人身攻撃
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この項目では、論理学における論理的な誤りについて説明しています。一般的な意味については「個人攻撃」をご覧ください。

ウィキペディアにおける人身攻撃については、「Wikipedia:個人攻撃をしない」をご覧ください。
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出典検索?: "人身攻撃" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2015年3月)
グレアムの反論のヒエラルキー

人身攻撃(じんしんこうげき、ラテン語: ad hominem、argumentum ad hominem)は、ある論証や事実の主張に対して、その主張自体に具体的に反論するのではなく、主張した人の個性や信念を攻撃すること、またそのような論法[1]。論点をすりかえる作用をもたらす。人格攻撃論法ともいわれる[1]。論理性や合理性を持って判断するクリティカル・シンキングにおける論理的な誤りである誤謬のひとつ[1]

対人論証 (ad hominem abusive) と呼ばれるものは、提案者の信用を失わせる目的で個人攻撃を行う場合を指す。また状況対人論証 (ad hominem circumstantial) と呼ばれるものは、提案者の置かれている状況について攻撃するもの、お前だって論法(ad hominem tu quoque)と呼ばれるものは、論証の提案者自身がその論証で非難されているような行動や振る舞いをしていると攻撃するものである。

人身攻撃は、論理的には論証の前提の真偽はそれを述べている人とは独立しているので、演繹的には妥当ではない。しかし、人身攻撃は三段論法的に述べられることは滅多になく、その評価は非形式論理の領域と証拠の理論で行われるべきものである[2]。証拠の信頼性は、目撃証言や専門家の証言などにおける証人の信頼性の評価に大きく依存する。例えば、目撃者が嘘をつく動機を持っているから信頼できないとか、専門家が実際にはその分野について深い知識を有さないといった反論は、法廷では大きな役割を果たすことがある。

人身攻撃は、権威に訴える論証の逆である。権威に訴える論証では、論証者の権威、知識、地位などがその論証の真偽の基礎となる。人身攻撃は逆に、論証者が主張する権威/知識/地位を持っていないことを攻撃したり、論証者が過去に同様な誤りを犯したことに注目させる。しかし、それが無謬の反論とはならない。
形式的誤謬としての人身攻撃[ソースを編集]

人身攻撃が誤謬である場合、次のような基本的形式を持つ。A という人が X と主張するA について何らかの疑惑/問題/いかがわしい点がある従って、X という主張は偽である

例えば、次のような例がある。ナチス・ドイツ優生学を利用していたナチスは悪い集団であるしたがって、優生学は悪い考え方である

人身攻撃は、論理学批判的思考でよく取り上げられる誤謬である(ナチスと優生学の例は正しいように思えるかもしれないが、「ジョージ・ワシントン奴隷を所有していた」「ワシントンは偉大な人物だ」「よって奴隷制度は正しい」という主張と論理的に同一のものである)。この誤謬やそれに基づいた告発は、実際の会話でよく見られる。人間の脳がパターンを認識する性質のため、修辞学の技法としては強力である。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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