僕の地球を守って
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この項目では、漫画について説明しています。その他の用法については「ぼくの地球を守って (曖昧さ回避)」をご覧ください。
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ぼくの地球を守って
漫画
作者日渡早紀
出版社白泉社
掲載誌花とゆめ
レーベル花とゆめコミックス
発表期間1986年12月20日 - 1994年5月20日
巻数全21巻
OVA
原作日渡早紀
監督やまざきかずお
キャラクターデザイン後藤隆幸
アニメーション制作Production I.G
製作白泉社
ビクターエンタテインメント
イング
発表期間1993年12月17日 - 1994年9月23日
話数全6話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『ぼくの地球を守って』(ぼくのちきゅうをまもって)は、日渡早紀作の漫画作品で、1986年末から1994年にかけて「花とゆめ」で連載された[1]。通称は「ぼく.mw-parser-output ruby.large{font-size:250%}.mw-parser-output ruby.large>rt,.mw-parser-output ruby.large>rtc{font-size:.3em}.mw-parser-output ruby>rt,.mw-parser-output ruby>rtc{font-feature-settings:"ruby"1}.mw-parser-output ruby.yomigana>rt{font-feature-settings:"ruby"0}地球(タマ)」[2][3]
概要

花とゆめコミックスでは全21巻、白泉社文庫では全12巻で単行本化され[4]、2004年5月からジェッツコミックスで愛蔵版 全10巻が発刊されている。『記憶鮮明』シリーズのいくつかと背景世界や登場人物を共有しているが[5]、話は直接繋がってはいない。2022年5月時点で累計売り上げは1300万部を記録している[6]

現代日本に転生した異星人としての前世の記憶を持つ7人の男女を中心とするSF漫画。当時流行した『男女7人夏物語』のようなトレンディドラマに、転生という要素を加えたストーリーで[7]、「男女7人月物語」と呼ばれた。ストーリーは現代日本と、彼らが思いだす前世の出来事を行き来しながら進む。主人公は、植物の声が聞こえる内気な女子高生・亜梨子で、前世と同じく植物に働きかける不思議な歌声を持つ。主人公を慕う超能力少年・輪が引き起こす事件、前世から続く複雑な人間関係や時を越えた恋愛が描かれた。徐々に明かされる前世の記憶の中で、前世の彼らの故郷シア星系は戦争で滅亡しており、その後彼らも月基地で伝染病で全員死亡したことが明らかになる。シア星系は、動植物と交感する巫女のような存在キチェ=サージャリアンによって、自然破壊から自然保護に方向転換したという歴史があり、亜梨子の前世はこのキチェ=サージャリアンである。連載されたのは20世紀末であり、戦争や自然破壊という人類の愚行による破滅の恐怖も大きなテーマとなっている。彼ら一部は前世に由来する超能力を持っており、地球の超能力者を巻き込んだ超能力バトルも描かれた。作中には、ロベルト・シューマンの「流浪の民」が繰り返し登場する。

作者は前作「アクマくん 魔法★BITTER」で疲れ果てており、次は「好きなものを全部ぶっ込んだ」自分にとって癒しになる作品にしようと思ったが、おもしろくしようとするうちに怖い作品になってしまったと述べている[8]。まず怖い子供を描きたいと思い、「子供がひどいことをしても許されるためには、前世が悪いことにしちゃえばいいんじゃ?」と考え、前世の設定が深まっていったという[8]。輪の前世は戦災孤児であり、現世で引き起こす事件には人間社会への深い絶望と、前世の凄惨な死をもたらした者たちへの復讐がある[9]。主人公の亜梨子は、そんな輪を救済する存在として作られた[8]。二人は前世では同世代で婚約していたが、死亡したタイミングがずれたため、現世では女子高生と小学生の少年になっており[7]、年齢差の大きい恋愛物語となっている。

1993年から1995年にかけて、Production I.Gが製作したOVAが発売された。1996年にOVAの英語版がPlease Save My Earthのタイトルでビズメディアから発売された[10]。2003年に漫画の英語版がビズメディアから刊行された。2003年11月から2015年1月まで『別冊花とゆめ』にて、続編の『ボクを包む月の光』が連載され、2015年には『ボクを包む月の光』の続編である『ぼくは地球と歌う』の連載が始まった。

2016年12月26日発売の『別冊花とゆめ』2017年2月号(白泉社)には、本作の連載30周年を記念した小冊子「『ぼく地球』30th Anniversary BOOK」が付録となった[11]

2021年4月1日に開始された「春の都市緑化推進運動」の普及啓発ポスターに本作の木蓮のイラストが採用[12]。木蓮の設定が運動の理念と合致し、本作が不朽の名作であることが採用の理由となった[12]。同年10月1日から公共施設に掲示された「都市緑化月間」の啓発ポスターにも、本作のイラストが採用[13]。こちらのポスターにも木蓮が描かれている[13]

2022年1月に日渡の画業40周年を記念して、東京タワーにて本作のスタンプラリーイベントを開催[14][15]
前世ブームとの関係「戦士症候群」も参照

本作は、70年代に始まったオカルトブームの影響下にある、「前世」や「転生」をモチーフにした一連の作品のひとつである[7]。主人公たちがオカルト雑誌への投稿をきっかけに前世の仲間と再会するエピソードがあり(のちに戦士症候群と呼ばれる前世の仲間探しブームでの、オカルト雑誌の投稿欄からきている)、真似をする読者が続出し、作者が「この作品はフィクションです!」という声明を出した[16]。一部の少年少女に熱狂的に支持された作品で、前世の仲間探しブームへの影響も大きく[17]。宗教学者で京都府立大学文学部准教授の川瀬貴也は、当時の霊性的な観念が同時代的に表れた作品で、全国の少女を「前世教徒」にしてしまった、と評している[18]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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