は昭和で62年14日間である。

元号一覧
飛鳥時代

元号名期間年数天皇名改元理由
漢字読み始期終期
--
崇峻天皇5年12月8日
593年1月15日皇極天皇4年6月30日
645年7月28日)53年推古天皇皇極天皇まで元号は無い。
舒明天皇
皇極天皇
大化たいか大化元年7月1日
(645年7月29日)大化6年2月15日
650年3月22日)6年孝徳天皇天下安寧・政化敷行による改元
白雉はくち白雉元年2月15日
(650年3月22日)白雉5年12月30日
655年2月11日)5年穴戸国の国司が白を献上した祥瑞による改元。
びゃくち
しらきぎす
--斉明天皇元年1月1日
655年2月12日天武天皇15年7月20日
686年8月14日)32年斉明天皇斉明天皇の重祚により元号は中断する。
天智天皇
弘文天皇
天武天皇
朱鳥しゅちょう天武天皇15年7月20日
(686年8月14日)朱鳥元年12月30日
687年2月17日)1年天武天皇の病気平癒を祈願した改元か。
すちょう
あかみとり
--持統天皇元年1月1日
687年2月18日文武天皇5年3月21日
701年5月3日)15年持統天皇天武天皇の崩御の翌年から元号は中断する。
文武天皇
大宝たいほう文武天皇5年3月21日
(701年5月3日)大宝4年5月10日
704年6月16日)4年対馬国からが献上された事による改元。
だいほう
慶雲けいうん慶雲元年5月10日
(704年6月16日)慶雲5年1月11日
708年2月7日)5年西楼上に慶雲を見た祥瑞による改元。
きょううん元明天皇
和銅わどう和銅元年1月11日
(708年2月7日)和銅8年9月2日


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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