信長協奏曲
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信長協奏曲
ジャンル
歴史
漫画
作者石井あゆみ
出版社小学館
掲載誌ゲッサン
レーベルゲッサン少年サンデーコミックス
発表号2009年創刊号 - 連載中
巻数既刊22巻(2022年2月10日現在)
アニメ
原作石井あゆみ
監督冨士川祐輔
脚本高橋ナツコ
音楽横山克
製作フジテレビ
放送局フジテレビほか
放送期間2014年7月12日 - 9月20日
話数全10話
ドラマ
原作石井あゆみ
脚本西田征史、岡田道尚
宇山佳佑徳永友一
音楽☆Taku Takahashi
制作フジテレビ
放送局フジテレビ
放送期間2014年10月13日 - 12月22日
話数全11話
その他シリーズ構成:西田征史
映画
原作石井あゆみ
監督松山博昭
脚本西田征史、岡田道尚、宇山佳佑
音楽☆Taku Takahashi
制作FILM
製作「信長協奏曲」製作委員会
配給東宝
封切日2016年1月23日
上映時間126分
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメテレビドラマ映画
ポータル漫画アニメテレビドラマ映画

『信長協奏曲』(のぶながコンツェルト)は、石井あゆみによる日本漫画。『ゲッサン』(小学館)創刊号(2009年)から連載中。第57回小学館漫画賞少年向け部門を受賞。「全国書店員が選んだおすすめコミック2012」では7位。2016年9月時点で累計部数は450万部を突破している[1]

2014年からはフジテレビ開局55周年プロジェクトとしてテレビアニメ・実写テレビドラマ・実写映画の3媒体を同時企画・随時展開するメディアミックス作品[2][3]

2014年7月よりテレビアニメが放送された。(詳細は#テレビアニメの節を参照)

2014年10月期より実写テレビドラマ化された。(詳細は#テレビドラマの節を参照)

2016年に、テレビドラマ版と同一キャスト・スタッフによる実写映画が公開された。(詳細は#映画の節を参照)

あらすじ

勉強が苦手な高校生のサブローは、ひょんなことから戦国時代天文18年(1549年)にタイムスリップしてしまう。そこで出会った本物の織田信長と瓜二つの容貌をしていたことから、病弱な自分の代わりに信長として生きてくれと頼まれ、信長として生きていくこととなる。

当初は、周囲から困惑され裏切りや暗殺されかかるも、偶然が重なり飄々と切り抜ける。そうしたことから家中や領民に支持され、家臣の平手政秀の死をきっかけに本気で天下統一を志す。室町幕府第13代将軍の足利義輝との謁見をはじめ、尾張、美濃を制覇し京に上洛後、敵対した足利将軍家・朝倉家浅井家武田家など隣国大名を打ち破っていく一方、楽市楽座・産業振興・兵農分離などを推し進め、領地経営も成功し、安土城を築城して、史実の通りに天下人へ駆け上がっていく。
登場人物

★はタイムスリップしてきた人物を示す。
主人公
サブロー
[注 1] ★ / 織田信長(おだ のぶなが)
声 - 宮野真守 演 - 小栗旬本作品の主人公。勉強が苦手で、ふざけて遊んでいることが多い普通の高校生だったが、川沿いの道わくを歩いていたおりに、足を滑らせ川に落ちてしまい、なぜか戦国時代にタイムスリップしてしまい、顔、声、体格などがそっくりであった本来の織田信長に出会い、その頼みで信長として生きていくはめになる。歴史を変えてはいけないという認識は持っており、日本史教科書を参考にするなどして、織田信長として天下を取らないといけないと思っている。だが、飄々として物事にこだわりがない性格に加え、あまり歴史のことを理解していないため、自然体で生活している。史実通りの歴史になった場合、自分が本能寺の変で死ぬことについても深刻に考えていないようである。しかしながら、図らずも自身の振る舞いが史実通りになっているが、戦国時代に来てから30年近く経つと学校の勉強をしていなかったことを後悔する旨の発言をしている。「俺、運動神経いいから」が口癖で、平然と危なっかしい真似をしたり、戦国時代に来て早々に経験のないはずの乗馬をこなすなど身体能力は高い。礼儀作法に疎く、現代の言葉を使い周囲を困惑させることもあるが、独特な発想と高いカリスマ性や行動力を発揮させ、織田家拡大につれ武将としての風格を備えていく(朝廷に参内する際は、サブローが明智光秀の姿をして、光秀に信長として参内してもらっている)。一方で敵味方という意識が薄く、裏切り者である弟の信行にも手を差し伸べたり、長益にねだられれば物を買い与え、母親になっても信長を過剰に慕うお市には強く物を言えないなど、織田家の身内に甘い面を見せている他、特に序盤では基本的に戦うよりは仲良くするのを選ぶ傾向がある[4]。本能寺の変で信長を殺すのは「あいださん」[注 2]だと覚え間違えている。なお、本作品では側室や子供は登場しておらず、史実における側室・吉乃は明智光秀の正妻となっている(光秀が織田家に仕える前に死去している)。
【ドラマ版での設定】
逃げ癖がある、強がりを言ってしまい後で落ち込む、死のうとしている相手に命の大切さを熱く語るなど、原作やアニメ版に比べて非常に人間臭い。
明智光秀(あけち みつひで)
声 - 梶裕貴 演 - 小栗旬(二役)本物の織田信長。聡明だが病弱。サブローからは「ミッチー」と呼ばれる。病弱な自分では織田家を支えきれないと判断して出奔するが、その際に自分そっくりのサブローに出会い、織田信長として生きていくことを託して尾張を去ってしまう。各地を放浪する中、明智家の養子に迎えられ、明智光秀を名乗る。その後長良川の戦いで明智家は斎藤義龍に滅ぼされて土地を失うが、各地を転々として朝倉領で暮らすうちに信長の噂を聞き、力になるため光秀としてサブローの前に現れる。周囲の混乱を防ぐため普段は白い頭巾で頭を覆っており、必要に応じてサブローの影武者となる。ただし、前述のとおり病弱であり、本人としては体調の良い時でも周囲からは「顔色が悪い」と心配されることが多い。一部のものからは自身の顔を知られているが、ゆきは明智の正体をも感づいている。織田家中を纏める4人の軍団長のひとりに選ばれる。延暦寺攻めで僧兵たちを斬殺した折、その僧兵が信長への恨みを込めて称した「第六天魔王」を自らの異名とした。サブローとは強い絆で結ばれており、松永久秀の発言から偶然にサブローの正体を知って以来、彼のためだけに生きると決意している。サブローは、利家などの家臣たちを「あつい」、光秀は「重い」と評している。本能寺の変で自分が死ぬことを気にしていないサブローに対し、絶対に死なせないとも誓っている。死別した前妻吉乃との間に息子が二人いる。また、娘のが生まれていることも語っている。
【ドラマ版での設定】
原作やアニメ版とは異なり、サブローと入れ替わった理由は跡継ぎ争いから逃れるため。また、秀吉の正体に気づきつつ共謀して暗躍するなど、野心家な性格となっている。

『天下布武理之帳』の「石井先生のこだわり所」によるとサブローと光秀の髪の毛や目の色は他の人より茶色いとあるが、アニメ版ではサブローは茶色いが、光秀は濃い紺色となっている。
織田家
信長の家族
帰蝶(きちょう)
声 - 水樹奈々信長の正室。斉藤道三の娘。本来の信長とはうまくいっていなかったが、サブローにはベタ惚れする。優しく穏やかな性格で誰からも慕われている。サブローに深い愛情を抱くがゆえに、戦の際に所在不明となっていることを知らされた時は、食事も睡眠も取らずに弱っていった。
【ドラマ版での設定】
普段はおしとやかに振舞っているが、それは本来の信長に指示されたからで、実は気が強い性格。そのため当初はサブローと口論になることが多い。サブローが織田家中に馴染んだころには、本来の性格で振る舞うようになっている。
お市(おいち)
声 - 悠木碧信長の妹。幼いころからサブローによくなついている。容姿は皆が認めるほど美しいが、お転婆で落ち着きがない。渋りつつも織田家のために浅井長政に嫁ぎ、三姉妹を産む。嫁ぎ先の浅井家が織田軍に滅ぼされる際に、織田家に身柄を移された。夫の死後でも信長を慕う態度は変わらず、サブローを兄以上に思っている節が見られる。このことからサブローからブラコンと評されている。長政よりもサブローの方が好き。サブローからは「おいっちゃん」と呼ばれる。
【ドラマ版での設定】
恒興とは幼馴染みの間柄。
茶々(ちゃちゃ)
信長の姪。お市の長女。見た目も性格もお市にそっくりで、サブローも「ミニチュア版おいっちゃん」と言うほど似ている。だが、眉は長政と同じく凛々しい。
(はつ)
信長の姪。お市の次女。茶々とは違い、いつも寝ている。目が長政に似ている。
(ごう)
信長の姪。お市の三女。広いおでこが長政に似ている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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