仮面ライダーV3_(キャラクター)
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .pathnavbox{clear:both;border:1px outset #eef;padding:0.3em 0.6em;margin:0 0 0.5em 0;background-color:#eef;font-size:90%}.mw-parser-output .pathnavbox ul{list-style:none none;margin-top:0;margin-bottom:0}.mw-parser-output .pathnavbox>ul{margin:0}.mw-parser-output .pathnavbox ul li{margin:0}

仮面ライダーシリーズ > 仮面ライダーV3 (キャラクター)

仮面ライダーV3 > 仮面ライダーV3 (キャラクター)

仮面ライダー THE NEXT > 仮面ライダーV3 (キャラクター)

仮面ライダーV3
仮面ライダーシリーズのキャラクター
初登場『仮面ライダーV3
作者

石ノ森章太郎(原作)

出渕裕(『THE NEXT』デザイン)



宮内洋(テレビシリーズほか)

加藤和樹(『THE NEXT』)

#声優を参照
テンプレートを表示

仮面ライダーV3(かめんライダーブイスリー)は、特撮テレビドラマ『仮面ライダーV3』に登場する架空のキャラクター。以降の「仮面ライダーシリーズ」での作品に登場した内容や、その正体となる風見志郎(かざみ しろう)についても記述する。
概要

仮面ライダーV3』の主役ライダー。歴代ライダーの中でも客演数が多く[注釈 1]、新旧ライダーの「橋渡し」としての活躍も多い。多くの作品に素顔の風見志郎の姿で登場し、変身後のみの登場だった『仮面ライダー (スカイライダー)』第23話や劇場版『仮面ライダースーパー1』、映画『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』でも宮内洋が声を充てている。

映画『仮面ライダー THE NEXT』ではリメイク版が登場した。
仮面ライダーV3
テレビシリーズの仮面ライダーV3

諸元仮面ライダーV3
身長180 
cm[1]
体重75 kg[1]
ジャンプ力60 m[1]
走力100 m走1.6秒

名前の由来は、「勝利(Victory)」を意味する「V」と、ライダー3号としての「3」を合わせている。

1号ライダーの技と2号ライダーの力を象徴するダブルタイフーンを装備し、ダブルライダーの変身ポーズを組み合わせたポーズと「変身!V3!」の掛け声で[注釈 2]ベルト中央の風車が回転し[1][注釈 3]、風力を吸収することでベルト横のエナージ・コンバーターによってエネルギーに転換・蓄積され、人工筋肉を通じて供給され、各機能を起動させ、変身が完了する。変身所要時間は4秒[1]。ただし、第1・2話ではポーズを取った後に胸の前で手を交差するアクションが加えられていた[2]。戦闘開始時は左右の指先でそれぞれVと3の字を作りながら、右前腕を地面と垂直に立てつつ右手の甲を敵に向け、左手指先は右肘に当てながら左前腕を胸の前で水平に組んで、左右の前腕同士で90度に交差したラインを作るという独特のファイティング・ポーズを決めるのが通例であった。
能力
V3は高い戦闘能力があり、1号・2号同様にジャンプ力とキック力が基本である。右側のタイフーンが1号の特性である技の能力を作動させ、左側のタイフーンが2号の特性である力の能力を作動させる。また、改造手術で組み込まれた多くの装置・ギミックや必殺技は「V3・26の秘密」と称されている。しかし、改造手術の直後にダブルライダーが姿を消したために多くの能力を知らないまま戦うことになった。そのため、初期は苦戦することも多かったが、特訓や怪人との戦闘を通じて「26の秘密」の一つ一つが解明され、戦力を向上させていった。26の秘密の半数程度は劇中未使用に終わっている。初披露されたのは2話でのテレパシー、最後に披露されたのは21話の細胞強化装置である。必殺技はV3キックおよびそのバリエーションが多く、きりもみキックや回転三段キックなど26の秘密以外の技も多用している。また、『仮面ライダー (スカイライダー)』では新たな技「空中四の字固め」を披露している。また「4つの弱点」も存在している[3]。劇中で確認されたのは「逆ダブルタイフーンを使うと3時間変身不能になる」ことのみである。残りの3つについては「V3バリヤーで耐えられる電圧は100万ボルトまで、砂地での戦いが苦手、深海1万メートル級の高圧力には耐えられない」との雑誌設定がある。一方で、総集編ビデオ『仮面ライダーメモリアル』では、「残り三つは明らかではない」旨が語られている。ただし、「砂地での戦いが苦手」という点は第3話劇中でイカファイアに指摘されており、実際に脚力を効率良く使えず苦戦する場面が描かれている。他の弱点としては第3話にてダブルタイフーンを塞がれると能力が低下することが暴かれ、一度敗北している他、強力な磁束を浴びると補助用電子頭脳に悪影響が出て活動力が低下する点が第13話劇中で明示されている。
デザイン・造型
デザイン上はトンボをモチーフとしている[出典 1]。ボディはラガーマンをイメージしている[7]。彩色は、1号・2号ライダーがその頭部(顔)については緑色の地の色と赤い目を採用していたのに対し、これを逆転させて朱色[8]の地の色に緑色の目を採用した。顔の中央にある白い部分はドクロをイメージしており[9]、白ベースに銀の汚しを入れている[8]。ボディカラーには、1号・2号の黒色に対して、明るい緑色を採用。1号・2号に比べると全体の色彩トーンは明るめになっている。雑誌『テレビマガジン』の仮面ライダーシリーズ編集担当であった講談社の加賀博義は、V3の衣裳の色は加賀が現場で着ていた緑色のジャンパーを参考にしていると証言している[10]。首廻りの白い襟は、仮面ライダー1号・2号ではよく見受けられた、頭部ヘルメットマスクの後ろから覗くスーツアクターの後ろ髪を隠すためのデザインであった。これに伴い、マフラーも左右セパレート式となり、左右のそれぞれの肩から背中に向けて計2本の白いマフラーが流れる形になっている。石ノ森章太郎による検討用デザインは、1号・2号のデザインをアレンジするところから始まり、「V」や「X」を顔のデザインに取り入れて完成デザインに至っている[11]。このうち「X」をモチーフとしたラフデザインは、後に『イナズマン』の準備案である『パピヨンZ』の検討用デザインとして再利用された[12]。頭部の粘土原型はエキスプロダクション前澤範が担当した[出典 2]。マスク全体はFRPで制作されたが、安定させることが難しいため、下顎はラテックスで造られた[16][14]。また当時はFRPの強度に信用がなかったため、破損してもスーツアクターが負傷しないよう内側に天竺木綿が貼られていた[14]。最初の型抜きでは古いシリコン樹脂を使用したため硬化せず、第1回撮影会の前日に突貫で作りなおされた[14]。放送開始前の第1回撮影会では、コンバーターラングが完成していない状態で撮影された[出典 3]。第2回撮影会ではコンバーターラングは2段のみで色も緑色であった[出典 4]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:345 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef