僕等がいた
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僕等がいた


ジャンル恋愛漫画少女漫画
漫画
作者小畑友紀
出版社小学館
掲載誌ベツコミ
レーベルフラワーコミックス
発表号2002年5月号 - 2012年3月号
巻数全16巻
アニメ
原作小畑友紀
監督大地丙太郎
シリーズ構成池田眞美子
キャラクターデザイン白井伸明
音楽安部純、武藤星児
アニメーション制作アートランド
製作「僕等がいた」製作委員会
放送局放送局参照
放送期間2006年7月6日 - 12月28日
話数全26話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『僕等がいた』(ぼくらがいた)は、『ベツコミ』(小学館)で連載された小畑友紀による漫画作品。2002年に連載を開始し、コミックの累計発行部数が1200万部を突破するヒット作品となる[1]2005年、第50回小学館漫画賞少女向け部門を受賞[2]2006年にアニメ化され、2012年には実写映画が公開された。小学館フラワーコミックスより単行本全16巻とファンブックが出版されている。2012年3月時点でコミックス累計発行部数は1200万部を突破している[1]
あらすじ

舞台は北海道・釧路市

春、高校に入学したばかりの15歳の少女・高橋七美は、新たに始まる高校生活に胸を膨らませていた。友達もでき、順調な高校生活が始まろうとする中、七美は「女子の3分の2が必ず恋に落ちる」という伝説を持つクラスの人気者・矢野元晴と出会う。矢野は七美に対しては何かと意地悪で、七美はそんな彼のことを最初は嫌っていた。しかし、クラスメイトとして共に過ごすうちに、彼の魅力を少しずつ知るようになり、徐々に彼に惹かれていく。

しかし、実は矢野には恋人との死別という悲しい過去があり、それ以来心を閉ざしていた。そんな彼の過去を知った上で、七美はさらに想いを募らせ、遂に矢野に想いを伝える。矢野も、明るく真っ直ぐで無邪気な七美に対し、少しずつ心を開き始める。そして、二人は晴れて両想いとなり、付き合い始める。

様々な紆余曲折を経ながらも、互いに想いを深め合う二人。だが幸せな日々も束の間、高校二年生の冬に矢野は家庭の事情で東京へ引っ越すことになってしまう。二人は一年後の再会を約束し、離れてからも遠距離恋愛を続けていたが、矢野はある日を境に音信不通となってしまう。

そして時は流れ、七美は東京で社会人となり、忙しくも楽しい日々を送っていた。その一方で、相変わらず矢野とは連絡が取れず、居場所も分からないままであった。それでも彼への気持ちを捨てられずに、待ち続け苦しむ日々が続いていた。そんな矢先、七美は彼が東京で働いていることを知る。そして、ようやく矢野との再会を果たした七美だったが、矢野はかつての彼とはまるで別人のように変わってしまっていた。
登場人物

「声」はアニメ版で声を担当した声優。「演」は劇場版実写映画で演じた俳優
高橋 七美(たかはし ななみ)
声 - ささきのぞみ[3]/演 - 吉高由里子9月27日生まれ てんびん座 血液型A型 身長155cm本作の主人公。愛称は「ナナ」。物語開始時は15歳。小柄で童顔な、ごく普通の少女。髪型を変えることが多いが、お団子ヘアが一番のトレードマーク。明るく無邪気で前向きな性格。おっちょこちょいで少々天然な所もあり、センスも少し変わっている。またお人好しでもあるため、クラス議長を押し付けられたりなど、損な役回りが多い。その他にも文化祭実行委員などを務め、常に忙しく動き回っている。勉強はあまり得意な方ではなく、特に数学が苦手で入学して最初のテストでは0点を取った。高校に入学してすぐ矢野と出会うが、自分に対して意地悪な彼とは何かとぶつかることが多く、当初は嫌っていた。しかし、クラスメイトとして矢野と関わっていく中で、彼の様々な魅力を知るようになり、次第に惹かれていく。しかしある時、矢野には恋人と死別した悲しい過去があることを竹内から聞かされる。高一の時に矢野と付き合い始めたが、彼は高二の冬に東京へ転校してしまう。遠距離恋愛となってから東京で再会する約束は果たせず、矢野は消息不明となった。その後、東京のS女子大を卒業して現在は出版社に勤めながら竹内匡史と付き合っていたが、プロポーズを断ると別れを告げられてしまった。紆余曲折の末、矢野とヨリを戻しプロポーズを受ける。
矢野 元晴(やの もとはる)
声 - 小林親弘[3]/演 - 生田斗真7月23日生まれ かに座 血液型O型 身長174cm(自称)七美のクラスメイトで、後に恋人となる。クラスの人気者で、常に目立つ存在。整った顔立ちをしており、クラスの3分の2の女子が必ず恋に落ちるという伝説を持つことで有名。普段は、明るくてノリの良い、お調子者の性格。男女問わず、友達も多い。基本的に何でもでき、勉強の成績も良い方で、運動神経も良い。特に水泳が得意。家は母子家庭で、義父とは血は繋がっていない。七美と出会った当初は、彼女に対して何かと意地悪を働いていたため、彼女からは嫌われていた(しかし、それは彼女のことが気になっていたが故の行動であったことを後に明かす)。クラスメイトとして七美と関わっていく中で、彼女の純粋さと真っ直ぐさに触れるうちに、七美に惹かれるようになる。中学2年の時に、当時付き合っていた恋人(山本奈々)を交通事故で亡くした過去を持ち、心に傷を負い、それ以来心を閉ざしてきた。竹内からはモトと呼ばれている。高一の時に七美と付き合い始め、高二の冬に母親の事情で東京に行き、七美とは遠距離恋愛になる。東京でしばらく過ごすうちに母親を自殺で亡くし、そのショックから「過去を捨てる」と竹内に七美を託して北海道へ戻り、身を隠した。現在は父親の籍に入り苗字を「長倉」と変えて、東京のデザインチームで働きながら山本有里と同棲している。
竹内 匡史(たけうち まさふみ)
声 - 川久保拓司[3]/演 - 高岡蒼佑4月13日生まれ おひつじ座 血液型O型 身長178cm矢野の幼馴染で大親友。愛称は「タケ」。七美や矢野たちとは違うクラス。実家は酒屋。自分の幸せの前に人の幸せを考えてしまう、優しく頼りになる真面目男子。七美と矢野の関係を見守る一方で、密かに七美に想いを寄せるようになる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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