伊勢志摩国立公園
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伊勢志摩国立公園
Ise-Shima National Park
IUCNカテゴリII国立公園
英虞湾に沈む夕日
指定区域 日本三重県志摩半島一帯[1].mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯34度27分18秒 東経136度43分33秒 / 北緯34.45500度 東経136.72583度 / 34.45500; 136.72583座標: 北緯34度27分18秒 東経136度43分33秒 / 北緯34.45500度 東経136.72583度 / 34.45500; 136.72583
分類国立公園
面積55,544 ha[2]
指定日1946年11月20日
運営者環境省
年来園者数820万人(2010年)[3]
施設関連施設を参照
事務所中部地方環境事務所
事務所所在地460-0001
愛知県名古屋市中区三の丸2-5-2
公式サイト伊勢志摩国立公園(環境省)
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伊勢志摩国立公園(いせしまこくりつこうえん)は、三重県志摩半島一帯からなる国立公園である。1946年11月20日に指定された。リアス式海岸と温暖な気候による植生が特徴で、英虞湾的矢湾五ヶ所湾など深い入り江が多い。

日本の国立公園の面積の約60%が国有地であるが、鳥羽市志摩市市街地のほかに神路山などの伊勢神宮の宮域林5500 ha[4]を含む伊勢志摩国立公園では90%以上が私有地である[5]。年間訪問者は1017.6万人(2002年)[6]生活圏と重なるため、日本の国立公園の中では最も人口が多い[6]
指定までの経緯

伊勢志摩国立公園は観光客の増加を期待し、戦前に鳥羽と志摩が吉野熊野国立公園の区域拡大を求めたことに始まる。1942年に独立した志摩国立公園の計画に変更されたが、当初の計画では宇治山田市(現伊勢市)を含まなかった。太平洋戦争の戦況が悪化し、計画は頓挫したかのように見えた。

1945年の敗戦直後から厚生省が国立公園事務を再開し、翌1946年4月に厚生省石神甲子郎技師が志摩国立公園の候補地を視察した。政教分離のためにGHQが神宮を過剰に解体してしまうことが危惧され、宇治山田市議会が宇治山田市と度会郡沼木村(のちに伊勢市)を追加することを決議した。5月には神宮の宮域林を含む範囲が申請区域に追加され、伊勢志摩国立公園の計画に変更された[7]。鳥羽・志摩では英虞湾真珠の主要産地であることをアピールするためにGHQ要人の夫人へ真珠のネックレスなどを贈与し便宜を求めた[8]。これとは別に神宮側が懸命に説得したこともあり、1946年11月20日に戦後初の国立公園として伊勢志摩国立公園が誕生した[9]
地理
面積
面積別
総面積74,644 ha:内訳(陸域55,544 ha 海域19,100 ha)
所有者別
[6]
国有地 0.3%私有地 99.7%(公有地 3.6%、民有地 96.1%)
保護地域別(陸域)[10]
特別保護地区 944ha(1.7%)第1種特別地域 1,084ha(2.0%)第2種特別地域 6,691ha(12.0%)第3種特別地域 8,790ha(15.8%)普通地域 38,035ha(68.5%)

※ 普通地域の割合は日本の国立公園の中で最も高い[10]
地形

リアス式海岸や海食崖[6]、日本最大の隆起海食台地[11]などの海岸地形に特色がある。
神島

鳥羽湾

生浦湾

的矢湾 

英虞湾

五ヶ所湾

贄湾

神前湾



神島


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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