傷追い人
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『傷追い人』(きずおいびと)は、小池一夫原作・池上遼一作画による漫画劇画)、またそれを原作としたOVA小学館ビッグコミックスピリッツ』1982年1月15日号(発売日は前年12月)から1986年3月30日号まで連載[1]

悪の巨大組織「G・P・X」に恋人と青春を奪われた元アメリカンフットボーラー・茨木圭介の愛と復讐の戦いを描く、モンテ・クリスト伯を意識して企画された復讐劇[2]

実質的な前作にあたる『I・餓男[3]は、主人公が復讐を果たせぬまま未完に終わったが、リターンマッチにあたる本作では、主人公は復讐を一応の形で遂げることができた[4][5]高橋留美子を筆頭としたラブコメに流行が移り、旧来の劇画が失速していた時期だったことから、『傷追い人』でも一部コメディが試みられたが、最終的には男たちが単行本1巻分以上をかけて決闘を繰り広げる王道の「劇画」で物語は決着する[6]
あらすじ.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください。(2019年3月)(使い方

茨木圭介は一流のアメリカンフットボール選手だったが、最愛の恋人・夏子とともに有名人を出演させる闇のポルノフィルム制作組織G・P・X(God Pornographic X-rated Film)に拉致される。圭介と夏子は愛を貫いて出演を拒否し続けるが、彼等の策略によって夏子は自決。更なる報復で母を殺され、自らも麻薬使用の濡れ衣を着せられて投獄される。全てを失ったことによる怒りと復讐心を生きる糧とした代償として短期間で白髪となり、看守を驚愕させた。

服役を終えた圭介は、G・P・Xの手が唯一及んでいないブラジルの奥地にてリオ・バラキと名乗り、ブラジルの奥地でガリンペイロとして金の採掘を続けながら復讐のために再起をかける。

日本人のガリンペイロがいるという情報をつかんだ日下夕湖は取材のためにのブラジルへやってきて、圭介と出会うが、会うや否や圭介は夕湖をレイプする。夕湖は圭介に反発しながらも心惹かれ、行動を共にするようになっていった。財宝を求めて共に旅を続ける中、夏子への思いを断ち切れずにいた圭介の心は夕湖によって癒され、やがて相思相愛になる。ついにはポルトガルの財宝を手に入れるが、マフィアとの戦いが起き、圭介を銃弾から守って夕湖は命を落とす。

圭介はアメリカ合衆国へ渡ると、財宝をもとにアメフトチーム“ニューヨーク・リベンジャーズ”のオーナー兼クォーター・バックの実業家ジョー・ツルギとして社交界で頭角を現し、G・P・Xをおびき寄せることに成功する。

G・P・XのNo.2・カルロ・ザンビーノとの戦いでブラジル以来の仲間だったペギーを失うもカルロのファミリーを取り込み、コーザ・ノストラに加わることで裏社会の力を手にし、G・P・Xの核心に迫っていく。そして、圭介を狙う刺客だったミスティを伴侶とし、G・P・Xとの最終決戦に赴く。圭介はそれに勝利し、最終的にはG・P・Xを圭介が乗っ取るかたちで復讐を果たす。
登場人物

この節の加筆が望まれています。

主人公と関係者たち
茨木 圭介
堀勝之祐またの名を、リオ・バラキ、白髪鬼(ホワイト・ヘアード・デビル)、ジョー・ツルギ。『I・餓男』の暮海猛夫にあたるキャラクター。アニメ版ではCIA長官となり、妻に迎えたミスティと共に、亡母と先に落命した3人の女性達の墓に赴いている。
小宮 夏子
声:鶴ひろみ圭介の婚約者。スケバンとして因縁をつけたことがもとで圭介に一目惚れする。圭介に胸に蜥蜴(リザード)の刺青を入れさせることで、二人の愛は不動のものとなり、婚約者となる。その幸せも束の間、圭介と共にG・P・Xの罠に落ち、圭介との愛を貫いて自決する。『I・餓男』の広瀬未來にあたるキャラクターで、物語の発端。
日下 夕湖
声:小山茉美空手有段者にして美人の人気キャスター。最初のヒロイン。番組のロケでブラジルに来るも、圭介に襲われ、レイプされてしまう。その後、現地のギャングにロケに来たメンバーごと襲われ、レイプされかけるも圭介に助けられ、彼から「俺は敗北者。そして、復讐者(リベンジャー)だ」と告げられ、自分が圭介を愛していることを自覚していく。最終的に全てを捨てて彼を追いかけ、共にポルトガルの財宝を手に入れるも、財宝を奪おうと襲ってきたマフィアとの戦いで圭介の盾となって銃弾を浴び、命を落とした。
ペギー(ダイヤモンド・ペギー)
声:弥永和子女の船大工。ブラック・スネークも敵わない怪力を誇る。マフィアの紹介で圭介らと知り合い、ポルトガルの財宝を積んでアメリカへ渡る為の船「タマリスク」を建造する。自らの不注意でマフィアに目をつけられ、夕湖とスネークの死を招いた責任を感じ、圭介の性奴隷も厭わぬ献身ぶりを見せる。圭介もその想いに応え、共にブラジルを離れて渡米。渡米後は財宝を元手に、G・P・Xをおびき出すため“ダイヤモンド・ペギー”の名でモデルとして社交界に身を投じると同時に圭介の妻ともなるが、G・P・XのNo.2・カルロ・ザンビーノとの戦いで圭介の盾となり、命を落とす。
ミスティ
声:深見梨加カルロ・ザンビーノの跡目を継いだ圭介に対してG・P・Xが放った刺客。


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