伊豆大島近海地震(いずおおしまきんかいじしん)では、日本の伊豆大島近海を震源とする地震について述べる。 概ねMj5.5以上の顕著な地震を列挙する。 1905年(明治38年)6月7日、伊豆大島の北西近海(.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯34度48分 東経139度18分 / 北緯34.800度 東経139.300度 / 34.800; 139.300 1923年(大正12年)9月26日17時23分ごろ、伊豆大島の西方約10km(北緯34度41.5分 東経139度12.7分 / 北緯34.6917度 東経139.2117度 / 34.6917; 139.2117 約3週間前に、関東南部を震源域とする関東地震(Mj7.9)が発生している。 1964年(昭和39年)12月9日02時49分ごろ、伊豆大島の西方約10km(北緯34度34.4分 東経139度18.3分 / 北緯34.5733度 東経139.3050度 / 34.5733; 139.3050 同時期に三原山で噴火が発生している。 1978年(昭和53年)1月14日12時24分ごろ、伊豆大島の西方約10kmを震央とするMj7.0(Mw6.6)、震源の深さ約15kmの地震で、東京都大島町、神奈川県横浜市で最大震度の5を記録した[4]。死者23名、行方不明者2名、負傷者211名[2]。 1982年(昭和57年)8月12日13時33分ごろ、伊豆大島の北東約20km(北緯34度53.0分 東経139度34.0分 / 北緯34.8833度 東経139.5667度 / 34.8833; 139.5667 1986年(昭和61年)11月22日09時41分ごろ、伊豆大島の南南東約20km(北緯34度33.0分 東経139度31.3分 / 北緯34.5500度 東経139.5217度 / 34.5500; 139.5217 1989年(平成元年)10月14日06時14分ごろ、伊豆大島の北東約10km(北緯34度49.6分 東経139度30.0分 / 北緯34.8267度 東経139.5000度 / 34.8267; 139.5000 約3ヶ月前には、伊豆東部火山群で手石海丘が形成される噴火が発生している。 伊豆大島近海地震(1990年)
主な地震
1905年
1923年
1964年
1978年詳細は「伊豆大島近海の地震」を参照
1982年
1986年
1989年
1990年
本震
発生日1990年2月20日
発生時刻15時53分39.8秒 (JST)
震央 日本 伊豆大島近海
北緯34度45.8分
東経139度13.8分(北緯34度45.8分 東経139度13.8分 / 北緯34.7633度 東経139.2300度 / 34.7633; 139.2300
震源の深さ6 km
規模 気象庁マグニチュード(Mj)6.5/モーメントマグニチュード Mw6.4[6]
最大震度 震度4:東京都、静岡県、神奈川県、千葉県
津波30cm (大島町岡田地区、南伊豆町)[7]
地震の種類プレート内地震
左横ずれ断層型[8]
余震
最大余震同日16時17分 M5.1 最大震度3 北緯34度39.9分・東経139度13.7分
被害
死傷者数負傷者1名[8]
被害地域伊豆半島、伊豆大島
出典:特に注記がない場合は気象庁[4]による。
プロジェクト:地球科学
プロジェクト:災害
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1990年(平成2年)2月20日15時53分ごろ、伊豆大島の西方約10kmを震央とするMj6.5(Mw6.4)の地震が発生し、東京都、静岡県、神奈川県、千葉県などの広い範囲で最大震度の4を記録したほか、大島町と南伊豆町で最大30cmの津波を観測した。
大島町では本震によって崖崩れが発生し、一人が生き埋めとなるものの、地震から約1時間後に救出された(左手を骨折するなどの負傷)。その他、大島町では都道208号線沿いで7か所の土砂崩れが発生した。
伊豆半島側では、河津町で水道管一か所が破損し200世帯が一時断水した他、東伊豆町では町庁舎の天井板が落下、下田市では1,200世帯が一時停電、窓ガラス破損などの被害が発生した[8]。
発震機構解は北西から南東に圧縮軸を持つ横ずれ断層型で、余震震央分布が本震を北端として南に約25km伸びていることから、震源断層は左横ずれ断層であったと推定されている[8]。余震活動は本震直後はかなり活発であったが、同年3月29日までにはほぼ終息した。この期間における有感余震の回数は44回、無感地震含めると665回であった[8]。
2014年詳細は「伊豆大島近海地震 (2014年)」を参照
2014年(平成26年)5月5日05時18分ごろ、伊豆大島近海を震央とするMj6.0(Mw6.0[9])、震源の深さ162kmの地震が発生し、東京都千代田区で最大震度の5弱を記録した[4]。