「作品」の語義については、ウィクショナリーの「作品
」の項目をご覧ください。『作品』(さくひん)は、1930年から1940年まで刊行された文芸同人誌。
横光利一、堀辰雄の『文学』と、『1930年』が合併してできた。ほかに小林秀雄・三好達治・井伏鱒二らが参与、作品社から刊行された。1930年5月が創刊号で、堀辰雄「ルウベンスの偽画」の改作版が掲載された。ほか牧野信一、河上徹太郎、今官一、今日出海、深田久弥、中村正常、梶井基次郎「交尾」、尾崎士郎、尾崎翠、中里恒子、寺崎浩、榊山潤、嘉村磯多、坂口安吾、上林暁、中山義秀、中谷孝雄、稲垣足穂、石塚友二、大岡昇平、木山捷平、那須辰造ら新進作家が作品を寄せた。振興芸術派に対抗する正統芸術派の雑誌で、横光の弟子が多く書いた。
出版社の作品社はこの雑誌から社名をとっている[1]。
出典^ ⇒作品社
参考文献
高見順『昭和文学盛衰史』
平野謙『昭和文学史』
野口富士男『感触的昭和文壇史』
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更新日時:2019年6月20日(木)01:47
取得日時:2019/12/22 21:24