仙台第一生命タワービルディング
[Wikipedia|▼Menu]

仙台第一生命タワービルディング
2007年11月撮影。写真左がタワービル。写真右は(旧)仙南交通バスセンター跡地に建てられた小田急仙台ビル
施設情報
所在地宮城県仙台市青葉区一番町4丁目6番1号
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯38度15分51秒 東経140度52分19.4秒 / 北緯38.26417度 東経140.872056度 / 38.26417; 140.872056
状態完成
建設期間1983年昭和58年)6月[1] - 1985年(昭和60年)5月
用途オフィス
地上高
屋上90.3m
各種諸元
階数地上21階・地下2階
延床面積55,540.10
エレベーター数高層用4基、低層用4基、非常用2基
関連企業
設計竹中工務店
施工竹中工務店・日本建設共同企業体
所有者第一生命保険株式会社
テンプレートを表示

仙台第一生命タワービルディング(せんだいだいいちせいめいタワービルディング)は、宮城県仙台市青葉区一番町にある超高層ビルである。東二番丁通りに面して建っている。市民からは「仙台第一生命タワービル」または「タワービル」と呼ばれている。以下、タワービルと記載する。
概要

タワービルは仙台市立病院跡地の再開発であり[2]、東を東二番丁通り国道4号)、北を市道区画街路南58号線[3]、西を三越通り(または1.5番町[4]、南を森徳横丁[5] で囲まれる区画のうち、北東と北西の角地部分を除いた区画のほとんどを占有して建つ。仙台市立病院が建つ前は仙台地裁があった。

タワービル完成前の仙台市都心部にあった高層ビルは、高い方から、
住友生命仙台ビル (67.4m、地上18階。1975年竣工)

七十七銀行本店ビル (64.5m、地上14階。1977年竣工)

仙台第2合同庁舎 (62.7m、地上15階。1973年竣工)

であった。ここに1985年(昭和60年)5月、タワービルは従来の60m級から20m以上も高く、東北地方では最も高い90m級・地上21階建ての超高層ビルとして完成した。また、10年振りに仙台市内の最高層ビルの地位も入れ替わったため、円高不況期(1983年 - 1986年)だった当時において仙台市民から注目を集め、展望台の無いオフィスビルであったにもかかわらず、タワービルの最上階には見物客が集まった。

プラザ合意1985年9月22日)後のバブル景気期になると、1987年(昭和62年)のNHK大河ドラマ独眼竜政宗』の放送で仙台には観光客が大量に押し寄せ、同年7月15日東北初の地下鉄である仙台市営地下鉄南北線が開業し、大きく社会増が起きる中の1989年(平成元年)4月1日には仙台市が東北初の政令指定都市となる。この政令市化に合わせて、

仙台ターミナルホテル(86m、地上21階、1988年6月)

住友生命仙台中央ビル (SS30) (143.0m、地上31階。1989年2月)

宮城県庁舎(89.8m、地上18階。1989年5月)

などが建った。140mを超えるSS30の登場により高層ビル東北1位の座を明け渡したが、バブルの最中のタワービルは、最上階の会員制高級クラブを初めとして、仙台のランドマークとなっていた。
ギャラリー

仙台第2合同庁舎

七十七銀行本店

周辺宮城県庁舎最上階から見た当ビルおよびその周辺(2009年7月)

タワービルの西側の三越通り1.5番町)沿いは周辺と合わせて東一市場と呼ばれ、百貨店仙台三越繁華街一番町、および、タワービルが建つ前に当地にあった大規模病院の仙台市立病院に囲まれて発達した横丁である。現在は飲食店が多いが、踊る方のクラブが1軒、風俗店が1軒程度ある。

森徳横丁沿いも現在は飲食店ビルが並んでいる。森徳横丁と広瀬通りを繋ぐ部分の1.5番町は、仙台中央警察署の裏手ながら、仙台市立病院があった時代からの風俗街であったが、現在はほとんどなくなってしまった。

タワービルと森徳横丁を挟んで向かい側の東二番丁との角地には仙台中央警察署があったが、跡地に「東二番丁スクエア[6]」(68.3m、地上14階、2008年7月竣工予定)が落成した。仙台中央警察署が建っていた土地は、江戸時代に仙台藩医学校(医学館とも言った。東北大学医学部の源流)、および、青柳文庫(日本初の公開図書館)、明治期に官立宮城外国語学校(後に県立仙台中学校)、その後は憲兵隊の在所となって、戦後に仙台中央警察署となった場所である。

タワービルと東二番丁を挟んで向かい側にはルナール仙台(65m、地上14階。1998年2月完成)が建ち、「東二番丁スクエア」と東二番丁を挟んで向かい側(タワービルの斜向かい)には「仙台本町三井ビルディング[7]」(81.5m、地上18階、2008年12月竣工)が建っている。
アクセス

仙台市地下鉄南北線勾当台公園駅(または広瀬通駅

仙台市営バスおよび宮城交通:商工会議所前バス停

地下駐車場:231台

その他

屋上に
NHK仙台放送局の情報カメラがある。

屋上にラジオ3送信所がある。送信施設については、下記に記述する。

送信施設概要

放送局名コールサイン
及び中継局名周波数空中線電力ERP放送対象地域放送区域内世帯数開局日
仙台シティエフエム
愛称「ラジオ3(スリー)」JOZZ2ABH-FM76.2 MHz20W43W青葉区と一部周辺地域約-世帯1996年2月21日

脚注[脚注の使い方]^ 「東北一のノッポビル -仙台第一生命タワービルが完成」『河北新報』1985年5月28日付朝刊、第12版、第3面。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:31 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef