この項目では、徳島県に現存するJR四国の駅について説明しています。
かつて大阪府に存在した阪神電気鉄道の駅については「千船駅」をご覧ください。
同社の阪神国道線に存在した停留所については「阪神国道線#停留所一覧」をご覧ください。
JR東日本上越線の「津久田駅」とは異なります。
佃駅(つくだえき)は、徳島県三好市井川町西井川にある四国旅客鉄道(JR四国)の駅である。吉野川南岸の低地に位置する[2]。
土讃線を所属線とし[1]、徳島線を加えた2路線が乗り入れている。線路名称上は当駅が徳島線の起点であるが、徳島線の列車はすべて土讃線経由で阿波池田駅まで乗り入れる。駅番号は土讃線がD21、徳島線がB24である。
歴史
1929年(昭和4年)4月28日:讃予線(現在の土讃線)が讃岐財田駅から延伸。徳島本線(現在の徳島線)の分岐点として佃信号場開設[1][3]。
1950年(昭和25年)1月10日:佃信号場を格上げして佃駅開業[4]。当初は土讃線の列車のみ停車[3]。
1962年(昭和37年)7月18日:新ホームを設置して徳島本線の列車も停車開始[3]。
1970年(昭和45年)10月1日:手荷物及び小荷物の取り扱いを廃止[1]。
1983年(昭和58年)4月1日:無人駅化[5]。(簡易委託駅化)。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により四国旅客鉄道が継承[1][3]。
駅構造構内(2008年8月)
島式1面2線のホームを持つ地上駅。駅舎側1番線が土讃線上下本線(制限速度80km/h)で一線スルーと徳島線上下副本線、2番線が徳島線上下本線と土讃線上下副本線。
駅舎は平家建で、ホームとは跨線橋で結ばれている。駅前広場は特になく、駅舎は直接道路に接している。
簡易委託駅で駅前の商店で近距離切符を販売していたが、現在は中止されている。
トイレは閉鎖されている。 のりば路線方向行先 1日平均乗車人員は下記の通り。
のりば
1・2■土讃線
(■徳島線含む)下り阿波池田・大歩危・高知方面
■土讃線上り琴平・多度津方面
■徳島線徳島方面
原則として土讃線方面に出入りする列車は1番のりば、徳島線方面に出入りする列車は2番のりばを優先して使用するが、行違い時にはこの限りではない。
利用状況
50人(1995年度)
54人(1996年度)
42人(1997年度)
45人(1998年度)
41人(1999年度)
43人(2000年度)
43人(2001年度)
41人(2002年度)
43人(2003年度)
33人(2004年度)
33人(2005年度)
34人(2006年度)
35人(2007年度)
36人(2008年度)
31人(2009年度)
27人(2010年度)
29人(2011年度)
32人(2012年度)
29人(2013年度)
28人(2014年度)
駅周辺
西井川簡易郵便局
幸福神社
徳島自動車道井川池田IC
国道192号
吉野川
バス路線
佃駅南
四国交通
<01>西谷線:西谷橋行/阿波池田バスターミナル行
<02>井内谷線:井内馬場行/阿波池田バスターミナル行
特記事項
特急列車同士、特急列車から普通列車、普通列車から特急列車に乗り換えで土讃線琴平駅方面 - 徳島線徳島駅方面間を利用する場合は、分岐駅通過の特例で当駅 - 阿波池田駅間往復は運賃計算から除外できる(但し阿波池田駅での途中下車は不可)。
隣の駅
四国旅客鉄道(JR四国)
■土讃線■普通箸蔵駅 (D20) - 佃駅 (D21) - 阿波池田駅 (D22)■徳島線(当駅 - 阿波池田駅間は土讃線)■普通辻駅 (B23) - 佃駅 (B24) - 阿波池田駅 (B25)
脚注[脚注の使い方]^ a b c d e 停車場変遷大事典、664頁
^ ⇒東四国の自然を楽しむガイドブック - 地形・地質を中心として - 日本第四紀学会、2022年3月16日閲覧。
^ a b c d 停車場変遷大事典、658頁
^ 大蔵省印刷局(編)「日本国有鉄道公示 第5号
^ “「通報」●関西本線関駅ほか9駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 8. (1983年3月30日)