仙山線
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信頼性について検証が求められています。確認のための情報源が必要です。(2022年5月)


独自研究が含まれているおそれがあります。(2022年5月)


仙山線
東北福祉大前駅に到着するE721系0番台
(2022年11月3日)
基本情報
日本
所在地宮城県山形県
種類普通鉄道在来線幹線
起点仙台駅[1]
終点羽前千歳駅[1]
駅数18駅
電報略号セサセ[2]
開業1929年9月29日
全通1937年11月10日
所有者東日本旅客鉄道(JR東日本)
運営者東日本旅客鉄道(JR東日本)
使用車両E721系
路線諸元
路線距離58.0 km[1]
軌間1,067 mm[1]
線路数単線[1]
電化方式交流20,000 V・50 Hz
架空電車線方式
最大勾配33.0
閉塞方式特殊自動閉塞式(軌道回路検知式)
保安装置ATS-Ps(仙台駅 - 愛子駅間[3]
ATS-SN(愛子駅 - 羽前千歳駅間[3]
最高速度95 km/h

路線図


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JR仙山線各駅の分布(縦軸:標高、横軸:営業キロ)、および、それら各駅を結んだ図(勾配線形図ではない)。

仙山線(せんざんせん)は、宮城県仙台市青葉区仙台駅から山形県山形市羽前千歳駅を結ぶ、東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線幹線)である。

運行系統としては、奥羽本線の羽前千歳駅から山形駅までも含む。
概要

宮城県の県庁所在地である仙台と山形県の県庁所在地である山形とを結んでいる。名称は、仙台と山形から頭文字を1字ずつとって付けられた。日本初の交流電化が行われた路線でもある(詳細は「#日本初の交流電化」の節を参照)。

起点の仙台駅で東北新幹線および東北本線に、終点の羽前千歳駅では奥羽本線に接続している。羽前千歳からはすべての列車が奥羽本線の山形駅に直通するため、運転系統としての仙山線は奥羽本線羽前千歳駅 - 山形駅間を含んでいる。同区間には軌間の異なる山形新幹線山形線(軌間1,435mm)用とは別に独立した単線が仙山線用に敷設されており、北山形駅 - 山形駅間は左沢線の列車と共用している。

全線が仙台市内と山形市内にあり、東北本線との分岐部分で僅かに仙台市宮城野区、奥新川駅 - 仙山トンネルの間は一部太白区を通るものの駅や信号場などの施設はなく、駅はすべて仙台市青葉区内と山形市内にある。途中で他の市町村を通ることなく県庁所在地同士を直接結び、かつその両都市のみで完結するJRの路線は仙山線のみである[注釈 1]

県境付近は勾配の厳しい山岳区間で、運行車両にもそれに対応する性能が求められるほか、秋季には車窓から紅葉を見ることができる反面、落葉によって車輪の空転が引き起こされ、ダイヤが乱れやすい。車輪が空転する状況が予想される場合は機関車が「落ち葉掃き列車」として走行することがある。この「落ち葉掃き列車」には、当初仙台車両センター所属のED78形電気機関車が使用されていたが、同型式の全廃後はED75形電気機関車に変更され、近年は郡山総合車両センター所属のDE10形ディーゼル機関車や、落ち葉掃き用の装置を仮設したE721系電車が使用されている。

1972年(昭和47年)から仙台市内区間は特定都区市内の対象路線となった。当初仙山線で対象となるのは北仙台駅のみであったが、後の新駅開業及び旧宮城町の仙台市への吸収合併に伴い宮城・山形県境の奥新川駅まで拡大している[注釈 2]2003年平成15年)からは仙台駅 - 愛子駅間がICカード乗車券Suica」の仙台エリアに含まれ、2004年(平成16年)からは仙台駅 - 山寺駅間が「仙台まるごとパス」適用区間となった。仙山線の各種案内サインなどに用いられるラインカラーは、黄緑色に設定されている。2014年(平成26年)4月1日からは全線が大都市近郊区間として新設された「仙台近郊区間」となり、同日から作並駅・山寺駅で[報道 1]、2024年(令和6年)3月16日より羽前千歳駅でもICカード乗車券「Suica」が利用可能となった[報道 2]

