住友不動産三田ツインビル(すみともふどうさん みたツインビル)は、東京都港区三田三丁目および芝浦四丁目にある超高層ビル2棟の総称。正式には三田三丁目の前者を「住友不動産三田ツインビル西館」、芝浦四丁目の後者を「住友不動産三田ツインビル東館」と称する。ともに2006年に竣工した。 三田三丁目計画の名で開発が行われたもので、エスエフ三田開発特定目的会社、住友不動産が計画、日建設計が設計、大林組が施工を手掛けた。 「ツインビル」と称してはいるものの、西館と東館は隣り合っているわけではない。西館に面した国道15号(第一京浜)から札の辻交差点を経て東海道本線(東海道線・京浜東北線・山手線)・東海道新幹線をまたいだ先にある東館まで直線距離で200mほど離れており(実際の移動距離は500mほど)、また西館は地上43階建てであるが東館は地上17階建てと高さにも大きな差がある。だが、赤系色の共通の意匠を建物外装に取り込み、一目で2つのプロジェクトが一体のものとして認識できるようにされている[1]。 住友不動産三田ツインビル西館 近鉄グループが所有していた三田都ホテル(2002年に閉鎖)とフォード車代理店であった近鉄モータース本社(芝浦に移転)跡地に建てられた複合ビルである。 ビルは最先端のIT仕様にも対応した高機能貸オフィスと高度なセキュリティ、サービスを提供する高級賃貸マンション「ラ・トゥール三田」で構成され[3]、バリアフリーの促進を目的とするハートビル法の認定を受けている。1階には住友不動産ベルサールが運営する会議室「ベルサール三田」が位置し、玄関前には日本交通のタクシー乗場がある。 「ラ・トゥール三田」は、オフィス階の上部に位置し、最上階から12層に渡りワンルームタイプから4LDKタイプまでの109戸が設けられている[4]。 ビルの周囲は芝桜を植えた1haの庭園が整備されているほか、裏手にある聖坂側からも墓地とマンションの間の路地を経由して入ることができる。だが、高低差があるため庭園との間にエレベーターが設置されている。 庭園の北側角、大階段奥には1623年にキリシタン50人が殉教した都旧跡元和キリシタン遺跡が所在する。
概要
西館
施設情報
所在地東京都港区三田三丁目5-27
状態完成
着工2003年12月[2]
竣工2006年9月[2]
用途事務所・共同住宅[2]
地上高
高さ179.30m[2]
各種諸元
階数地下2階、地上43階[2]
敷地面積15,531.42 m² [2]
建築面積5,075.85 m² [2]
延床面積98,503.15 m²
構造形式S造一部SRC造[2]
エレベーター数15基
駐車台数158台(荷捌き10除く)
関連企業
設計日建設計[2]
施工大林組[2]
デベロッパーエスエフ三田開発特定目的会社[2]
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主なテナント
アボットジャパン本社
日本板硝子東京本社
ライドオンエクスプレスホールディングス本社
エレマテック(旧高千穂電機)本社
デル東日本支社
交通
都営地下鉄三田線・浅草線 三田駅A1出口徒歩6分