伊豆箱根鉄道駿豆線
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駿豆線

富士山と駿豆線3000系
(2019年11月 三島二日町駅 - 大場駅間)
基本情報
日本
所在地静岡県
起点三島駅
終点修善寺駅
駅数13駅
路線記号IS
開業1898年5月20日 (125年前) (1898-05-20)
所有者伊豆箱根鉄道
運営者伊豆箱根鉄道
使用車両使用車両の節を参照
路線諸元
路線距離19.8 km
軌間1,067 mm
線路数単線
電化方式直流1,500 V 架空電車線方式
閉塞方式自動閉塞式
最高速度85 km/h[1]
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停車場・施設・接続路線
凡例


JR東海御殿場線


(旧)三島駅 (現・下土狩駅


←JR東海:東海道新幹線


←JR東海:東海道本線


0.0IS01 三島駅




1.3IS02 三島広小路駅


軌道線


軌道線車庫


2.0IS03 三島田町駅


軌道線車庫 -1959


2.9IS04 三島二日町駅


大場工場


5.5IS05 大場駅


7.0IS06 伊豆仁田駅


8.5IS07 原木駅


9.8IS08 韮山駅


11.4IS09 伊豆長岡駅


14.2IS10 田京駅


16.6IS11 大仁駅


18.6IS12 牧之郷駅


19.8IS13 修善寺駅

駿豆線(すんずせん)は、静岡県三島市三島駅から伊豆市修善寺駅までとを結ぶ伊豆箱根鉄道鉄道路線。社名をもじったいずっぱこの愛称で親しまれる。

路線名の駿豆とは駿河国伊豆国を意味するが、これはかつて同線が駿河国に属する沼津市と伊豆国に属する三島市の間に軌道線路面電車、1963年廃止)を運行していた駿豆電気鉄道の路線だったことに由来する。駿豆線自体もかつては現在の御殿場線下土狩駅である(旧)三島駅を国鉄線との接続駅にしていたため、駿河国域をわずかにかすめていたが、1934年に現在の三島駅が開業して以降は全線が伊豆国内を走っている。
路線データ

路線距離(
営業キロ) : 19.8 km

軌間 : 1067 mm

駅数 : 13駅(起終点駅含む)

複線区間 : なし(全線単線

電化区間 : 全線(直流1500 V)

閉塞方式 : 自動閉塞式

最高速度 : 85 km/h[1]

運行形態

特急列車が運行されているが線内では追い抜きは行われておらず、先発列車が修善寺駅または三島駅まで先着する。
特急

東京方面から東日本旅客鉄道(JR東日本)・東海旅客鉄道(JR東海)東海道本線を経由して特急踊り子」が平日2往復・土休日3往復乗り入れる。列車は5両編成(10 - 14号車)で、全車指定席であるが、駿豆線内相互発着の場合は、座席指定を受けることができず、座席未指定券で空席を利用することになる。修善寺駅にはマルス端末が設置されており、JR線内の各踊り子停車駅への指定席特急券・座席未指定券の購入が可能である。ただし、駿豆線内完結の座席未指定券はマルスでは発行されず、常備券により発行される[注釈 1]。修善寺駅以外の特急停車駅では、修善寺駅に取り次ぎを行い、指定席特急券を購入できる。なお、この場合に旅客に発行される特急券はマルス券ではなく、伊豆箱根鉄道地紋の常備券に列車名・座席番号・誤取消防止符号を記入したものである。座席未指定制度が導入される前に発行されていた自由席特急券。JR東海による取扱であることを示す[海]符号が付いている。

2021年3月12日までは特急料金なしで自由席車両に乗車できたが、同年3月13日のダイヤ改正よりJR東日本の座席未指定制度が導入された事に伴い、駿豆線内にも特急料金が設定された[2]。以前は通学定期券では乗車できなかったが、2021年3月13日からの駿豆線内特急料金制定に伴いこの制度は廃止され、通学定期券でも特急券を購入することで乗車できるようになった。制度導入前に修善寺駅以外の特急停車駅で発行されていた常備券はJR東海仕様のものである。

JR線に連絡する特急券を車内で購入する場合は、駅での発売額より高額な車内料金が設定されているが、駿豆線内完結の場合は車内料金の設定がないため、駅での発売額と同額の特急券が発行される。
普通

普通列車は日中おおむね20分間隔での運転であるが、朝ラッシュ時は約8 - 12分間隔で運行されている。三島駅 - 修善寺駅間の直通運転が基本であるが、朝には出庫列車として大場発の列車が修善寺行き・三島行きそれぞれ1本ずつ設定されており、23時台の三島発下り最終列車(243列車)は大場行きとなっている。

2007年3月18日にJR東海に合わせて行われたダイヤ改正では、朝に運転される上り24列車の休日の始発駅が大場駅から修善寺駅へ、同じく朝に運転される大場発の下り213列車が休日運休から毎日運転に変更されたため、特急「踊り子」を除き休日に運休する列車がなくなった。また、この改正により、全線で7時30分から8時30分の間は約10分間隔の運転が実施された。改正前は、朝ラッシュ時に大場発の列車があったため、一部区間で10分間隔運転になっていなかった。

2009年2月14日のダイヤ改正では、同年4月1日から開始されたワンマン運転に備え、各駅の停車時間が見直され、全線の所要時間が従来の約32分から約35分に延長されたほか、運転間隔の見直しや車内放送内容の変更なども行われた。

以前は7000系(設定当初は3000系3001編成)を利用した一部座席指定席の快速が運行されていたが1998年3月末で廃止され、以後は設定されていない。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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