「伊藤淳二」とは別人です。
いとう じゅんじ伊藤 潤二
2018年ルッカ・コミック&ゲームズにて
生誕 (1963-07-31) 1963年7月31日(60歳)[1]
日本・岐阜県中津川市[1](旧・恵那郡坂下町)
職業漫画家
ジャンルホラー漫画
代表作『富江』
『死びとの恋わずらい』
『うずまき』
『ギョ』
『憂国のラスプーチン』
受賞2019年:アイズナー賞最優秀コミカライズ作品賞(『フランケンシュタイン』)
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伊藤 潤二(いとう じゅんじ、1963年[2]7月31日 - )は、日本の漫画家。岐阜県生まれ[2]、千葉県在住[3]。ホラー漫画家として有名であり、代表作は『富江』シリーズ、『うずまき』など[4]。映像化された作品も多い。 保育園児(5歳)の頃から、楳図かずお、古賀新一らの怪奇マンガに熱中し、自らも怪奇マンガを描き始める。岐阜県立中津高等学校卒業。1984年、歯科技工士専門学校卒業後、歯科技工士になる[2]。愛読していた『ハロウィン』(朝日ソノラマ)により「楳図賞」が創設されたと知り、楳図かずおに自分をアピールしたいと考え、投稿を決意する[5]。1986年、投稿した「富江」が第1回楳図かずお賞にて佳作入選(第一席)しデビュー。当時の選考委員は楳図かずお、稲川淳二、菊地秀行など。 その後しばらくは、歯科技工士と並行して、漫画家として活動していたが[5]、1990年に歯科技工士を退職し、マンガに専念[2]。また、古賀新一、御茶漬海苔とともに、それぞれ自身の作品を映画化するプロジェクト「古潤茶」を起ち上げ、実写映画『富江』の脚本、監督を務めた[5]。2015年、WOWOWの連続ドラマW『闇の伴走者』の劇中漫画を担当[6]。 さらに同年、台湾にて展覧会「伊藤潤二恐怖美学体験大展」が開催された[7]。 2018年、『伊藤潤二自選傑作集』が第30回アイズナー賞にノミネートされる[8]。2019年、『フランケンシュタイン』がアイズナー賞で最優秀コミカライズ作品賞を受賞[8]。今作が伊藤初のアイズナー賞受賞作である[8]。 2021年、第33回アイズナー賞で最優秀アジア作品賞に『地獄星レミナ』、Best Writer/Artist部門に同作と『伊藤潤二短編集 BEST OF BEST』の2作品が選ばれる[9]。Best Writer / Artist 部門を受賞した日本人作家は伊藤が初である[9]。 2021年8月、朝日新聞出版が開催する「朝日ホラーコミック大賞」にて、審査員長を務める[10]。同年12月、『センサー』がLibrary Journal
来歴
生い立ち
漫画家として
2022年、第34回アイズナー賞で最優秀アジア作品賞に『死びとの恋わずらい』の英語版が選出される[12]。伊藤の同賞受賞は4度目である[12]。
2023年、第50回アングレーム国際漫画祭で、特別栄誉賞を受賞[13]。同年、サンディエゴ・コミコンでインクポット賞を受賞[14]。
2024年4月27日から2024年9月1日まで、世田谷文学館にて「伊藤潤二展 誘惑」が開催予定[15]。 2006年4月上旬に『月刊ホラーM』に掲載された「第19回ホラーM新人まんが大賞期待賞受賞作」が伊藤潤二の作品『なめくじ少女』に酷似していることが指摘されたため、受賞が取り消された[18]。 2006年にイラストレーターの石黒亜矢子と結婚した[5]。しばらく母と石黒と暮らしていたが現在は千葉県に引っ越し、子供が二人いる。母と妻は非常に仲が良く、結婚前から同居していた。 猫の「よん」「むー」を飼っており、エッセイも出版したが、よんは心臓発作で死に、むーは妻の実家に預けたところ懐いてしまったため、現在は別の猫「てんまる」「とんいち」を飼っている[3]。 各作品の詳細などについてはリンク先の各記事を参照。 連載作品読切作品 コレクション
作風
ホラー漫画の執筆を中心とする。お笑いが好きで、ホラーでありながら笑いの要素も意図的に含んでいるという[16]。
作画やアングルにおいて、大友克洋の影響が指摘されている[17]。
丸ペンを使った緻密な描き込みが特徴。仕上げにはデジタルツールも使う(効果や位置修正など)。
製作は基本的に1人で、アシスタントは1人に手伝ってもらう程度。
アマチュア漫画家による盗作騒動
家族・親族
作品リスト
漫画作品.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}この項目では色を扱っています。閲覧環境によっては、色が適切に表示されていない場合があります。
2023年2月現在。
デフォルトでの表記は発表順。他列でのソート後に再度発表順でソートするには、最左列を利用する。
No作品名種発行掲載誌シリーズ頁/巻注記
1No001とみえ富江読切朝日ソノラマ『月刊ハロウィン』 1987年2月号富江30頁デビュー作。楳図賞受賞作品。実写化。