仙台駅 - 北仙台駅間は仙台市地下鉄との代替輸送(振替輸送)対象路線に指定されており、当該区間が運転見合わせとなった場合は、仙台市地下鉄南北線仙台駅 ? 北仙台駅 ? 台原駅)への振替乗車が認められる場合がある。

「仙山線」の定義区間
山形駅羽前千歳駅仙台駅
路線名奥羽本線 (4.8 km)
(Google マップ)仙山線 (58.0 km)
(Google マップ)
運行系統仙山線 (62.8 km)
(Google マップ)

路線データ

路線距離(
営業キロ):58.0 km [1]

管轄(事業種別):東日本旅客鉄道(第一種鉄道事業者

軌間:1,067 mm [1]

駅数:18(起終点駅含む)

仙山線所属駅に限定する場合、東北本線所属の仙台駅、奥羽本線所属の羽前千歳駅[4]が除外され、16駅となる。


複線区間:なし(全線単線[1]

電化区間:全線(交流20,000 V・50 Hz)

最急勾配:33.0

閉塞方式:特殊自動閉塞式(軌道回路検知式)

保安装置

ATS-Ps(仙台駅 - 愛子駅間[3]

ATS-SN(愛子駅 - 羽前千歳駅[3]


最高速度:95 km/h

運転指令所:仙台総合指令室 (CTC)

準運転取扱駅(入換時は駅が信号を制御):作並駅


車両基地仙台車両センター

大都市近郊区間:全線(仙台近郊区間)

特定都区市内:仙台駅 - 奥新川駅間(仙台市内)

IC乗車カード対応区間:仙台駅 - 愛子駅間・作並駅・山寺駅・羽前千歳駅(Suica仙台エリア)

全線が東北本部の管轄である。
歴史

仙台と山形を鉄道で結ぶという議論は明治10年代末から存在した[5][6]。これは、現在の東北本線の前身に当たる日本鉄道が仙台を経由して建設されることに合わせて、山形まで鉄道を実現するという構想だった[5]。仙台と山形の間の鉄道は山形県側だけではなく宮城県側も要望していた[7]。しかし、この要望はすぐには実を結ばず、山形への鉄道としては現在の奥羽本線が先に建設された[5]

仙台と山形の間の鉄道構想においては、路線の経路が問題となっていた。この二つの県庁所在地の間には奥羽山脈が横たわっており、関山峠二口峠笹谷峠が鉄道路線の経路として考えられ[6]、関係する市町村がそれぞれの思惑から誘致活動を行っていた[注釈 3][8][7][新聞 1][9]。しかし、このような状況は鉄道の実現に望ましくないと考えた仙台側と山形側の双方が、1919年大正8年)に誘致運動を一旦白紙化した上で一元化することを決めた[8]。仙山線の計画が進まない一方で、宮城県と山形県を結ぶ初の鉄路として陸羽東線1917年(大正6年)に開通した[7][新聞 1]

1922年(大正11年)4月11日に公布・施行された(改正)鉄道敷設法別表第20号に仙山線は規定され、12月27日より始まった第46回帝国議会で承認されて1923年(大正12年)の着工が決定された[10][11]。しかしこの年の9月1日、関東地震関東大震災)が発生した。この震災の復興を優先するために、政府は重要路線を選別した上で鉄道の建設を続けることを決めた。仙山線建設の望みは薄いとも考えられたが、1925年度(大正14年度)からの着工が改めて決まった[12]1927年(昭和2年)頃の仙台市および近郊地図。地図の上部に建設中の仙山東線が実線で図示されている。既設の東北本線から分岐し、当時の仙台市街地を避けて宮城郡原ノ町や同郡七北田村荒巻を通っている。これらの鉄道の他には仙台軌道宮城電気鉄道秋保軌道仙台市電が見える。

仙山線の建設は1926年(大正15年)4月に宮城県側から始まった。1929年昭和4年)に仙山東線(せんざんとうせん)として仙台駅 - 愛子駅間が開業し、1931年(昭和6年)には作並駅まで路線が延びた[6]。この区間においては仙台市北部の新設駅の場所を巡って論争が起きた[6]。また、この間、濱口内閣によって熊ヶ根、奥新川、山形の各工区の工事が中止させられるという一幕があった[13]


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