仙人_(小説)
[Wikipedia|▼Menu]

仙人
作者
芥川龍之介
日本
言語日本語
ジャンル短編小説
初出情報
初出『新思潮』1916年8月
ウィキポータル 文学 ポータル 書物
テンプレートを表示

「仙人」は1916年大正5年)8月に芥川龍之介によって書かれた短編小説。また、芥川の短編の中でも「犬と笛」、「白」、「杜子春」などと並んで、特に童話文学に分類される。
あらすじ

大阪の町へ奉公に来た権助が口入れ屋に仙人になりたいと申し出たところ、ある狡猾な医者夫婦のところで給金1文無しの奉公を二十年間することになった。二十年経ち、仙術など知らない医者の女房は権助に「庭にある松に登って、両手を離さないと仙人にはなれない」と無理難題を押し付ける。ところが不思議なことに権助は木から落ちずに「おかげさまで仙人になれました」と言って空へ階段でも登るように一段ずつ登っていく。
テレビドラマ

本作を原作とするテレビドラマが、1991年9月5日の『世にも奇妙な物語』(フジテレビ系列)で放送された。詳細は「世にも奇妙な物語の放映作品一覧#1991年(第2シリーズ)」を参照
もう一つの「仙人」

芥川龍之介は「仙人」という表題の作品を大正4年(1915年)にも書いている。[1]ただし、こちらの「仙人」では、人間の生活苦がテーマとなっており、児童文学としての趣はない。
脚注^ 武藤清吾『芥川龍之介の童話?神秘と自己像幻視の物語 (広島経済大学研究双書 第 41冊)』翰林書房、2014年版、136頁 参照

外部リンク

『仙人』:新字新仮名 - 青空文庫










芥川龍之介の作品
短編小説

老年 - 羅生門 - - 芋粥 - 手巾 - 煙草と悪魔 - さまよえる猶太人 - 戯作三昧 - - 道祖問答 - 偸盗 - 蜘蛛の糸 - 地獄変 - 奉教人の死 - 枯野抄 - るしへる - 犬と笛 - きりしとほろ上人伝 - 魔術 - 蜜柑 - 舞踏会 - - 南京の基督 - 杜子春 - アグニの神 - 藪の中 - 神神の微笑 - 将軍 - 報恩記 - トロツコ - 魚河岸 - おぎん - 仙人 - 六の宮の姫君 - 漱石山房の冬 - 猿蟹合戦 - 雛 - おしの - あばばばば - 糸女覚え書 - 保吉の手帳から - 一塊の土 - 大導寺信輔の半生 - 点鬼簿 - 玄鶴山房 - 蜃気楼 - 河童 - 誘惑 - 浅草公園 - 歯車 - 或阿呆の一生
長編小説

邪宗門 - 路上
その他

三つの宝(戯曲) - 侏儒の言葉(随筆) - 文芸的な、余りに文芸的な(評論) - 西方の人 - 続西方の人 - 八宝飯(随筆)
関連項目

芥川龍之介賞 - 芥川文 - 芥川比呂志 - 芥川多加志 - 芥川也寸志
関連カテゴリ

芥川龍之介 - 小説 - 原作映画作品










世にも奇妙な物語
関連人物

ストーリーテラー

タモリ - 斉木しげる(『奇妙な出来事』時) - 小原雅人(『ラジオの特別編』時)
特記脚本・演出家

落合正幸 - 星護 - 小椋久雄 - 鈴木雅之 - 植田泰史 - 君塚良一 - 高山直也 - 戸田山雅司 - 北川悦吏子


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:34 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef