保安局
Security Service(MI5)
MI5本部が入居するテムズハウス
組織の概要
設立年月日1909年 シークレット・サービス・ビューローとして
管轄英国政府
本部所在地 イギリス ロンドン
シティ・オブ・ウェストミンスター
ミルバンク
保安局[2](ほあんきょく、Security Service、SS)は、イギリスの国内治安維持を担当する情報機関である。MI5(Military Intelligence Section 5、軍情報部第5課)として知られている。本部はロンドン シティ・オブ・ウェストミンスター ミルバンク(英語版)11番 テムズハウス。
内務大臣の管轄下にあるが、内務省との組織上のつながりはなく、スパイやテロリストの逮捕は、ロンドン警視庁テロ対策指令部が担当している。日本における同種機関としては、公安調査庁が挙げられる。
なおMI5に対して、MI6の通称で知られているのは秘密情報部(英: Secret Intelligence Service、SIS)であり、国外の政治、経済及びその他秘密情報の収集、情報工作を任務としている[3]。
組織
人事、教育、法務、財務部門
国際テロ対策部門
国家安全保障部門
IRA対策、国内テロ対策部門
情報及び技術部門
ドイツ、アメリカ合衆国、キプロスに連絡幹部を配置している。 1909年に戦争(陸軍)省(War Office)の外局として秘密業務局(Secret Service Bureau)が設立された。これは現在の保安局と秘密情報部(MI6)両方の機能をもつものであったが国内課(Home Section)と外国課(Foreign Section)に分けられており、保安局はこのうちの前者にあたる。
沿革
その後、1929年に国防保安局(Defence Security Service)、1931年に保安局(Security Service)とそれぞれ改称されているが、MI5の略称は公式サイトのURLにもなるなど、根強く残っている。
2009年10月5日、創設100年に合わせて、公認歴史書が出版された[4]。 小説や映画とは異なり、歴史的にMI5は、アイルランドでは活動しておらず、IRA対策は、スコットランドヤードと現地警察の対テロ部署が行っていた。 しかしながら、冷戦終結と共に、テロ対策がMI5の重要な任務となった。1992年10月、F Branch(破壊活動対策)とK Branch(対スパイ)からT Branch(IRA対策)が創設され、IRA対策はMI5が主管することとなった。 2003年6月、国際テロの脅威の分析と評価のために、統合テロリズム分析センター (Joint Terrorism Analysis Centre; JTAC) が創設された。センターの定員は、100人であり[疑問点 – ノート]、その内30人がMI5職員である。 JTAC所長は、MI5長官に従属するが、11省庁の職員が働く独立機構として活動している。JTACは、MI5のT Branchと密接に協力している。 JTACは、アメリカの国家テロ対策センター (National Counterterrorism Center; NCTC)、オーストラリアの国家脅威評価センター (National Threat Assessment Centre; NTAC)、カナダの統合脅威評価センター (Integrated Threat Assessment Centre; ITAC)、ニュージーランドの統合脅威評価グループ (Combined Threat Assessment Group; CTAG) と共に、対テロ・ネットワークを構成している。 代名前就任退任
対テロ活動
IRA対策
国際テロ対策
歴代長官
01バーノン・ケル陸軍少将1909年1940年
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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