仮面ライダーJ
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仮面ライダーシリーズ > 仮面ライダーJ

東映スーパーヒーローフェア > 仮面ライダーJ

仮面ライダーJ
監督雨宮慶太
脚本上原正三
原作石ノ森章太郎
製作

久保聡(バンダイ ビジュアル

堀長文

角田朝雄

ナレーター飯塚昭三
出演者

望月祐多

野村佑香

神威杏次

栗原敏

万里洋子

音楽川村栄二
主題歌BYUE「心つなぐ愛」
撮影松村文雄
編集菅野順吉
製作会社

東映

東映ビデオ

バンダイ

公開1994年4月16日
上映時間46分
製作国 日本
言語日本語
前作仮面ライダーZO
次作劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4
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『仮面ライダーJ』(かめんライダージェイ)は、東映スーパーヒーローフェアの一作として1994年4月16日に公開された特撮映画。および、それに登場するヒーローの名称。「昭和仮面ライダー」シリーズ最後の作品[1]

同時上映は『劇場版 忍者戦隊カクレンジャー』『ブルースワット キック・オフ! ニュー・ヒーロー』。
概要

仮面ライダーシリーズで、原作者である石ノ森章太郎が生前に制作に関わった最後の作品[2][3]。前年、東映スーパーヒーローフェアのメインプログラムとして公開された『仮面ライダーZO』に続き、劇場用オリジナル作品として制作された。

この作品の一番の特徴としては、「主人公・仮面ライダーJが巨大化する」ということが挙げられる[4][2]。「仮面ライダーの巨大化」には前例として1993年に制作された『ウルトラマンVS仮面ライダー』があり、この作品が好評だったことが、仮面ライダーの巨大化の後押しとなった[5]

作風としては、当時ブームであったエコロジーを反映していることが特徴で、雄大な自然と並行してヒロインの少女・木村加那が公害で死んだ動物の墓を作るシーンや開発作業で切り崩された山林の情景などが挿入され、作品のテーマを端的に表現している。

なお、前作『仮面ライダーZO』や前々作『真・仮面ライダー 序章』と同様、平成に制作された作品であるが、『仮面ライダークウガ』以降のいわゆる「平成仮面ライダーシリーズ」には含まれていない。
あらすじ

世紀末の地球各地で異常気象が発生。これはかつて恐竜を絶滅に追いやった宇宙怪物集団フォッグが、再び地球に来襲したことを示す前兆であった。人間を餌に幼獣たちの大孵化を企むフォッグの女帝「フォッグ・マザー」は、自然を愛する心優しき少女・木村加那を儀式の生贄として選び、連れ去るよう王子・ガライを含む幹部たちに命令する。

一方、環境破壊を憂い、その現状を多くの人々に訴えようとするカメラマン・瀬川耕司はレジャーランド建設のための大規模な開発工事によって汚染された山間の湖の取材の最中に加那を狙うフォッグの襲撃を受ける。加那を守ろうとする耕司だったが、返り討ちに遭い谷底へ落とされてしまう。

一度は絶命した耕司は、地空人と呼ばれる人々によって改造蘇生手術を受け、Jパワーの戦士・仮面ライダーJとして復活。生贄にされる加那を救うべく、フォッグに立ち向かうのだった。
登場人物
瀬川 耕司(せがわ こうじ) /
仮面ライダーJ
野鳥や自然風景を主に取り扱う、新進のネイチャーカメラマン[6]。26歳[7]。自然環境破壊に関心が強く、オートバイで野営の旅をしつつ調査・取材を続けている。レジャーランド建設のための大規模な開発工事によって汚染された山間の湖を取材するために山に入り、フォッグと遭遇。アギトに崖から落とされ、絶命するが、その強い勇気と正義感、そして地球の環境を守ろうとする心を地空人に認められ、蘇生改造手術を受けて仮面ライダーJとして蘇り、フォッグから地球を守る使命を受けた。

望月は、普通の人間であった時と、改造人間となった後との差をつけて役作りをしたという[8]

木村 加那(きむら かな)
耕司がレジャーランド建設のための大規模な開発工事によって汚染された山間の湖を取材するために山に入った際、知り合った少女。9歳。生命を慈しむ心優しい性格で、公害や環境破壊で死んだ小動物や虫たちの墓を作り弔っている。何の抵抗もなく墓に花をあげた耕司を慕い、野営中の彼にコーヒーを差し入れに来たが、フォッグに大孵化の儀式の生贄として狙われ、拉致されてしまう。山の麓に住み、千恵(ちえ)という祖母がいる[9]が、登場シーンはカットされた。
地空人(ちくうじん)
地中の奥深くで、Jパワーを糧として生きる地上人とは別の人類[7]。劇中では男女が一人ずつ登場。優れた科学力を持つが、地上の光に弱い上、下半身が木の根のように大地に根付いていることから著しく行動範囲が狭い[7]ため、フォッグと戦う者として、大自然と心を通わせることのできる人間を捜し求めていた。耕司の自然を愛する心を認め、彼に蘇生改造手術を施し、フォッグ打倒の使命と仮面ライダーJの名を与える。

諸元ベリー
体長15 cm
体重215 g[10]

ベリー
地空人の代理人である知性を持つ巨大なミュータントバッタ。地中から出られない彼らに代わって地上を飛び回り、耕司に助言を与える。あらゆる国の言葉を話すことができ、高速で空中を飛行できる。
仮面ライダーJ

諸元仮面ライダーJ
身長194 
cm[11]
体重84 kg[11]
ジャンプ力150 m[11]
ジャンボフォーメーション
身長40 m[12]
体重736 t[12]

瀬川耕司が、大地に宿る精霊のエネルギーJパワー[注釈 1]により変身する仮面ライダー。

Jパワーを全ての力の源とし、Jパワーが込められた腹部の赤い石Jスピリットは変身前においても赤いイチョウ型の透明体の形で耕司のベルト中央部のバックルに埋め込まれて露出している[14][15]。必殺技はJキック、Jパンチ、Jチョップ[16]、Jエルボー。指をJの字型に構えるJサインには、Jパワーを集めて高める効果があり、変身時や必殺技の発動時などに度々使用する。

戦闘力のみならず治癒能力も高く、劇中ではアギトやズーとの戦闘で傷を負いながらもすぐに回復し、その後の戦闘に全く支障を来していない。

予告編ではJを「14人目の改造戦士(かいぞうソルジャー)」と紹介しているが、これは仮面ライダーBLACK仮面ライダーBLACK RXを同一の存在として数え、仮面ライダーシンを「12号」、ZOを「13号」としたものである。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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