小学館主催「大辞泉が選ぶ新語大賞」あるいは「Word of the Year」とは異なります。
今年の新語(ことしのしんご)は、三省堂の主催によって選定される各年を代表する新語を決定し公表するキャンペーン。正式名称は「三省堂 辞書を編む人が選ぶ 今年の新語(西暦年)」。2014年に三省堂の辞書編集者を務める飯間浩明が個人ウェブサイトとTwitterにて一般募集し選定・発表した「 ⇒今年からの新語」企画をもとに、同企画の反響を受け翌2015年から三省堂主催で始まったもので[1][2]、一般からの応募をもとに三省堂で辞書の編纂にあたる編集者らの選考委員が選考する。 選考に際しては、その年に誕生したかに限定せずその年に広まった言葉であることや、その年限りではなく今後定着し、辞書に載せてもおかしくない言葉であることが考慮されている[3][4][5][6]。また、本キャンペーンと同様に新語も扱う「ユーキャン新語・流行語大賞」と近似しないよう独自性を持った選考を心がけている[2]。 候補となる言葉として、公式サイトでは2018年の選出単語を元に、以下のような具体例が示されている[7]。 毎回上位10語と選外を選定し、上位10語に選定された新語は選定委員会に参加している三省堂が発行する国語辞典の各スタイルに合わせた語釈文を添えて発表され[注 1]、選外には大きな話題を集めたものの選考の結果辞書に載せるにふさわしくないと判断された新語が取り上げられ、選評ページにて不採用理由が掲載される。 飯間浩明の個人ウェブサイト企画として実施。 順位語彙 次点 - 壁ドン 順位語彙 [8] [6] [9] 順位語彙 [10] 順位語彙 [11][12] 順位語彙 [13] 順位語彙
選考基準
「今年特に広まった」と感じられる言葉(今年誕生したかどうかは問わない) - 「尊い」「寄せる」「ブラックアウト」
自分自身や周りの人が、普段の会話やSNSなどでよく使うようになった言葉 - 「ばえる」「モヤる」「肉肉しい」
流行語や時事用語、 新しい文物でも構わない - 「VTuber」「マイクロプラスチック」「スーパー台風」
各年の「今年の新語」
2014年「今年からの新語」
1位ワンチャン
2位それな
3位あーね
4位安定の
5位自撮り
6位プロジェクションマッピング
7位NISA
8位危険ドラッグ
9位?み
10位ぽんこつ
2015年
大賞じわる
2位マイナンバー
3位LGBT
4位インバウンド
5位ドローン
6位着圧
7位言(ゆ)うて
8位爆音
9位刺さる
10位斜め上
選外 - とりま、エンブレム
2016年
7位VR
8位食レポ
9位エゴサ
10位パリピ
選外 - 神ってる、チャレンジ、IoT
2017年
9位イキる
10位きゅんきゅん
選外 - 卍、プレミアムフライデー、熱盛
2018年
大賞ばえる(映える)
2位モヤる
3位分かりみ
4位尊い
5位VTuber
6位肉肉しい
7位マイクロプラスチック
8位寄せる
9位スーパー台風
10位ブラックアウト
選外 - そだねー、半端ないって
2019年
大賞?ペイ
2位にわか
3位煽り運転
4位反社
5位サブスク
6位電凸
7位カスハラ
8位垂直避難
9位置き配
10位ASMR
選外 - タピる、ワンチーム
特別賞 - 令和
2020年
大賞ぴえん
2位○○警察
3位密
4位リモート
5位マンスプレイニング
6位優勝
7位ごりごり
8位まである
9位グランピング
10位チバニアン
選外(コロナ枠) - ソーシャルディスタンス、ステイホーム、クラスター、アマビエ、ロックダウン、手指
2021年
大賞チルい
2位○○ガチャ
3位マリトッツォ
4位投げ銭
5位人流
6位ウェビナー
7位ギグワーク
8位更問い
9位おうち○○
10位Z世代
選外 - じゃないほう、鼻マスク、黙食
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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