代々木公園
代々木公園(よよぎこうえん)は、東京都渋谷区にある公園である。所轄は東京都建設局、指定管理者は東京都公園協会で、代々木公園管理事務所が管理している。 代々木公園の所在地は、大日本帝国陸軍の代々木練兵場であった[2]。これが第二次世界大戦での日本の敗戦後にはワシントンハイツとなり、1964年(昭和39年)の東京オリンピックで代々木選手村として一部が使用された後に再整備され、1967年(昭和42年)に代々木公園として開園したものである[3]。また、選手村の宿泊棟はオリンピック記念青少年センターや代々木ユースホステルとして利用されていた。 同公園に隣接して国立代々木競技場が立地しているが、代々木公園には含まれない。 代々木公園の敷地は54ha(およそ東京ドーム11個分)であり、東京23区内の都市公園のなかでは、水元公園(約96ha)、葛西臨海公園(約80ha)、舎人公園(約71ha)、光が丘公園(約60ha)に次いで5番目に広い。園内は東京都道413号赤坂杉並線をはさんで噴水がある北側のA地区と、スポーツ施設やイベントホールなどがある南側のB地区とに分かれている[注釈 1][注釈 2]。 代々木公園は原宿駅、代々木公園駅、明治神宮前駅、代々木八幡駅に隣接しており、原宿、表参道、渋谷から人々が多く集まる場所でもある。園内にはオリンピック当時選手村の練習場であったトラックとして設けられ、織田幹雄の業績を称え通称が付いた「織田フィールド(代々木公園陸上競技場)[注釈 3]」や、サッカーなどの球技用グランドがあり、1990年(平成2年)5月には、高さ15m - 30mに及ぶ大小3基の噴水や水回廊を持つ水景施設が設定された。
概要