仮面ライダー_THE_NEXT
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仮面ライダー THE NEXT
Masked Rider The Next
監督田ア竜太
脚本井上敏樹
原作石ノ森章太郎
製作

加藤和夫(東映ビデオ

矢田晃一(東映エージエンシー

白倉伸一郎

武部直美

製作総指揮鈴木武幸
出演者

黄川田将也

高野八誠

加藤和樹

石田未来

森絵梨佳

音楽安川午朗
主題歌ISSACHOSEN SOLDIER
撮影田中一成J.S.C.
編集大畑英亮
制作会社東映東京撮影所
製作会社『仮面ライダー THE NEXT』製作委員会
公開 2007年10月27日
上映時間104分
製作国 日本
言語日本語
前作

劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!(仮面ライダー前作)

仮面ライダー THE FIRST(THE前作)

次作劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事
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『仮面ライダー THE NEXT』(かめんライダー ザ ネクスト)は、2007年10月27日に公開された仮面ライダーシリーズの映画作品。

キャッチコピーは、「すべてを超える。」「アクションに酔え。 怪奇に震えろ。 これがNEXTエンタテインメントだ。」。
概要

映画『仮面ライダー THE FIRST』の続編。

主役は前作と同様、本郷猛 / 仮面ライダー1号で、一文字隼人 / 仮面ライダー2号も前作から継続して登場。本作品には風見志郎 / 仮面ライダーV3が敵として登場する。また、本作品の重要役として、テレビシリーズ『仮面ライダーV3』には登場しなかった風見志郎の妹・ちはる(Chiharu)が登場。

本作品におけるV3は、テレビシリーズの「ライダー1号・2号に改造された」という設定と異なり、「ショッカーによって改造された改造人間(V3=Version 3)」という設定である。V3=風見志郎役には、『仮面ライダーカブト』で仮面ライダードレイク / 風間大介を演じた加藤和樹が、風見ちはる役には『仮面ライダー響鬼』で持田ひとみを演じた森絵梨佳が起用された。その他、ライダー作品に出演経験がある石田未来らも共演している。ショッカー首領の声は第1作『仮面ライダー』と同じ納谷悟朗が担当した。

スタッフでは、監督が前作の長石多可男から、平成仮面ライダーシリーズの多くの劇場版を作ってきた田ア竜太に交代した。脚本の井上敏樹、音楽の安川午朗など、その他のメインスタッフはほぼ前作から続投している。

恋愛映画の要素を大胆に取り入れていた前作に対し、白倉のテイストを1作ごとに変えていくというシリーズコンセプトに基づいて、本作品では大人向けの仮面ライダーを確立するというコンセプトのもと、漫画版『仮面ライダー』や昭和テレビシリーズの序盤で見られた「怪奇性」が強調され[1]ジャパニーズホラーのテイストやバイオレンス描写が多く盛り込まれた「ホラーアクション」としての色彩を濃くしており、恐怖感を煽る場面も多い[2][注釈 1]。このため、仮面ライダー映画としては初のPG-12指定をあえて狙った作品となった[2][注釈 2]

劇場公開版では一文字の「死」がカットされている。これは、出来上がりを見た上で「一文字が死ぬシーン」で終わるより、実際に公開された「戦い終えて去っていく」というシーンのほうが効果的であると思ったためであり、『新・必殺仕置人』の念仏の鉄のようにテンションが高いままで死んでいったほうがいいと田アは語っている[4]。セル用DVDでは劇場公開版を「RELEASE Ver.」、このシーンを追加したものを「EXTENSION Ver.」と呼び、いずれかを選択して再生するマルチエンディング仕様になっている[注釈 3]
あらすじ

本郷猛と一文字隼人がショッカーを裏切り、組織と激闘を繰り広げてから2年が過ぎた。本郷は城南大学附属高校の生物教師となったが、生徒からの信頼は得られず、うだつの上がらない日々を送っていた。そんな中、世間では顔面を無残に切り刻まれた惨殺死体が次々と発見され、同時に奇妙な噂が広まっていた。事件現場には、国民的アイドル・Chiharuの曲が必ず流れているという。

ある日、本郷は教え子で問題児である菊間琴美の家庭を訪問した後、琴美が親友であるちはるの自宅マンションに向かうのを追う。しかし、そこで待っていたのは衝撃的な事実と、ショッカーの襲撃であった。ショッカーの改造人間チェーンソーリザードと、6人の量産型ホッパーショッカーライダーの襲撃を受け、必死に逃げる中、琴美はダメ教師でしかないはずの本郷がホッパー=仮面ライダー1号として戦っている姿を目撃する。

本郷の力を知った琴美は、自分がChiharu=風見ちはると親友であること、ちはるの身に何らかの異常が起きているらしいことを打ち明け、本郷に真相解明の手助けを依頼する。彼らは事態の把握のため、ちはるの兄、風見志郎の元を訪れる。しかし、風見は再度襲撃してきたチェーンソーリザードやショッカーライダーたちとともに、本郷に襲いかかる。彼は、ナノロボットによる改造手術を受けたショッカーの新たなる尖兵、ホッパー・Version 3だった。
登場人物

本郷と一文字を除き、前作の主要人物は登場しておらず、その関連についても触れられていない。
本郷 猛(ほんごう たけし) / 仮面ライダー1号
ショッカーの手により、ホッパー=仮面ライダー1号として改造された男。洗脳が解けてショッカーを脱走してから2年が経過した現在は、城南大学付属高校の生物教師として過ごしている。しかし、教師としての威厳は皆無で、担任するクラスも学級崩壊状態に陥り、生徒には小馬鹿にされている。中盤では学校付近でチンピラに乱暴されそうになった教え子の琴美を守るために20倍の腕力を発揮し、チンピラが乗る自動車やバイクを破壊したところを生徒たちに目撃され、怯えられる。この琴美との出会いをきっかけとして、再びショッカーに立ち向かうこととなるが、高校については後に解雇処分となった。
一文字 隼人(いちもんじ はやと) / 仮面ライダー2号
本郷と同じくショッカーの手により、ホッパー=仮面ライダー2号として改造された男。かつてはショッカーの裏切り者である本郷を抹殺するために送り込まれた刺客であったが、ふとしたきっかけで彼と共にショッカーと戦う道を選んだ。現在はリジェクション[注釈 4]から繋がる死の恐怖に苦しみ続けながら、それを紛らわそうと夜な夜な繁華街で豪遊し、酒に溺れる享楽的な日々を過ごしている。常に身に着けているスカーフとグローブは、リジェクションで浮き上がった血管を隠すためのもの[注釈 5]
風見 志郎(かざみ しろう) / 仮面ライダーV3
ホッパー・Version 3=仮面ライダーV3に変身する青年。IT企業「エクサストリーム」を立ち上げてトップ企業に押し上げ、若くして時代の寵児に上り詰めたが、2か月前に発生した同社社員失踪事件の直後から社会との関わりを絶って別荘に篭り、ワインのデカンタージュに興じるなど退廃的な日々を過ごしていた。実は失踪事件はシザーズジャガー率いるショッカーの実験によるものであり、無差別テロ同様のナノロボット散布実験に適合して生き残った結果、強靭な新型改造人間となった。そして、裏切り者の本郷と一文字を抹殺する命を受け、彼らと敵対する。初戦では「年代物のワインが若かったから」という私的な理由をつけて本郷に襲いかかり、自身の正体がV3であることを明かした。しかし、妹のちはるが自殺を図ったことなどを機にショッカーを裏切ると、1号や2号とともにショッカーの秘密基地であるレストラン「LEGEND OF GATHERING」に乗り込むが、人としての形すら半ば保てなくなるほど暴走状態が進んだChiharu精神体を救う術は無く妹の苦しみを終わらせるために自ら終止符を打つ。炎が立ち上る中、無気力状態で項垂れていたところを1号・2号に救助され生還する。
菊間 琴美(きくま ことみ)
本郷の教え子で、両親が離婚後に双方とも蒸発したため、一人暮らしをしている。気が強く人付き合いが苦手なため、クラスでは浮いた存在となっており、学校も休みがち。唯一の親友であるChiharuからの連絡が突如途絶えたため、単身その真相を追う。


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