伊藤ハム
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .pathnavbox{clear:both;border:1px outset #eef;padding:0.3em 0.6em;margin:0 0 0.5em 0;background-color:#eef;font-size:90%}.mw-parser-output .pathnavbox ul{list-style:none none;margin-top:0;margin-bottom:0}.mw-parser-output .pathnavbox>ul{margin:0}.mw-parser-output .pathnavbox ul li{margin:0}伊藤ハム米久ホールディングス > 伊藤ハム

伊藤ハム株式会社
Itoham Foods Inc.
種類株式会社
市場情報非上場 東証1部 2284
2016年3月29日上場廃止
本社所在地 日本
663-8586
兵庫県西宮市高畑町4番27号
本店所在地657-0037
兵庫県神戸市灘区備後町3丁目2番1号
(ジオ六甲道1階・伊藤傳三記念館内)
設立1948年6月29日(創業:1928年4月)
業種食料品
法人番号6140001018996
事業内容ハムソーセージなど
代表者伊藤功一[1](代表取締役社長)
資本金284億2700万円
売上高単体:4,774億33百万円
(2017年3月期)
純資産単体:999億81百万円
(2017年3月31日現在)
総資産単体:1,862億51百万円
(2017年3月31日現在)
従業員数単体:1,689名(2021年3月31日現在)
決算期3月31日
主要株主伊藤ハム米久ホールディングス 100%
主要子会社伊藤ハムフードソリューション
伊藤ハムデイリー
菊水など
関係する人物柴山育朗(元社長)
外部リンクhttps://www.itoham.co.jp/
テンプレートを表示

伊藤ハム株式会社(いとうハム、Itoham Foods Inc. )は、兵庫県神戸市灘区に本店を、同県西宮市に本社を置く大手食品加工メーカー。1928年創業。伊藤ハム米久ホールディングス持株会社)の完全子会社である。

コーポレートスローガンは、「あふれる笑顔」。

同業他社の日本ハムプリマハム丸大食品と共に食肉加工品業界の大手4社の一角である。
沿革

1928年4月 - 創業者である
伊藤傳三の個人経営として、食品工業を創業。

1934年 - セロファンウインナー(後のポールウインナー)開発。

1946年 - 合名会社伊藤食品工業を設立。

1947年 - 寄せハム(後のプレスハム)を開発。

1948年 - 伊藤栄養食品工業株式会社に改組。

1959年 - 東京都目黒区三田に目黒工場を開設。

1960年 - 西宮工場開設。

1961年 - 伊藤ハム栄養食品株式会社に商号変更。

1961年 - 東京、大阪証券取引所第2部、神戸証券取引所に上場。

1967年 - 東京、大阪証券取引所第1部に上場。

1967年 - 乳製品市場に進出。

1972年 - レトルト食品市場に進出。

1974年 - スキンレスウインナー(現在はパルキー)発売。

1983年 - CIを導入、ロゴマーク変更。

1984年 - 伊藤ハム株式会社に商号変更。

1984年 - 読売ジャイアンツとスポンサー契約。

1988年 - ポークビッツ発売[2]

2005年 - 関税法違反(伊藤ハム 輸入豚肉関税法違反)の罪に問われ、罰金3000万円の判決を受ける。

2008年 - 東京工場地下水水質問題発生。

2009年 - 三菱商事の関連会社となる。

2015年 - 同じく三菱商事の関連会社で同業の米久と共同持株会社を設立し、経営統合することで基本合意。

2016年3月29日 - 東京証券取引所上場廃止。

2016年4月1日 - 持株会社「伊藤ハム米久ホールディングス」を設立。その完全子会社となる。

2023年4月1日 - 親会社伊藤ハム米久ホールディングスとの間で、生産や調達部門、国内子会社を吸収分割により親会社に移管し[3]、同時に取手・東京両工場を伊藤ハムデイリー(即日、伊藤ハム米久プラントに社名変更。東京工場は柏工場へ名称変更して、本社も伊藤ハムデイリー東北工場内から伊藤ハム米久プラント柏工場内に移転[4]。)に、豊橋・神戸・西宮・六甲の4工場を伊藤ハムウエスト(即日、伊藤ハム米久フーズに社名変更して、本社も伊藤ハムウエスト九州工場内から伊藤ハム本社内に移転[5]。)へそれぞれ吸収分割により承継した[6]

不祥事・諸問題
関税法違反

2005年6月22日、関税法違反容疑で東京地方検察庁に両罰規定により法人として起訴された[7][8]

伊藤ハムに豚肉を販売した食肉輸入会社が、実際より高い単価を輸入申告書に記入して税関に提出することによって、内外価格差にかかる差額関税を免れたとされた[9]。また大阪国税局による税務調査により、2003年3月期までの5年間に約2億8000万円の申告漏れが指摘され、重加算税を含めて約1億円が追徴課税された[9]

判決 : 伊藤ハムが輸入豚肉にかかる差額関税制度を悪用し、関税を免れた豚肉約3,000トンを購入したとして、関税法違反(脱税品の購入)の罪に問われた。免れた関税の額は10億円近く。東京地裁、飯田喜信裁判長は 「多数のダミー会社を介在させて隠蔽をはかった巧妙、悪質な犯行で、食肉輸入会社の脱税行為を助長させた責任は重い」 と述べ、罰金1000万円の求刑を超える罰金3000万円の異例の判決を言い渡した。大手食肉加工メーカーが同罪に問われたのは初めて。
東京工場地下水水質問題

2008年10月25日、千葉県柏市所在の東京工場使用の地下水のシアン化物イオン塩化シアンが基準値を超過したと発表。同工場で生産された一部の商品を自主回収することを決めた。同年9月24日に異常を確認しながら、自主回収発表まで約1カ月かかっていた。後に、検出された塩化シアンは検査試薬として用いられた次亜塩素酸によるもので、検査方法の問題であったことが報告された[10][11]

2008年10月26日、得意先からの委託製造商品「プライベートブランド(PB商品)」の13商品64万袋のうち、賞味期限内の計31万袋を新たに自主回収するとの事。回収対象は26商品225万袋と発表した。
東京工場製トルエン検出商品問題

2008年10月31日、東京工場で製造した商品(ソーセージ)の一部からトルエンが検出された問題で、大日本印刷の関連会社「DNPテクノパック 狭山工場」(埼玉県狭山市)が製造した包装用フィルムにトルエンが付着していたことが原因と発表した[12]
グループ会社による豚への性的虐待行為

アメリカ、ワイオミング州にあるグループ会社、Wyoming Premium Farms(ワイオミング・プリミアム・ファームズ)における豚への性的虐待行為が、米国人道協会により告発された。

2012年5月8日、米国人道協会の調査の結果、無理な交配により、肛門から子宮を脱出させたままで放置されている豚や、糞尿プールで溺れて死んでいる子豚がいること、また子豚を壁にたたきつけたり、強く蹴るなどの虐待行為が行われていることが明らかになった。撮影された映像には、従業員が後ろ足を骨折して動けない豚の背中に乗り、跳ねている様子や、体に障害を負い動けなくなり床に横たわったまま、水と餌を与えられず餓死していく豚の様子などが映されており、これらの取材と撮影された映像をもとに、告発された[13]。アメリカのメディアはニュースとして取り上げ[14][15]、日本でも報道された[16][17]

告発に対し、伊藤ハムはその公式ウェブサイトで2012年5月23日「米国関連会社における家畜への不適切な取り扱いについて」と題し、お詫びと従業員5名を解雇したことを述べている[18]
主な商品「グランド・ウインナーする?号[19]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:59 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef