信楽高原鐵道株式会社
Shigaraki Kohgen Railway Co., Ltd.本社が隣接する信楽駅
種類株式会社
略称SKR
本社所在地 日本
〒529-1851
滋賀県甲賀市信楽町長野192番地
設立1987年2月10日
業種陸運業
法人番号3160001005541
信楽高原鐵道株式会社(しがらきこうげんてつどう)は、滋賀県で旧国鉄特定地方交通線の鉄道路線である信楽線を運営している鉄道事業者である。信楽町・水口町(いずれも現在の甲賀市)や滋賀県などの出資[4]による第三セクター方式で設立された、第三セクター鉄道事業者の一つである。本社は滋賀県甲賀市信楽町長野192番地。
歴史
1987年(昭和62年)
2月10日 会社設立。
7月13日 西日本旅客鉄道(JR西日本)信楽線を転換し、信楽線開業[5][6]。
1989年(平成元年)12月1日 信楽焼製の干支切符・記念切符を発売開始。以後毎年発売。ただし記念切符は以後不定期。
1991年(平成3年)
5月14日 信楽線において、JR西日本から乗り入れの臨時快速列車と信楽高原鐵道の普通列車が正面衝突事故(信楽高原鐵道列車衝突事故)を起こす。
12月8日 列車運行再開。
1995年(平成7年)12月18日 SKR300形投入。
2001年(平成13年)11月6日 SKR310形投入。
2013年(平成25年)
4月1日 地域公共交通の活性化及び再生に関する法律に基づく鉄道事業再構築実施計画により上下分離方式に移行。信楽高原鐵道が信楽線の第二種鉄道事業者となり、線路や車両等の鉄道施設を譲渡された甲賀市が第三種鉄道事業者となる[7]。
9月15日 台風18号によりこの日から信楽線が運休。16日には杣川橋梁の橋脚が流失[8](詳細後述)。
2014年(平成26年)11月29日 列車運行再開[9]。
2015年(平成27年)
1月15日 スウェーデンの陶芸家、リサ・ラーソンの作品を描いたラッピング列車「マイキー・トレイン」を6月7日まで運行[10]。
10月4日 SKR400形投入[11]。
2017年(平成29年)2月5日 SKR500形投入[12]。
2019年(令和元年)9月29日 信楽を舞台とするNHK連続テレビ小説『スカーレット』のラッピング列車を2020年3月28日まで運行[13]。
路線
信楽線 貴生川 - 信楽 14.7km(信楽高原鐵道が第二種鉄道事業者、甲賀市が第三種鉄道事業者)
車両事故現場跡を通過するSKR310形SKR400形
詳しくは、各車両記事を参照のこと。
現有車両
SKR310形
SKR200形の置き換え用に2001年、2002年に1両ずつ計2両(311, 312)が製造された。後述のSKR300形と同外観だが、エンジンの強化及びブレーキ系統の二重化がされている。
SKR400形
SKR300形の置き換え用に1両(401)が製造された[14][15]。2015年10月4日に営業運転を開始した[11]。
SKR500形
SKR200形の置き換え用に1両(501)が製造された。2017年2月5日に営業運転を開始した[12]。
過去の車両
SKR200形
1987年の開業時に3両(201 - 203)が用意され、1988年に1両(204)が製造された。2両(202, 204)が1991年の衝突事故で廃車になり、その補充用に205が製造された。SKR310形の投入に伴い、2両(201, 203)が廃車され1両(205)のみが残っていたが、SKR500形の投入に伴い、2017年2月4日に運用を終了し、紀州鉄道に譲渡された[16]。
SKR300形
1995年に1両(301)が製造された。衝突事故の教訓を元に安全面を強化した。2015年10月3日をもって運用から離脱し[15]、紀州鉄道に譲渡された[17]。
塗装開業時塗装のSKR202
開業時は、白地に陶磁器を焼く炎をイメージした赤と「紫香楽」の紫で、山つつじ(信楽町花)の花びらをデザインした塗装だったが、事故後緑帯に変更された。