仲多度郡(なかたどぐん)は、香川県の中讃、または、西讃と呼ばれる地域に存在する郡の1つである。仲多度郡(■)の県内位置図(2006年以降)香川県仲多度郡の範囲(1.琴平町 2.多度津町 3.まんのう町 薄緑:後に他郡から編入された地域)
次の3つの自治体を含む。
琴平町(ことひらちょう)
多度津町(たどつちょう)
まんのう町(まんのうちょう)
人口45,428人、面積227.31km²、人口密度200人/km²。(2024年5月1日、推計人口) 1899年に発足した当時の郡域は、上記3町に加えて、現在の行政区画では概ね以下の区域に相当する。 ただし、まんのう町長尾、炭所東、造田以東は、1950年代後半に綾歌郡より編入された地域である。
郡域
丸亀市(土居町、土器・飯野・飯山・綾歌地区を除く)
坂出市(島嶼部)
善通寺市
歴史2.六郷村 3.南村 4.郡家村 5.竜川村 6.与北村 7.垂水村 8.高篠村 9.象郷村 10.琴平町 11.榎井村 12.神野村 13.吉野村 14.四条村 15.十郷村 16.七箇村 17.与島村 18.本島村 19.広島村 20.佐柳島村 21.高見島村 31.多度津町 32.豊原村 33.白方村 34.四箇村 35.吉原村 36.筆岡村 37.善通寺村 38.麻野村 39.吉田村(桃:丸亀市 紫:善通寺市 赤:坂出市 橙:多度津町 黄:仲多度郡琴平町 緑:仲多度郡まんのう町。1は発足時の丸亀市)
沿革
1899年(明治32年)4月1日
郡制の施行により、那珂郡・多度郡の区域を以って、仲多度郡が発足。下記の町村が所属。(2町27村)
旧那珂郡(1町19村) - 六郷村、南村、郡家村、竜川村、与北村、垂水村、高篠村、象郷村、琴平町、榎井村、神野村、吉野村、四条村、十郷村、七箇村、与島村、本島村、広島村、佐柳島村、高見島村
旧多度郡(1町8村) - 多度津町、豊原村、白方村、四箇村、吉原村、筆岡村、善通寺村、麻野村、吉田村
1899年9月30日 - 第1回郡会の議員選挙が行われ、30名の議員が選出[1]。
1901年(明治34年)11月3日 - 善通寺村・麻野村・吉田村が合併して、善通寺町が発足。(3町24村)
1917年(大正6年)6月1日 - 六郷村が丸亀市に編入。(3町23村)
1923年(大正12年)3月31日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
1926年(大正15年)6月30日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
1942年(昭和17年)5月10日 - 豊原村が多度津町に編入。(3町22村)
1951年(昭和26年)4月1日 - 南村が丸亀市に編入。(3町21村)
1953年(昭和28年)4月1日 - 与島村が坂出市に編入。(3町20村)
1954年(昭和29年)
3月31日(2町15村)
本島村が丸亀市に編入。
善通寺町・吉原村・与北村・龍川村・筆岡村が合併して善通寺市が発足し、郡より離脱。
5月3日 - 四箇村・白方村が多度津町に編入。(2町13村)
10月17日 - 郡家村が丸亀市に編入。(2町12村)
1955年(昭和30年)
4月1日(3町7村)
十郷村・七箇村が合併して、仲南村が発足。
琴平町・榎井村が合併し、改めて琴平町が発足。
吉野村・神野村・四条村が合併して、満濃町が発足。
7月1日 - 高篠村が満濃町に編入。(3町6村)
1956年(昭和31年)
3月31日 - 満濃町の一部(五條のうち西地区の一部)が琴平町に編入。
9月30日(3町4村)
満濃町が綾歌郡長炭村を編入。
佐柳島村・高見島村が多度津町に編入。
1957年(昭和32年)
10月10日 - 満濃町の一部(五條のうち東地区の一部)が、琴平町に編入。
11月1日 - 綾歌郡琴南村の所属郡が、当郡に変更。(3町5村)
1958年(昭和33年)
3月31日 - 象郷村の一部(下櫛梨の一部、現櫛梨町)が善通寺市、残部(苗田、上櫛梨および下櫛梨の一部)が琴平町に分割編入。(3町4村)
5月1日 - 垂水村・広島村が丸亀市に編入。(3町2村)
1962年(昭和37年)4月1日 - 琴南村が町制を施行し、琴南町が成立。(4町1村)
1970年(昭和45年)1月1日 - 仲南村が町制を施行し、仲南町が成立。(5町)
2006年(平成18年)3月20日 - 満濃町・琴南町・仲南町が合併してまんのう町が発足。