僕の歌は君の歌_(曲)
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「僕の歌は君の歌」
エルトン・ジョン の
シングル
初出アルバム『僕の歌は君の歌
B面 パイロットにつれていって
つよき親父の存在
リリース 1970年10月26日
1971年1月8日[1]
規格7インチ シングル
録音ロンドン(1970年1月)
ジャンルポップス
時間4分04秒
レーベル Uniレコード
DJMレコード
作詞・作曲エルトン・ジョン、バーニー・トーピン
プロデュースガス・ダッジョン
チャート最高順位
8位(アメリカ)/ 7位(イギリス
エルトン・ジョン シングル 年表

「パイロットにつれていって」
(1970年)「僕の歌は君の歌」
(1970年)「フレンズ」
(1971年)

ミュージックビデオ
「Your Song」 - YouTube


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「僕の歌は君の歌」(ぼくのうたはきみのうた、原題:Your Song)は、イギリスのミュージシャンであるエルトン・ジョン楽曲。作曲はエルトン・ジョン自身、作詞はバーニー・トーピン

最初にリリースしたスリー・ドッグ・ナイトの後、1970年4月10日発売のアルバム『僕の歌は君の歌』に収録され、アメリカでは10月にシングル「パイロットにつれていって」のB面として発売された。しかし、ディスクジョッキーには「僕の歌は君の歌」の方がA面の「パイロットにつれていって」より好まれて取って代わられた結果、イギリスアメリカのチャートでトップ10ヒットを記録した。

デモバージョンは、1990年に発売されたエルトン・ジョンのボックスセット・アルバム『トゥ・ビー・コンティニュード』に収録されている[2]。この曲は複数のアーティストにカバーされており、エリー・ゴールディングによるカバーは全英シングルチャートで2位を記録している。
構成とインスピレーション

「僕の歌は君の歌」はフォークジャズの融合である。レオン・ラッセルにインスピレーションされたエルトン・ジョンのピアノ演奏の上に、アコースティックギター、ポール・バックマスターによるストリングス、リズム・セクションが重なっている。

バーニー・トーピンによる歌詞は、ロマンチックな想いが表現されていて、自虐的な表現と芝居がかった表現を用い、オールミュージックでは「感動的で甘い」(effective and sweet) と批評されている[3]

この曲はエルトン・ジョンとバーニー・トーピンが一緒に暮らしていた頃に作り溜めしていたものの一部で、1969年10月27日に作曲されたものである。バーニーが朝食を採っている間、エルトンはバーニーが以前から作成していた歌詞に対してわずか10分間で作曲した。エルトンは「リヴィングに持っていって、ピアノに座って一読したんだ。美しい歌詞だったし、良すぎて台無しにしないようにしなければと思った。インスピレーションが凄く湧いて、一気に曲書き上げてバーニーを呼んだんだよ。二人とも聴いた時に気がついていたと思う、これは成功に向かって進んでいる確信があった」と回想している[4]。以来、エルトンはコンサートでほとんど欠かさず演奏するほど気に入っており、バーニーもインタビューで「私はそれ以来すばらしいラブソングを書いていない」と言っている。

「僕の歌は君の歌」は、エルトン自身のその後の楽曲「幼き恋の日々」(1975年発売のアルバム『キャプテン・ファンタスティック』に収録)にインスピレーションを与えた[5]。元の手書きの歌詞は、朝食の後の卵とコーヒーの汚れとともに、『キャプテン・ファンタスティック』の歌詞小冊子で見ることができる。
評価

「僕の歌は君の歌」は発表されて以来、批評家たちによって称賛されている。オールミュージックのビル・ジャノビッツは、「完璧に近い歌」と評している[3]ジョン・レノンは、「僕ら(ビートルズ)の出現以降、最初に起こった新しいこと」と述べた。ローリングストーンのジョン・メンデルゾーンは、「マッカートニーっぽいかわいらしいバラード」と表現した[6]。2004年に発表された「ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500」では、136位にランクインしている。
チャート・アクション

この曲はエルトン・ジョンの最初のポップ・ヒットで、Billboard Hot 100では最高8位まで上昇し、全英シングルチャートでは最高7位を記録した。2002年にチャリティで発表されたオペラ歌手アレッサンドロ・サフィーナとのデュエット・バージョンは、イギリスで最高4位を記録した。

日本のオリコンシングルチャートでは1970年当時は総合チャートの100位以内にチャートインしていないが、1992年11月11日に映画『エンジェル 僕の歌は君の歌』の主題歌としてシングルが再発(このときのカップリングは「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」)された際に、同チャート93位を記録し、1996年5月13日にはテレビドラマ『イグアナの娘』の主題歌として再発され(このときのカップリングは「イエス・イッツ・ミー」)、同チャート49位を記録した。
チャート

チャート(1971年)最高位
Dutch Top 40
[7]10
UK Singles Chart[8]7
US Billboard Hot 100[9]8
チャート(1992年)最高位
オリコンシングルチャート[10]93
チャート(1996年)最高位
オリコンシングルチャート[11]49
チャート(2002年)最高位
Canadian Singles Chart[9]

Version with Alessandro Safina8
Dutch Single Top 100[12]

Version with Alessandro Safina88
UK Singles Chart[13]

Version with Alessandro Safina4
チャート(2003年)最高位
US Hot Dance Club Play[9]5
チャート(2007年)最高位
Norwegian Singles Chart[14]10

タイアップ

日産・マーチ コマーシャルソング(1988年)[15]

映画『エンジェル 僕の歌は君の歌』主題歌(1992年)

テレビ朝日系テレビドラマ『イグアナの娘』主題歌(1996年)


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