佐賀市役所
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佐賀市役所(さがしやくしょ)は、日本の地方公共団体である佐賀市の組織が入る施設役所[1])。
本庁舎

佐賀市役所 本庁舎

左から北棟、中棟、南棟
情報
用途市役所庁舎
建築主佐賀市
構造形式鉄骨鉄筋コンクリート造
階数南棟:地下1階地上7階(塔屋2階)
中棟:地下1階地上2階
北棟:地下1階地上4階
竣工1975年
改築2018年増築
所在地840-8501
佐賀県佐賀市栄町1番1号
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佐賀市役所(2006年)
沿革

1889年(明治22年)県の告示により市役所を松原町に設置することが決定される。
市役所の正式な開庁は市制施行から3か月後の同年7月1日。その前の仮事務所の期間を含めると、開庁から1921年(大正10年)までの32年間に松原町内で少なくとも10回の移転があった[2][3][4]

市制施行直後は松原町新馬場にあった佐賀米穀取引所の2階を間借りして仮の事務所とし、6月6日には旧佐賀県仮庁舎と起業社(士族組織)の建物に移転していた[2][4]

1889年7月1日 - 開庁。松原町の旧佐賀県警察部の仮庁舎の建物を使用した[2][5][6]
なお、もとは佐賀変則中学校(後に佐賀中学校を経て(新制)佐賀高等学校の前身となる)の校舎だった建物。また、市会(市議会)は隣接して建っていた佐賀県議会議事堂を借りて議場とした[7]

1894年(明治27年)7月31日 - 松原町の協和館に移転。佐賀県有の公会堂として建てられたものを買収した[2][7][8]

1898年(明治31年)7月4日 - 隣の旧佐賀県議会議事堂に仮市庁舎として移転・増築。市有の協和館・旧勧興小学校および県有の旧県庁舎・議事堂との間で土地・建物の交換が行われたため[9]

1913年(大正2年)2月15日 - 仮市庁舎の土地を鍋島直正銅像建立及び銅像園の建設用地として提供することとなり、松原町内の旧勧興小学校に移転。
しかし、その後佐賀高等小学校(現成章中学校)校舎の一部に移転、そして1914年(大正3年)頃にはその西隣の佐賀高等小学校女子部校舎に移転する[3]

1920年(大正9年)5月26日 - (旧制)佐賀高等学校(現佐賀大学)の新設にあたって仮校舎として提供することとなり、再び市有となっていた協和館に再移転[3]

1921年(大正10年)4月頃 - 佐賀高等学校の校舎落成に伴い、佐賀高等小学校女子部校舎に再移転する[3]
専用の市庁舎の建設は1913年2月に市会が決議していたもの、10年以上実現には至らなかった。1928年(昭和3年)6月改めて市会で庁舎新築計画案が可決され、着工に漕ぎ着ける[10][11]

1929年(昭和4年)4月29日 - 松原町(現松原1丁目)の現・くすかぜ広場に新築の市庁舎が落成。スレート屋根の3階建て洋館、建築面積549.5坪[2][10][11][12]

1932年(昭和7年)6月1日 - 市庁舎が火災で全焼、戸籍など多くの書類が焼失したほか、隣接する佐賀高等小学校の校舎も一部焼失。市公会堂や協和館を仮庁舎とした[2][13][14]

1934年(昭和9年)2月10日 - 同地に再築された庁舎に移転、翌2月11日落成式。建築面積は約190坪縮小された[2][15][16]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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