『何処へ』(いずこへ)は、石坂洋次郎の小説である。作品は1939年に発表。1964年と1966年に映画化(1967年には『続・何処へ』のタイトルで映画化)、テレビドラマは1960年に『百万人の劇場』、1964年に『日産スター劇場』の枠でそれぞれ単発放送、1966年には連続ドラマ化、1973年にはNHK総合テレビの『銀河テレビ小説』の枠でそれぞれ放送された。 主人公・伊能琢磨は、大学を卒業してすぐ、東北地方の小さな町に赴任して来た若い高校教師。彼を取り巻く生徒たちや父兄たち、そして町の芸者や下宿の娘ら若い女性たちとの出会いとふれあいなどを交え、時には伊能が他の先生達と対立することもありながら、田舎町の人々の風景を素朴且つ楽しく、伊能の教師として人間的に成長していく過程と共に描く。 1964年6月18日公開。主演は高橋英樹。
内容
映画
1964年版(映画)
撮影高村倉太郎
編集鈴木晄
配給日活
公開 1964年6月18日
上映時間93分
製作国 日本
言語日本語
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キャスト(1964年の映画)
伊能琢磨:高橋英樹
玉田艶子:十朱幸代
玉田金助:菅野直行
新太郎(芸者):松原智恵子
才太郎(芸者):関千恵子
清水校長:浜村純
田島教頭:金子信雄
石黒事務官:土方弘
野口先生:井上昭文
坂本先生:木島一郎
田口先生:桂小かん
矢吹先生:相原巨典
脇本先生:井東柳晴
須貝先生:相馬幸子
久保のり子:西原泰江
井上伊保子:石井トミコ
井上つね:田中筆子
井上吉蔵:山田禅二
木山東一郎(校医):十朱久雄
木山茂代:武智豊子
木山安子:桜京美
花山大造:伊藤雄之助
高山すえ:清川玉枝
スタッフ(1964年の映画)
原作:石坂洋次郎
監督:西河克己
脚本:野上龍雄
企画:高木雅行
撮影:高村倉太郎
美術:佐谷晃能
音楽:池田正義
録音:福島信雅
照明:大西美津男
編集:鈴木晄
スチール:坂東正男
製作・配給:日活
何処へ(1966)
表
話
編
歴
西河克己監督作品
1950年代
伊豆の艶歌師
Let's See Japan
緑の北海道
嫁の立場
七彩の花吹雪
近江源氏盛綱陣屋の段
生きとし生けるもの
春の夜の出来事
愉快な仲間 赤ちゃん特急
東京の人 前後篇
しあわせはどこに
孤獨の人
永遠に答えず
永遠に答えず 完結篇
美しい庵主さん
明日を賭ける男
不道徳教育講座
絞首台の下に
若い傾斜
風のある道
無言の乱斗
1960年代
六三制愚連隊
素っ飛び小僧
若い突風
疾風小僧
竜巻小僧
俺の故郷は大西部
有難や節
闘いつづける男
追跡
草を刈る娘
気まぐれ渡世
青年の椅子
赤い蕾と白い花
星の瞳をもつ男
若い人
青い山脈
雨の中に消えて
伊豆の踊子
エデンの海(1963)
何処へ
帰郷
悲しき別れの歌
四つの恋の物語
哀愁の夜
友を送る歌
絶唱
白鳥
北国の旅情
陽のあたる坂道
夕笛
残雪
ザ・スパイダースのバリ島珍道中
夜の牝 花と蝶
夜の牝 年上の女
1970年代
伊豆の踊子
潮騒
絶唱
エデンの海(1976)
どんぐりッ子
春琴抄
恋人岬
霧の旗
お嫁にゆきます
花街の母
1980年代
スパルタの海
チーちゃんごめんね
生徒諸君!
ばあじんロード
マイフェニックス
1990年代
一杯のかけそば
1966年版(映画)
監督佐伯幸三
脚本井手俊郎
製作藤本真澄
金子正且
出演者加山雄三
星由里子
池内淳子
音楽山本直純
撮影村井博
編集庵原周一
配給東宝
公開 1966年3月16日
上映時間91分
製作国 日本