会津地方
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この項目では、福島県の西部地域について説明しています。この地域を管轄した郡については「会津郡」を、市については「会津若松市」を、JR東日本の列車については「あいづ」を、小惑星については「会津 (小惑星)」をご覧ください。

会津
あいづ
日本
地方東北地方
都道府県福島県
面積5,420.69km²
総人口252,585人( ⇒推計人口、2021年9月1日)
人口密度46.6人/km²
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会津藩時代からの中心都市、若松にある鶴ヶ城

会津地方(あいづちほう)は、福島県の西部に当たり、西に越後山脈奥羽山脈に挟まれた日本海側内陸の地域である。福島県は、奥羽山脈阿武隈高地によって区切られており、西から順に「会津地方」と「中通り」と「浜通り」の三地域に区分されている。 濃い緑の部分が会津

なお、イントネーションについて、福島県内では、「あいづ」と、いにアクセントを置く。目次

1 概要

1.1 位置

1.2 産業

1.3 地理的関係

1.4 地形


2 歴史

2.1 古代

2.2 鎌倉時代から安土桃山時代まで

2.3 会津藩と戊辰戦争

2.4 福島県成立後


3 地域

3.1 広域行政圏

3.2 都市圏

3.2.1 生活圏間流動


3.3 選挙区


4 交通

4.1 鉄道

4.2 主な道路

4.3 高速バス

4.4 道の駅


5 メディア

6 著名な出身者

6.1 政治・行政・司法

6.2 外交官

6.3 軍事

6.4 学術・教育・文芸

6.5 経済

6.6 芸能

6.7 マスコミ・言論界

6.8 スポーツ

6.9 その他


7 脚注

8 関連項目

9 外部リンク

概要 郷土玩具の赤べこ

福島県を奥羽山脈阿武隈高地の2つの尾根線の概ねの境界で分けた、「会津地方」「中通り」「浜通り」の3つの地域の内の1つ。会津盆地を中心として、は奥羽山脈、西は越後山脈は下野山地(帝釈山脈大佐飛山地を含む)、飯豊山地に囲まれた山岳地帯である。地方中心地は会津若松市

古事記』によれば、古くは相津と書いたという。崇神天皇の時代、諸国平定の任務を終えた四道将軍大毘古命建沼河別命(たけぬなかわわけのみこと)の親子が、この地で合流したことに由来する。会津美里町の伊佐須美神社縁起にも同様の伝承がある。
位置

東北地方の内陸盆地太平洋沿岸のほとんどを含む旧陸奥国に含まれるが、会津地方は分水嶺である奥羽山脈の西側に位置しているため、川は日本海に注ぎ、気候も日本海側気候を呈している。

面積は広大で、愛知県千葉県がすっぽり収まるほど広い。
産業 そばの名産地として知られる山都

冬は豪雪地帯となるため、比較的大中規模の都市や村落では、商店街に雁木が設置されるほどであるが、一方でスキー場に多くの来客がある。逆に夏季はフェーン現象で昼間は高温となるため、会津高原裏磐梯などの高原での避暑、猪苗代湖の湖水浴が盛んとなり、アウトドア地帯として賑わう。

盆地を中心に稲作が盛んで、コシヒカリ等が栽培されていて日本有数の穀倉地帯である。盆地の周辺ではそばの生産が多く、喜多方市山都町猪苗代などに代表されるそば所もある。
地理的関係

1914年磐越西線が開通する前は、阿賀野川の舟運が下越地方新潟県北部)への交通手段として利用されていた。当時から磐越西線・磐越自動車道沿線では下越地方に、只見線沿線では中越地方(新潟県中部)に、会津鉄道会津線沿線では日光鬼怒川へ行く会津地方民は多い。しかし、東京への交通網が西の新潟(下越地方)からではなく、東の郡山中通り中部)から順に整備されたことや、東京へ行くには郡山経由や山王峠経由の方が山越えが少なて済む点から、東京へ行くのに便利な中通り中部との交流が最も深い。

観光面では、尾瀬を共有する群馬県新潟県との協力体制が以前からあったが、国道121号を通じて米沢山形県置賜地方)や日光国立公園日光鬼怒川地域)との交流も有る。那須連峰の麓に位置する那須白河地域(栃木県北東部?中通り南部)へのルートは、2008年以前は三依で分岐する国道400号を経由するルートであった。しかし、2008年国道289号甲子峠トンネルが開通してからは、那須・白河地域とも観光ルートの形成や協力体制が作られてきている。


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