修羅のみち
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修羅のみち(しゅらのみち)は、ナック(現・ICHI)制作で全12作が発表された日本の劇場映画及びビデオ映画シリーズである。
概要

修羅がゆく』シリーズに続く形で発売された任侠アクション作品。スタッフ・キャストの多くは同作から続投しており、哀川翔も引き続いて主演を務めているが、哀川の演ずる吉田晴男は第5作を最後に劇中で死を遂げ、第6作以降は原田龍二の演ずる大神竜馬と渡辺裕之の演ずる南条鷹宏を中心とするストーリーが描かれる。アクションシーンにはCGやデジタル合成を中心とした特殊視覚効果が多く用いられている。第1作から第10作までは劇場公開されたが、第11・12作のみ東映Vシネマレーベルからビデオスルー作品としてリリースされた。
登場人物
関東共住会
大神組
吉田 晴男(よしだ はるお)
演 -
哀川翔(第1作?第5作)大神組若頭。大神菊造の死後は大神組二代目組長となる。関東共住会本部長補佐でもある。亀岡とは兄弟分にあたる。第5作にて黒田との抗争に敗れ死亡する。
大神 竜馬(おおがみ りょうま)
演 - 原田龍二(第6作?第12作)※第5作にもラストシーンに登場している。大神組三代目組長。大神菊造の実子で、南条は異母兄。三代目組長を継ぐ前はフランス外人部隊に10年間在籍し、軍曹の地位にまでのぼりつめた。格闘術のプロフェッショナルであり、拳銃の他にもブーメランなど様々な武器を装備し、自在に使いこなす。
南条 鷹宏(なんじょう たかひろ)
演 - 渡辺裕之(第6作?第11作)大神組最高顧問。大神菊造の実子で、竜馬は異母弟。大神の兄弟分・熊寺輝行に預けられて育ち、成人後は国会議員・稲葉の秘書として活躍していた。稲葉の死後、その後継者として期待されるが、父と稲葉の仇敵である黒田を倒すべく極道の世界に身を投じる。11作目にて死亡。
大神 菊造(おおがみ きくぞう)
演 - 夏八木勲(第1作のみ)関東共住会本部長・大神組初代組長。黒田の放ったヒットマンに撃たれ死亡。南条の母親を殺した相手を弾いた時の拳銃が形見として残っており、竜馬・南条兄弟に受け継がれた。
植村 建二(うえむら けんじ)※第5作以降は「健二」と表記されている
演 - 小西博之(第1作?第8作)大神組幹部。吉田が二代目組長となった時、大神組若頭となる。
亀岡 竜二(かめおか りゅうじ)
演 - 大和武士(第4作・第6作?第10作)大神組組長代行。吉田とは兄弟分である。初登場時(第4作)では大神組の若い組員より黒田組の手先と誤解されていたが、風間のおかげで誤解がとけた。大神菊造からの意向に基づき、吉田より組長代行に任命される。第6作では竜馬・南条兄弟の危機を救った。(この時は出所したばかりで組長代行ではなかった)第7作より再び組長代行の座に就く。
桐生 実(きりゅう みのる)
演 - 小林滋央〈現・小林成男〉(第1作?第5作)大神組組員。大神組の若い組員の中では吉田からの信頼が最も厚い。5作目にて荒尾組の手にかかり死亡。
梅木 三郎(うめき さぶろう)
演 - 白国秀樹 (第1作?第3作・第5作・第6作・第11作)大神組組員。11作目ではやむを得ない事情により、大神組を裏切った。
風間 完治(かざま かんじ)
演 - 新藤栄作(第2作・第4作)大神組幹部。亀岡の存在を知る数少ない人物。
百瀬 大地(ももせ だいち)
演 - 清水宏次朗(第7作・第8作)大神組若頭補佐。植村の兄弟分でもある。亀岡同様、初登場時は若い組員に関西の回し者と勘違いされていた。竜馬が黒田を倒せるよう、竜馬を裏切り黒田組の一員となったかのように見せ、黒田組を欺いた。
浅倉 和夫(あさくら かずお)
演 - 川本淳市(第1作・第2作・第4作)大神組組員。
岡島 修(おかじま おさむ)
演 - 大和啄也(第4作・第7作?第12作)大神組組員。
小森 繁(こもり しげる)
演 - 松岡典幸(第6作?第8作・第11作・第12作)6作目では熊寺一家組員。 7作目以降は大神組組員。
関東共住会幹部
剣持 八郎(けんもち はちろう)
演 -
亀石征一郎関東共住会三代目会長・剣持一家総長。吉田や竜馬の理解者だが、組織の長として時に厳しい決断も下す。第12作で黒田組によって瀕死の重傷を負うが、一命を取り留める。
藤倉 正敏(ふじくら まさとし)
演 - 川地民夫(第2作?第4作・第9作・第10作)関東共住会本部長・藤倉組組長。(第2作以降、第1作は大神菊造が本部長)第11作で死亡。(本人は登場しないが、死亡の記事が載っている新聞が登場する)
倉益 良吉(くらます りょうきち)
演 - 安岡力也関東共住会幹事長・倉益組組長。第5作では吉田・冬木と3人で黒田組のアジトに乗り込んでいる。第11作にて西尾に射殺される。
関西山王組
黒田組→関西山王組
黒田 虎男(くろだ とらお)
演 -
松方弘樹(第1作?第12作)関西山王組若頭・黒田組組長。6作目より関西山王組二代目組長となる。自分が有利な状況ではとことん強気で押しまくる徹底した暴力主義者だが、不利に陥ると途端に弱々しく狼狽する。自身の目的のためならあらゆる犠牲や流血も惜しまない卑劣漢だったが、実娘・真矢との対峙を機に、金と暴力に明け暮れた自らの生き様に虚しさを覚えるなど人間らしい弱さも垣間見せる。娘の死とともに、自ら火を放ち自害した。
八雲 政夫(やくも まさお)
演 - 松田優(第1作?第8作)1作目では谷岡組長のボディーガードだったが、2作目以降黒田組幹部となる。格闘戦に強く、外人部隊出身の大神竜馬とも互角の戦いを見せた。8作目にて百瀬はじめ、大神組員に撃たれ死亡。
戸丸健太郎(とまる けんたろう)
演 - 清水昭博(第1作?第8作)黒田組若頭。8作目にて南条に撃たれ死亡。
西尾 武士(にしお たけし)
演 - 永倉大輔(第1作?第4作・第6作?第11作)黒田組幹部。後に関西山王組若頭補佐となる。11作目にて南条と撃ち合い彼に致命傷を与えるも、死亡。
広川 強(ひろかわ つよし)
演 - 金山一彦(第3作・第4作)黒田組幹部。
兵藤 伸吾(ひょうどう しんご)
演 - 須藤雅宏(第9作?第12作)関西山王組若頭。
その他
吉田 恭子(旧姓:香山)(よしだ きょうこ)(かやま)
演 -
夏生ゆうな(第1作?第3作)吉田晴男の妻。元は銀行に勤務していたが、黒田の策略で危機に瀕した銀行を救った吉田に惚れて結婚する。3作目にて黒田の放ったヒットマン(矢吹)に撃たれ、死亡する。
藤村真由美(ふじむら まゆみ)
演 - 水谷ケイ(第1作・第2作)ホステス。黒田の愛人。
ゲスト

※関東共住会、関西山王組の関係者(主に幹部級)については、それぞれの組織を参照。
第1作

勝田 誠也(かつた せいや)
演 - 渡辺裕之関西山王組若頭補佐・勝田組組長。
谷岡 茂(たにおか しげる)
演 -
丹波哲郎特別出演)関西山王組初代組長。5作目にて死亡した事実が語られる。


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