仰げば尊し_(2016年のテレビドラマ)
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この項目では、2016年に放送されたテレビドラマについて説明しています。合唱曲については「仰げば尊し」をご覧ください。

仰げば尊し
ジャンルテレビドラマ
原作石川高子(原案)
『ブラバンキッズ・ラプソディー』
『ブラバンキッズ・オデッセイ』
脚本いずみ吉紘
三好昭央
演出平川雄一朗
吉田健
福田亮介
出演者寺尾聰
多部未華子
真剣佑
村上虹郎
石井杏奈E-girls
北村匠海DISH//
太賀
佐野岳
矢本悠馬
健太郎
藤原薫
水上京香
岡崎紗絵
尾美としのり
升毅
石坂浩二
エンディングBUMP OF CHICKENアリア
製作
プロデューサー佐藤善宏(東宝
大西孝幸(東宝)
製作東宝
TBSテレビ

放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
放送期間2016年7月17日 - 9月11日
放送時間日曜 21:00 - 21:54
放送枠日曜劇場
放送分54分
回数8
公式サイト
特記事項:
初回は21:00 - 22:19の25分拡大スペシャル。
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『仰げば尊し』(あおげばとうとし)は、TBS系「日曜劇場」枠で2016年7月17日から9月11日まで日曜日21時 - 21時54分に放送されたテレビドラマである。主演は寺尾聰[1]
企画・制作

1980年代神奈川県立野庭高等学校吹奏楽部をモデルに舞台の設定を現代に置き換え、同高校の教師を務めていた中澤忠雄をモデルとした「樋熊迎一」役を寺尾が演じ、不良から更生する少年たちが“音楽の甲子園”と呼ばれる全国高等学校吹奏楽コンクール(全日本吹奏楽コンクールをモデル)に出場して優勝するまでの“奇跡”を描くドラマである(モデル校自体は不良の多い学校ではない)。

脚本はいずみ吉紘、監督は平川雄一朗というTBS系で2008年4月期に放送された青春ドラマ『ROOKIES』の脚本家と演出家が再びタッグを組むことになった[2]
あらすじ

舞台は横須賀市。生徒の校内暴力非行が絶えない神奈川県立美崎高等学校。非行を繰り返す問題児ばかりで、その問題に頭を抱えていた同校校長で、定年を間近に控えた小田桐寛治は、事故の後遺症で音楽の世界から遠ざかっていた元プロサックス奏者の樋熊迎一を非常勤教師として招いた。樋熊は、弱小で無名の吹奏楽部の再建を決意し、部員や教師、部員の家族も樋熊の熱意に感動する。そして、「音楽の甲子園」を目指し、無名高校の吹奏楽部を日本一にするための闘いが始まる。
第1音

2015年・初夏、公園で子供達が演奏し樋熊 迎一が指揮をしていた。そこで熱心に子供達に教える姿を見ていた神奈川県立美崎高等学校の校長である小田桐 寛治は同校の吹奏楽部を見てもらえないかと頼み込む。自宅に帰ってきた樋熊は娘の奈津紀に美咲高校の事を聞き評判が悪いとこを知る。その高校は暴力事件で問題になっていた。

翌日、ラジオ体操をしている樋熊に小田桐は本気で学校に来て生徒に教えてもらえないかともう一度頼み込む。そこで樋熊は一度学校に見に行くと伝えた。樋熊は美咲高校に校長を訪ねに来た。校長室に向かう途中、屋上から落ちてきたタバコの吸殻が樋熊の頭に当たった。樋熊はすぐに屋上に駆け上がって青島 裕人ら5人に誰がタバコの吸殻を落としたのかを聞くが樋熊は殴られ5人は去っていった。殴られた事を知った小田桐は直ぐに屋上に駆け上がり樋熊に「大丈夫ですか」と聞く。樋熊は「不慮の事故ですよ」と伝え「いつから来れば良いですか?」と小田桐に聞く。そして生徒全員の前で小田桐は樋熊の事を紹介する。その後、全員集会の時、有馬渚に吹奏楽の顧問になって欲しいと頼まれ吹奏楽の実力を知る。樋熊は顧問になる事を引き受け顧問になる。翌日、樋熊は朝の挨拶をしていた。そこにバイクに乗ってやって来た生徒のバイクに鍵をかける。それを知った青島らは吹奏楽部室に居座り暴動を起こす。樋熊は吹奏楽部に入るよう勧めるが退室して行った。有馬に青島ら5人が昔にバンドをしていたが高校一年生の時、文化祭で先輩達が邪魔しに来てそのうちの1人が椅子を投げその椅子がギターに当たり青島らはキレてしまい殴り合いになった。青島は手に怪我を負いギターを弾けなくなり、5人はバンドをやめてしまった事を聞く。樋熊の知り合いの発表会に美咲高校吹奏楽部が出場する事になった事を生徒に伝える。

