伍長
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 軍隊の階級
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大元帥(海軍大元帥)
元帥海軍元帥
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陸軍中尉
海軍中尉
空軍中尉
少尉

陸軍少尉
海軍少尉
空軍少尉

准士官

准尉(兵曹長)
下士官

上級曹長(上級上等兵曹)
曹長上等兵曹
軍曹一等兵曹
伍長(二等兵曹

兵長水兵長
上等兵上等水兵
一等兵一等水兵
二等兵二等水兵

括弧内は海軍における呼称例

伍長(ごちょう)は、軍隊の階級の一つで、軍曹の下、兵卒の上に位置する。また、軍隊以外の役職名でも「伍長」が用いられることがある。
概説

伍長は軍曹の下の階級で兵卒の上に位置し、これを下士官として取り扱う場合はその最下級である。また、英語の corporal 或いはこれに相当する諸言語の階級呼称の訳語である[注釈 1]。国や時代によって、伍長・corporal 又はこれに相当する階級を下士官よりも下の階級として取り扱う場合と、下士官として取り扱う場合とがある[注釈 3]

「伍長」はもともとは中国の末端の役職名であり、「伍長」の「伍」は文字の作りのとおり5人という意味で、古代の中国の軍隊が5人を最小単位として編成したことに由来する[注釈 4]。後述するように軍隊以外でも5人程度の組織の長の役職名として用いられた。

英語のcorporalなど、欧米各国の階級名はラテン語で胴体を意味する「corpo」が語源である。
各国軍における伍長の階級名

国の制度による違いであるため、同じ言語を公用語として用いていても国によって伍長の取り扱いに違いがある。
Corporal に相当する階級を下士官とする国の例:
オーストラリア(英語:Corporal)

カナダ(英語:Corporal・フランス語:Caporal)

スイス(ドイツ語:Korporal・フランス語:Caporal・イタリア語:Caporale)

ドイツドイツ語:Unteroffizier)[注釈 5]

英国英語:Corporal)

アイルランドアイルランド語:Ceannaire・英語:Corporal)

インド(英語:Naik)

オランダオランダ語:Korporaal)[注釈 6]

パキスタン(英語:Naik)

ポーランドポーランド語:Kapral)

米国(英語:Corporal)

中華人民共和国中国語:下士)

中華民国中国語:下士)[注釈 7]

ベトナムベトナム語:H? S?)
等。

Corporal に相当する階級を下士官より下の兵長・上等兵その他の兵に分類する国の例:
オーストリア(ドイツ語:Korporal)

ベルギー(フランス語:Caporal・オランダ語:Korporaal)

ブラジル(ポルトガル語:Cabo)

ドイツドイツ語:Korporal)[注釈 5]

スペインスペイン語:Cabo)

フィンランドフィンランド語:Korpraali・スウェーデン語:Korpral)

フランスフランス語:Caporal)

イスラエルヘブライ語:?? ????? ? ??"?)

インドネシアインドネシア語:Kopral)

イタリアイタリア語:Caporale)

オランダオランダ語:Korporaal)[注釈 6]

ノルウェーノルウェー語:Korpral)

ポルトガルポルトガル語:Cabo)

スウェーデンスウェーデン語:Korpral)

シンガポール(英語:Corporal)
等。


中国人民解放軍伍長肩章

日本陸軍
1871年(明治3年12月)の陸軍


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