信濃の国
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、長野県歌について説明しています。令制国の信濃国については「信濃国」をご覧ください。

信濃の国
長野県庁舎前にある「信濃の国」の 歌碑

県歌の対象
長野県
作詞浅井洌1899年
作曲北村季晴1900年
採用時期1968年5月20日(制定告示)
言語日本語
テンプレートを表示

『信濃の国』(しなののくに)は、長野県県歌である。1900年明治33年)発表。
概要

作詞は旧松本藩士族の浅井洌1849年 - 1938年)、作曲は東京府出身の北村季晴1872年 - 1930年)により、1900年明治33年)に成立した。元は長野県師範学校附属小学校の郷土唱歌として作られ、その後身に当たる信州大学教育学部附属長野小学校の校歌としても歌い継がれている。

太平洋戦争が終結した1945年昭和20年)以前は「秋田県民歌」や山形県の「最上川」と並ぶ「三大県民歌」と称され、戦後も実質的な長野県歌として歌われて来たが1968年(昭和43年)5月20日の県告示で正式に長野県歌として制定された。 

1998年に開催された第18回冬季オリンピック・長野大会での開会式、閉会式の日本選手団の入場にも使われた。
歌詞.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}本作の歌詞は著作物の本国においてパブリックドメインであり、アメリカ合衆国においてもウルグアイ・ラウンド協定法の対象外です。

全6番からなり、4番のみメロディーテンポが異なる(転調ではない)。4番が異なるのは、七五調の歌詞の中で「寝覚の床」「姨捨山」と字余りが2回出てくるのと、情緒を持たせるためだと言われている。

歌詞の内容は、各節で次のように分かれている。
長野県の地理に関する概要

山河

産業

旧跡/名勝

長野県出身の著名人

碓氷峠と鉄道(作曲の数年前に開通した信越本線)・結句

番歌詞現代語訳(例)
一、信濃(しなの)の国(くに)は十州(じっしゅう)に 境連(さかいつら)ぬる国(くに)にして聳(そび)ゆる山(やま)はいや高(たか)く 流(なが)るる川(かわ)はいや遠(とお)し松本(まつもと)伊那(いな)佐久(さく)善光寺(ぜんこうじ) 四(よっ)つの平(たいら)は肥沃(ひよく)の地(ち)海(うみ)こそなけれ物(もの)さわに 万(よろ)ず足(た)らわぬ事(こと)ぞなき信濃国は、10か国の令制国上野国越後国越中国飛騨国美濃国三河国遠江国駿河国甲斐国武蔵国)と境を接する広大な国である。当地にそびえる山は遥かに高く、流れる川は長大である。山国ではあるが、松本平伊那谷佐久平善光寺平の、計4つの肥沃な平地がある。海がない内陸県ではあるが様々な物品を産し、物に不足することは無い。
二、四方(よも)に聳(そび)ゆる山々(やまやま)は 御嶽(おんたけ)乗鞍(のりくら)駒ヶ岳(こまがたけ)浅間(あさま)は殊(こと)に活火山(かつかざん) いずれも国(くに)の鎮(しず)めなり流(なが)れ淀(よど)まずゆく水(みず)は 北(きた)に犀川千曲川(さいがわちくまがわ)南(みなみ)に木曽川天竜川(きそがわてんりゅうがわ) これまた国(くに)の固(かた)めなり四方に聳える山々で著名なものを挙げるなら、御嶽山乗鞍岳木曽駒ケ岳


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:53 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef