僕たちのラストステージ
Stan & Ollie
監督ジョン・S・ベアード
脚本ジェフ・ポープ
『僕たちのラストステージ』(ぼくたちのラストステージ、Stan & Ollie)は2018年のアメリカ合衆国・イギリス・カナダ合作の伝記映画。監督はジョン・S・ベアード、主演はスティーヴ・クーガンとジョン・C・ライリーが務めた。ハリウッドのサイレントからトーキーの時代にかけて人気を博したお笑いコンビ「ローレル&ハーディ」の晩年を描いている。 1953年、ローレル&ハーディはイギリスでライブツアーを行うことになった。1920年代後半から1930年代にかけて、2人はハリウッドで黄金時代を築き上げたがハル・ローチ 2016年1月、ジョン・S・ベアード監督の新作映画にスティーヴ・クーガンとジョン・C・ライリーが出演することになったとの報道があった[3]。脚本はジェフ・ポープが執筆することになったとも報じられた[4]。ポープは「ローレル&ハーディは自分にとってヒーローみたいなものです」と語った[5]。5月、第69回カンヌ国際映画祭で本作の配給権が売りに出された[6]。 2017年春、本作の主要撮影がイギリスで始まった[7]。なお、ライリーはオリヴァー・ハーディを演じるための特殊メイクに毎日4時間を費やした[8]。 2018年8月3日、本作の劇中写真が公開された[9]。9月9日、ソニー・ピクチャーズ・クラシックスが本作の全米配給権を購入したと報じられた[10]。18日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[11]。10月21日、本作はロンドン映画祭でプレミア上映された[12][13]。 本作は批評家から絶賛されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには33件のレビューがあり、批評家支持率は91%、平均点は10点満点で7.3点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『僕たちのラストステージ』の各シーンには優しい眼差しが透けて見える。同作は創造的な絆が孕む重荷と喜びを感動的に描写しており、愛された2人のエンターテイナーに対して敬意を表した作品となっている。」となっている[14]。また、Metacriticには13件のレビューがあり、加重平均値は72/100となっている[15]。 本作での演技によって、ジョン・C・ライリーは第76回ゴールデングローブ賞の主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門)にノミネートされた[16]。
ストーリー
キャスト
スタン・ローレル(スタン): スティーヴ・クーガン
オリヴァー・ハーディ(オーリー): ジョン・C・ライリー
ルシル・ハーディ: シャーリー・ヘンダーソン
ハル・ローチ(英語版): ダニー・ヒューストン
イーダ・ローレル: ニーナ・アリアンダ
バーナード・デルフォント(英語版): ルーファス・ジョーンズ(英語版)
シンシア・クラーク: スージー・ケイン(英語版)
製作
公開・マーケティング
評価
出典^ Tim Gray (2018年12月6日). “‘Stan & Ollie’ Director Faced Challenge of Introducing Comedy Duo to Modern Audiences”
^ “Stan & Ollie (2018) - Financial Information
^ Ali Jaafar (2016年1月18日). “Steve Coogan And John C. Reilly To Star As Stan Laurel And Oliver Hardy In Jon S. Baird’s ‘Stan & Ollie’” (英語). Deadline.com. https://deadline.com/2016/01/steve-coogan-john-c-reilly-to-star-as-stan-laurel-and-oliver-hardy-in-jon-s-bairds-stan-ollie-faye-ward-jeff-pope-1201685254/ 2018年12月24日閲覧。
^ Benjamin Lee (2016年1月18日). “Steve Coogan and John C Reilly to play Laurel and Hardy in biopic” (英語). The Guardian. https://www.theguardian.com/film/2016/jan/18/steve-coogan-john-c-reilly-laurel-and-hardy-biopic 2018年12月24日閲覧。