人間なんて
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『よしだたくろう 人間なんて』
よしだたくろうスタジオ・アルバム
リリース1971年11月20日
ジャンルフォークソング
レーベルエレックレコード
プロデュース吉田拓郎
チャート最高順位


25位(オリコン

よしだたくろう アルバム 年表

よしだたくろう オン・ステージ ともだち
1971年)人間なんて
(1971年)元気です。
1972年


『人間なんて』収録のシングル

結婚しようよ
リリース: 1972年1月21日

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『人間なんて』(にんげんなんて)は、1971年11月20日に吉田拓郎(当時はよしだたくろう)がリリースしたオリジナル・アルバムである。
解説

エレックからの最後のリリースとなるこのアルバムは、プロデューサーを拓郎自身が務め、ディレクター加藤和彦木田高介、またアレンジャーや参加ミュージシャン小室等遠藤賢司松任谷正隆林立夫(後にティン・パン・アレーに参加)、小原礼(後にサディスティック・ミカ・バンドに加入)など、この後日本ロック&ポップスの礎を築くことになるミュージシャンを起用した。

ジャケットは当時本人が住んでいた杉並区アパートの階段で撮影された。

収録曲の「花嫁になる君に」は後に黄金コンビと呼ばれることになる作詞家・岡本おさみとの第1作である[1]

拓郎はエレック時代のレコードは弱小会社で、スタジオが取れなかったり、自分やバックがミスしたり、アレンジが良くなかったりで内容は悪いと話している[2]

拓郎人気を不動のものにした「フォーク」そのものの代表的アルバム[3]

収録曲

作詞・作曲:
よしだたくろう(特記以外)

人間なんてライブでは長時間演奏される曲だがこちらは弾き語りで2分ほどである。また1975年つま恋、1979年篠島で行われたオールナイトコンサートのラストナンバーでもある[4]1991年MICAがカバーし、とらばーゆのCMソングに採用され、30万枚のヒットとなる。

結婚しようよ

ある雨の日の情景作詞:伊庭啓子 補作詞:よしだたくろう「結婚しようよ」のB面曲。

ワシらのフォーク村

自殺の詩『メモリアルヒット曲集 '70 真夏の青春』に収録された曲のリメイク。

花嫁になる君に作詞:岡本おさみ

たくろうチャン

どうしてこんなに悲しいんだろう当時拓郎は高円寺妙法寺横のアパートに住んでいて[5]、新宿で飲んで帰って、ジェームス・ブラウンバラードを聴いていたら、妙にしんみりした夜で、無性に染み入る曲を書きたくなってギターを手に取ったら、その頃ハマっていたコード進行で一気に書けたという[5]1976年のアルバム『明日に向って走れ』にリメイクバージョンが収録されている。

