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住宅展示場(じゅうたくてんじじょう)は、一戸建て住宅を建築する際の比較検討のために、実際に住宅を建てて展示してある場所。名称は住宅公園(じゅうたくこうえん)、ハウジングセンターなどとされていることもある。
地価の高い都市部よりも、郊外や、地方の主要都市周辺で纏まった土地が確保できる地域や、海沿いの埋立地、工場跡地などに立地する場合が多い。
民放局の名を冠した、すなわち放送事業者が運営する住宅展示場は、かつて放送法で設置が求められていた非常用第二送信所用地がその後の法規制緩和ですべて遊休地化したか、本社社屋を移転したかの経緯によるものが多い(すべてではない)。 ある程度纏まった敷地の中に、複数の大手住宅メーカーがモデル住宅を設営し、来場客に比較検討させる企画意図で存在する。家族連れ客がほとんどのため、子供向けイベントが開催されたり、体験宿泊を行わせたりもしている。 モデル住宅は通常フルオプション状態で展示されているので、自らの予算で建てられる物との違いを正確に把握する必要がある。建設費だけで1棟1億円以上が投じられたモデル住宅も珍しくない。モデル住宅は新製品に対応するため、5?10年で建替えが行われることが多い。そのため仮設住宅扱いであり、電気は通ってるものの瓦斯水道は通っていないことが多い。展示が終了したモデル住宅は、希望者に安価で販売される場合がある(セキスイハイムのリユースハイム等)。 カタログからは判りにくいスケール感や、動線、納まり等を確かめるためには、現物で確認することは無駄ではない。壁や床の構造をカットモデルで見せているものもあるが、品質の優劣を見極め、モデル住宅の通りに施工されるかどうかも厳しく監視すべきである。 それ以前に、モデル住宅の建設維持費も含めた膨大な広告宣伝費が、住宅の販売価格に上乗せされている事実も忘れてはならない。 住宅展示場の企画運営に携わる企業の業界団体「住宅展示場協議会」には、現在16社が加盟している。主にこれらの企業が全国各地で住宅展示場を主催しており、土地選定から住宅メーカーの募集、住宅展示場への集客までトータルに行なっている。中には地元の新聞社・放送局の主催を冠につけている会場もあるが、実際の管理・運営はこれら一部の企業に委託されている。 現在、総合住宅展示場といわれる施設は全国に380箇所余り存在する。 過去には住宅展示場の目印としてアドバルーンがあがっていた。
形態
主な住宅展示場が望まれています。
北海道
北海道マイホームセンター(北海道新聞社・北海道文化放送ほか、北海道)
STVハウジングプラザ(札幌テレビ放送(運営は子会社のSTV興発)、北海道札幌市)
東北地方
東奥日報・ABAハウジングメッセ弘前
AKTハウジングセンター(秋田テレビ、秋田県秋田市)
杜の住宅公園みらいえ(IBC岩手放送・岩手めんこいテレビ、岩手県盛岡市)
IBCハウジングメッセ北上(IBC岩手放送、岩手県北上市)
TUY次世代住宅展示場シマカラ(テレビユー山形、山形県山形市)
KHBマイホームセレクション(東日本放送、宮城県石巻市)
利府ハウジングギャラリー(河北新報社・東北放送、宮城県利府町)
tbcハウジングステーション(東北放送、宮城県仙台市)
ミヤギテレビ仙台港総合住宅展示場エコノハ(宮城テレビ放送、宮城県仙台市)
泉ハウジングパーク寺岡ポルク(河北新報社・仙台放送、宮城県仙台市)
福島テレビハウジングプラザ(福島テレビ、福島県)
TUFマイホームステージふくしま(テレビユー福島、福島県福島市)
関東地方
うしく住宅展示場(日本経済新聞社(運営は日経社ハビタ21)、茨城県牛久市) - 前身は日本テレビ放送網の子会社日本テレビサービス運営の「日本テレビハウジングプレイスうしく」。