木藤良らがチケットを高額で売り付けている事を知る。樋熊は木藤良らの所へ行き、お金を返す様に言う。そこでもう一度吹奏楽部に入る事を勧める。吹奏楽部員は発表会の練習をしていた時に青島らが部室に入って来る。発表会当日、有馬以外の吹奏楽部員は来なかった。その理由は、青島らに脅されていたからだった。樋熊は後日、校内放送で吹奏楽部員と青島ら5人は部室に来る様に伝えた。部室で青島らに吹奏楽部に入る様に改めて伝える。
キャスト
主要人物
樋熊 迎一(ひくま こういち)
演 -
寺尾聰美崎高校非常勤教師で、吹奏楽部顧問。かつてはサックス奏者でオーケストラでも活躍していたが、交通事故の後遺症で演奏が出来なくなり、プロとしての活動を断念。以後、自宅や野外で音楽教室を催していた。美崎高校の立て直しを考えていた校長の小田桐寛治はその練習指導に着目。小田桐から熱意ある説得を受け、美崎高校吹奏楽部の教師に就任することとなる。木藤良蓮や青島裕人ら不良グループに真正面で向き合いながら彼らを更生し、そして吹奏楽部を全国レベルの大会へ出場できるよう、指導を重ねていく。最終話ではすい臓がんにより亡くなった。
樋熊 奈津紀
演 - 多部未華子樋熊の娘。音楽大学の4年生。美崎高校の評判により、樋熊の教員活動を積極的に賛成していなかったが、彼の情熱を徐々に受け入れ、後に教育実習先に美崎高校を希望し、父親を手助けするようになる。樋熊が倒れてからは彼女が吹奏楽部の直接指導にあたり、父の代わりとなり指揮棒を振った。
木藤良 蓮(きとら れん)
演 - 真剣佑(現・新田真剣佑)(幼少期 : 中川翼)青島率いる不良グループの副リーダー的存在。バンド時代はアルトサックス担当。髪を金髪に染め、左耳にピアスをしている。グループの中では精神的に一番大人びており、言葉遣いも穏やかで大らかだが、仲間を助けるためのケンカを厭わず、腕っぷしも強い。青島を気遣い、彼が孤立しないことを願っていたため、青島が安保・高杢・桑田を突き放したときには希望していた留学を一時取り止めたりするなどした。吹奏楽部でもサックス担当。帰国子女で父親は外国にいることが多い。卒業後の進路はアメリカに音楽留学することを希望していた。青島、有馬とは幼馴染。
青島 裕人(あおしま ひろと)
演 - 村上虹郎(幼少期 : 高木星来)不良グループのリーダー。バンド時代はヴォーカルギター担当。学園祭でのライブ中に先輩である陣内剛史らの襲撃に遭い、その時に左手に負わされた怪我が原因でギターが思うように弾けなくなり、バンドは解散した。夢であった自分が最もやりたかった音楽を諦めなくてはならなくなった過去から、樋熊に出会った当初は最も反抗的な態度を取っていた。しかしその後、仲間の変化や思い、樋熊のひたむきさに触れたことで心を入れ替え、覚悟を新たにして正式に吹奏楽部に加入する。口数は少ないながらも気は強く、また情に厚く、不穏な空気になりそうな場を一声で収めたりするなど仲間を引っ張って行くリーダー気質。卒業後の進路は樋熊の意志を受け継ぐ形で教師を目指す。木藤良と有馬とは幼馴染。トランペット担当。
有馬 渚(ありま なぎさ)
演 - 石井杏奈E-girls[2](幼少期 : 濱田ここね)吹奏楽部部長。樋熊迎一が赴任した際、吹奏楽部を指導してほしいと懇願する。木藤良と青島とは幼馴染。人知れず家庭の悩みを抱えている。クラリネット担当。
安保 圭太(あぼ けいた)
演 - 北村匠海DISH//)木藤良と青島とバンドを組んでいた不良仲間で、キーボードを弾いていた。短ランボンタンに髪型はリーゼントというヤンキースタイル。優しい性格で青島に遠慮していたが、音楽を再びやりたがっていた。樋熊に説得され、吹奏楽部に入部。最初は3rdだったが、1stの向井と入れ替わる。最終回の関東大会では、セカンドとして吹いている描写が見られる。トロンボーン担当。
高杢 金也(たかもく きんや)
演 - 太賀木藤良と青島とバンドを組んでいた不良仲間で、ドラムを叩いていた。パンチパーマに髭、アロハシャツ長ランボンタンという典型的なツッパリファッションであるが、性格は明るくグループのムードメーカー。


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