笑えさとりし人ヨ

やっと気づいて

川の流れの如く

ふるさと

参加ミュージシャン

プロデューサー:
吉田拓郎

ディレクター:加藤和彦木田高介

アレンジャー:加藤和彦、木田高介、小室等遠藤賢司



加藤和彦

結婚しようよ/リードギター・ボルトネックギター

わしらのフォーク村/ボルトネックギター

自殺の詩/ギター

どうしてこんなに悲しいんだろう/ギター



林立夫

結婚しようよ/パーカッション

わしらのフォーク村/ドラム

自殺の詩/ドラム・パーカッション



伊藤保夫

結婚しようよ/エレクトリックベース

わしらのフォーク村/エレクトリックベース

どうしてこんなに悲しいんだろう/エレクトリックベース



小原礼

自殺の詩/エレクトリックベース



菅節和

自殺の詩/ハーモニウム



松任谷正隆

結婚しようよ/バンジョー・ハーモニウム

わしらのフォーク村/バンジョー

どうしてこんなに悲しいんだろう/ピアノ・オルガン



小室等

ある雨の日の情景/12弦ギター

花嫁になる君に/12弦ギター



木田高介とア・リトル・モア・ヘック

笑えさとりし人ヨ

やっと気づいて

川の流れの如く

ふるさと



遠藤賢司

たくろうチャン/ハーモニカ



井口喜典

ある雨の日の情景/コーラス



田辺和博

ある雨の日の情景/コーラス

たくろうチャン/リードギター



ピピ&コット

ある雨の日の情景/コーラス

ふるさと/コーラス



伊藤明夫

わしらのフォーク村/リードボーカル

ふるさと/コーラス



川野寿男

ふるさと/コーラス



受容

歌手の中村雅俊は、若いころ吉田の歌をよく聞いていたとリアルサウンドとのインタビューの中で話しており、最も魅力的な楽曲として「人間なんて」を挙げている[6]。当時のライブにおける吉田のパフォーマンスについて「歌ってるときはガラガラ声なんだけど、それでもやっぱりガーッと歌い続ける姿だとか、ああいうのはちょっと打たれたりしますね。」と話している[6]。中村にインタビューした小野島大はサビの部分を延々と歌うところが一種のトランス状態にあるのではないかと指摘しており、中村も酔っぱらった時にあのような感じになると答えたうえで、「あの止まらない感じが、不思議な連帯感と感動を呼んで。」と話している[6]
脚注・出典^ 昭和フォーク&ロック音楽堂、中村よお、青幻舎、2008年、p53
^ ニューミュージック・マガジン、1972年6月号、p83
^ ラヴ・ジェネレーション1966-1979 新版 日本ロック&フォーク・アルバム大全、田口史人・湯浅学北中正和監修、音楽之友社、2000年、p259
^ “吉田拓郎、夏のライブの主人公 「伝説」の最終章が始まる”. J-CAST トレンド (2018年8月7日). 2021年11月18日閲覧。
^ a b 「ロングインタビュー 吉田拓郎 すべてを語る」『AERA in FOLK あれは、ロックな春だった!』朝日新聞社、2006年4月1日、40-45頁。 
^ a b c “中村雅俊が明かす、歌と芝居に通じる表現の核「いろんなファクターがそろって形成されていくもの」”. Real Sound|リアルサウンド (2018年12月22日). 2021年11月18日閲覧。

関連項目

1971年の音楽










吉田拓郎
シングル

1.イメージの詩 - 2.青春の詩 - 3.今日までそして明日から - 4.結婚しようよ - 5.旅の宿 - 6.おきざりにした悲しみは - 7.伽草子 - 8.金曜日の朝 - 9.シンシアよしだたくろうかまやつひろし) - 10.となりの町のお嬢さん - 11.明日に向って走れ - 12.たえこMY LOVE - 13.もうすぐ帰るよ - 14.カンパリソーダとフライドポテト - 15.舞姫 - 16.流星 - 17.春を待つ手紙 - 18.あの娘といい気分 - 19.いつか夜の雨が - 20.元気です - 21.サマーピープル - 22.サマータイムブルースが聴こえる - 23.唇をかみしめて - 24.あいつの部屋には男がいる - 25.I'm In Love - 26.旧友再会フォーエバーヤング - 27.ふざけんなよ - 28.風をみたか - 29.ジャスト・ア・RONIN(吉田拓郎・加藤和彦) - 30.すなおになれば - 31.夏休み - 32.落陽 - 33.俺を許してくれ - 34.男達の詩 - 35.友あり - 36.吉田町の唄 - 37.たどり着いたらいつも雨降り - 38.純情(吉田拓郎 & 加藤和彦) - 39.恩師よ/まだ見ぬ朝 - 40.決断の時 - 41.マスターの独り言 - 42.君のスピードで/とんと御無沙汰 - 43.遥かなる - 44.心の破片 - 45.蒼い夏 - 46.気持ちだよ - 47.トワイライト - 48.いくつになっても happy birthday - 49.家へ帰ろう/襟裳岬 - 50.純/流星2003/ホームラン・ブギ2003
配信

That's it やったね - 慕情

アルバム

オリジナル

1.よしだたくろう 青春の詩 - 2.よしだたくろう 人間なんて - 3.元気です。 - 4.伽草子 - 5.今はまだ人生を語らず - 6.明日に向って走れ - 7.ぷらいべえと - 8.大いなる人 - 9.ローリング30 - 10.Shangri-La - 11.アジアの片隅で - 12.無人島で…。


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