信金中央金庫
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信金中央金庫
Shinkin Central Bank市場情報
東証 8421
2000年12月上場
本社所在地〒103-0028
東京都中央区八重洲一丁目3番7号
(2007年12月3日移転登記)
設立1950年6月1日
法人番号3010005002392
金融機関コード1000
SWIFTコードZENBJPJT
資本金6,909億円(出資金)
総資産39兆24,327億円
従業員数1,198人
支店舗数日本国内:13店 日本国外:4拠点
※:海外駐在員事務所を含む
関係する人物小原鐵五郎
外部リンクhttps://www.shinkin-central-bank.jp/
特記事項:2017年3月31日現在
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信金中央金庫(しんきんちゅうおうきんこ、Shinkin Central Bank、略称「信金中金」・「SCB」)は日本の金融機関の一つである。信用金庫系統中央機関である。目次

1 概要

2 沿革

3 歴代会長・理事長一覧

4 グループ企業

5 脚注

6 外部リンク

概要

発祥は1950年に設立された「全国信用協同組合連合会」である。その後、1951年に「全国信用金庫連合会」(全信連)に改組し、2000年10月に現名称となった。信用金庫法に基づき、「全国を地区とする信用金庫連合会」は、その名称中に「信金中央金庫」を用いることが義務付けられており、また国際業務を行うことも認められている。この業務を行えるのは2010年6月現在で信金中金が日本で唯一である。いわば「信用金庫の中央金融機関」、「信用金庫の中央銀行的存在」であり、全国の信用金庫に対して経営指導や財政支援などをおこなう。「信用金庫の守護神」とも言われるゆえんである。

全信連は従来より「しんきんセントラルバンク」の愛称があったが、信金中央金庫への名称変更により「しんきんセントラルバンク」は英文での正式名称となった。統一金融機関コード(いわゆる「銀行コード」)は、1000。国内営業店は13か店(北海道、東北、東京、北陸、静岡、名古屋、大阪、神戸、岡山、中国、四国、福岡、南九州)、海外拠点は4か所(ニューヨーク駐在員事務所、香港駐在員事務所、上海駐在員事務所、バンコク駐在員事務所。かつてはロンドンにも駐在員事務所があった)である。

「信用金庫連合会の一種」とされるため、小切手法の適用については銀行と同視される。

2010年3月31日現在、出資金は4,909億円(うち優先出資金909億円)。信金中金の発行する優先出資証券については2000年12月より東京証券取引所に上場している(証券コード:8421)。ただし、一般の上場株券とは違い、一部の証券会社では優先出資証券を取り扱っていない場合がある。

主に会員向けに融資や預金受入れなどを行なっており、会員外に対する融資や預金受入れについても条件さえ充足すれば可能である。信用金庫を通じた代理貸付制度もある。信用金庫に対する支援として以前は「信用金庫相互援助制度」があったが、現在は「経営分析」・「経営相談」・「資本増強」の3本柱からなる「信用金庫経営力強化制度」が創設されている。

その他には利付信金中金債券「リツレン」と呼ばれる金融債を発行している。ただし、この商品は類似した通称の付いた債券を発行する他の金融債発行金融機関とは異なり、個人向けには売り出されておらず、法人・機関投資家向けの募集債である。また、商品名は発行開始時点ですでに日本債券信用銀行(現:あおぞら銀行)に「リッシン」が存在したため、全信連の「連」から「リツレン」となった。
沿革

1950年5月 - 全国信用協同組合連合会設立。

1951年

11月 - 全国信用金庫連合会へ組織変更。

12月 - 地方公共団体に対する貸付を開始。


1953年9月 - 東京都公金収納事務の取扱開始。

1956年10月 - 信用金庫からのコールマネー(金庫短期資金:1959年7月-)の受入開始。

1958年12月 - 代理貸付制度の取扱開始。

1959年10月 - 中小企業退職金共済事業団の代理業務の取扱開始。

1960年8月 - 連結子会社として、全国信用不動産株式会社設立。

1964年5月 - 政府保証債の引受開始。

1966年1月 - 国債引受けシンジケート団に加入。

1971年10月 - 信用金庫相互援助資金制度を創設。

1982年4月 - 外国為替業務の取扱開始。

1983年4月 - 公共債の窓口販売業務の取扱開始。

1985年2月 - 連結子会社として、全国しんきん抵当証券株式会社および株式会社しんきん情報システムセンター(SSC)設立。

1989年12月 - 全信連債券(しんきん中金債券:2000年10月-)(5年もの利付金融債)の発行開始。

1990年

10月 - 連結子会社として、全信連インターナショナル株式会社(ZIL)設立。

12月 - 連結子会社として、全信連ビジネスサービス株式会社(ZBS)および全信連投資顧問株式会社設立。


1991年11月 - CPのプライマリー・ディーラー業務の取扱開始。

1993年

6月 - 私募債の受託業務の取扱開始。

11月 - 2年もの利付金融債の発行開始。


1994年2月 - 連結子会社として、株式会社しんきん信託銀行設立。

1996年9月 - 連結子会社として、しんきん証券株式会社設立。

1998年12月 - 全信連投資顧問株式会社の社名をしんきんアセットマネジメント投信株式会社に変更。

1999年3月 - 全国信用不動産株式会社(連結子会社)の株式譲渡により非子会社化。

2000年

3月 - 全国しんきん抵当証券株式会社(連結子会社)清算。

10月

名称を全国信用金庫連合会から信金中央金庫に変更。

全信連インターナショナル株式会社の社名をしんきんインターナショナル株式会社に変更。

全信連ビジネスサービス株式会社の社名をしんきん中金ビジネス株式会社に変更。



2000年12月

7年ものおよび10年もの利付金融債の発行開始。

優先出資証券(証券コード:8421)を東京証券取引所に上場。


2001年

4月 - 信用金庫経営力強化制度(経営分析・経営相談・資本増強)の運営開始。

6月 - 連結子会社として、信金キャピタル株式会社設立。


2002年7月

しんきんインターナショナル株式会社を信金インターナショナル株式会社に邦文表記変更。

しんきん中金ビジネス株式会社の社名を信金中金ビジネス株式会社に変更。


2002年

11月 - 連結子会社として、信金ギャランティ株式会社設立。


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